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Last-modified: 2009-03-17 (火) 20:28:40

296 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:36:52 ID:CsAxk//E

潔白の証明 2nd Season  終章 救い

―ディークが力なく振り向くと、そこには仮面をかぶり、マントを羽織った人物が立っていた。
ディーク 「誰だ、アンタ?」
M    「私はスターロード・M。あなたに救いをもたらすものです」
ディーク 「宗教の勧誘か?悪いがおれは神は信じねえもんでな」
M    「いいえ、神などのような漠然で抽象的なものではあなたは救えません、私はもっと具体的な事実を示します」
ディーク 「具体的な事実?」
M    「はい、ではしばらくお眠り下さい(剣を掲げる)」
ディーク 「・・・な・・・なんだ?(その場に倒れる)」

―ディークが気がつくとそこは何もない真っ白な空間だった。
ディーク 「な、なんだ、どこだ、ここは?」

―そのとき突然、ディークの前に1人の中年男性が現れた。男性にはディークが見えておらず、手に持ったの写真を凝視している。
ダーレン 「ハァハァ・・・プリシラたんテラカワユス・・・」
ディーク 「な、こいつこんな中年のくせに16歳の少女に萌えてやがる!!」

―中年男性が消えると、次に長髪の青年と少女が現れた。
デイジー 「だぁ~れだ?」
シャナン 「・・・ハァハァ、デイジーたんの体柔らかい・・・今日は体洗えない」
ディーク 「こいつはイザークのシャナン?ヤツもロリコンだったのか!?」

―シャナンが消えると、次々と現れてきた。
ゼト   「王族である者は常に、臣下には等しく接さねばなりません。(中略)それができぬ者に、王である資格はないのです」
エイリーク「わかりました・・・ゼト・・・あなたの言う通りです。私は王女であることを忘れ、浮かれてしまっていたようです。どうか許してください。」
ゼト   (落ち込んだエイリークも可愛いなあ・・・いますぐ抱きしめてあげたいよ
戦いが終わったら私の嫁にしてあげるからそれまで待っててね。私だけの可愛いエイリーク)
ディーク 「ちきしょう、こんなに偉そうなこと言っておきながら、結局最後にはモノにする気満々じゃねえか、このムッツリロリコンが!!」

シグルーン「ああ、サナキ様・・・なんて可愛らしい・・・ハァハァ」
ディーク 「な!?こいつ、女でロリコンかよ!!」

ニノ   「ジャファルの好きにすれば、いいよ。あたし、抵抗しないからラクにやれるよ」
ジャファル(ヤレる・・・ハァハァ)
ディーク 「『やれる』の意味が違えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

297 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:38:03 ID:CsAxk//E
―周りの人物が消え、Mが現れる。
M    「いかがでしたか?」
ディーク 「ちきしょう、どいつもこいつもガキの女にハァハァしやがって!!紋章町はロリコンだらけかよ!!」
M    「いかにも。しかし、今、あなたは心の奥で安らぎを感じているはずですが」
ディーク 「な・・・確かに、さっきより気が楽だ・・・」
M    「それはあなたと同じ人種がこの町に大勢いることを知り、孤独から解放されたからです」
ディーク 「孤独から・・・解放・・・?」
M    「少女を愛する人間は自分だけではないか、そういった孤独があなたの心を暗く重くしたのです。
しかし今はどうですか?孤独を感じますか?」
ディーク 「いや・・・おれ以外にもロリコンがたくさんいると知って、気が楽になった」
M    「気づいてくれましたか!!そう、(ディークの手を握り)あ な た は 1 人 じ ゃ な い の で す」
ディーク 「そうか、おれは1人じゃないんだな!!助かった、礼を言う」
M    「それではあなたをさらなる安らぎへと導いてあげましょう」
ディーク 「何!?」

―Mの隣に1人の青年と3人の少女が現れる。
エフラム 「さあ、チキ、ファ、ミルラ・・・今日は一緒にお医者さんごっこをしよう、俺が医者、お前達が患者だ」
竜族3人娘「わーい」
エフラム 「いい子だ、早速診察を始めよう。皆、服を脱いで」
竜族3人娘「はーい」
ディーク 「な、おい、いいのかよ、こんなことして!!?」
M    「彼の名はエフラム、見ての通りロリコンです。しかし、あなたとは決定的に違うはずです。あなたはここにいる少女達に欲求を抱きますか?」
ディーク 「んなわけねえだろ!!いくらなんでも年齢が低すぎだ。こいつら少女というより幼女じゃねえか、年齢二桁危ねえだろ!!」
M    「しかし、このエフラムは何ら躊躇もなく、10歳以下の少女に欲情しています」
ディーク 「く・・・なんて男だ」

―新たに1人の少女が現れ、エフラムの話しかけた。
アメリア 「エフラムさん、あの・・・」
エフラム 「目障りだ、消えろ」
アメリア 「え、でも槍を教えてくれる約束じゃ・・・」
エフラム 「そんなものは知らん、汚らわしい、近寄るな」
アメリア 「ひどい・・・」
ディーク 「お、おい、なんでこの子には冷たいんだよ?この男はロリコンじゃないのか?」
M    「この少女はアメリアといいますが、彼女はエフラムからしてみれば育ちすぎなのです」
ディーク 「何ぃ!!?でもどう見たって少女だろうが」
M    「エフラムが欲情の対象となるのは『幼女』のみ、幼女が『少女』に変わった今、エフラムにとっては無価値なのです」
ディーク 「何だってーーー!!!」
M    「あなたが出会った少女、シャニーやリーンもエフラムにとっては無価値でしょう、おそらくこの男の目には彼女達は初老の女性に映っているはずです」
ディーク 「く・・・おれは散々悩んできたっていうのに・・・」
M    「ましてあなたが好意を寄せたリンディス!!見ての通り彼女は歳は15だが見た目は25!!
その巨乳は既に垂れ始めているとの噂さえある彼女など、エフラムの目には人間とすら映っていないでしょう」
ディーク 「なんて野郎だ!!」
M    「今エフラムが可愛がっている3人の幼女もいずれ成長してしまえば捨てられる運命にあるでしょう。事実、彼は多くの幼女を弄んでは捨ててきました」
ディーク 「この外道が、許せねえ!!」
M    「具体的に言えば、胸が膨らみ始めたらアウト!!この中で年長者のミルラは遅くとも1年以内には・・・この輪の中から消えているでしょう」
ディーク 「そ、そんな・・・嘘だろ・・・そこまでのロリコンなんているわけが・・・」
M    「悲しいことですが、これが現実、これが真実なのです」
ディーク 「ちきしょう・・・なんてことだ・・・」

298 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:38:47 ID:CsAxk//E
―エフラム達が消え、再びディークとMだけになる。
M    「いかがでしたか?」
ディーク 「エフラムとかいうヤツ、許せねえ!!もしも出会ったらおれが潰してやるぜ!!」
M    「お怒りはごもっともです・・・しかし、今、あなたは心の奥でさらなる安らぎを感じているはずですが」
ディーク 「・・・本当だ、もう全然気落ちしねえ、さっきまでが嘘みたいに心が軽やかだ!!」
M    「それはあなたより重度のロリコン存在を知ったからす」
ディーク 「おれより・・・重度の・・・?」
M    「少女を愛することは悪ではないか?自分は罪深い異常者ではないか?そういった罪悪感があなたの心を重く暗くしたのです。
しかし今はどうですか?罪悪感を感じますか?」
ディーク 「いや・・・おれよりもひどくて外道なロリコンがいると知って、気が楽になった」
M    「気づいてくれましたか!!そう、(ディークの手を握り)下 に は 下 が い る の で す」
ディーク 「そうか、エフラムに比べたら、おれは全然まともで正常だったんだな!!」
M    「ふふふ・・・そこに気づいていただければもうこの場にいる必要はありませんね、それでは元の世界に戻りましょう(剣を掲げる)」

―ディークが気がつくと、そこはMとであった場所の風景が並んでいた。
ディーク 「おれは・・・眠っていたのか?」
M    「はい、私が『ドリームの剣』であなたを眠らせました」
ディーク 「・・・ということは、あれも夢か・・・」
M    「そうです。しかし、あなたが夢見たことは紛れもない真実であることも確かです」
ディーク 「・・・ということは」
M    「『あなたはひとりじゃない』『下には下がいる』」
ディーク 「・・・・・・」
M    「この言葉も真実ですよ」
ディーク 「・・・・・・・・・ふ・・・ふふふ・・・ふ・・・あーはっはっはっはっはっは!!」

―ディークは笑った。
一連のロリコン騒動が起きて以来、笑顔の少ない彼であったが、このときは腹の底から大きな声を出し、心の底からの喜びを表し、大いに笑ったのだ。
M    「・・・苦しみは消えましたか?」
ディーク 「おう!!おかげで気分がすっきりしたぜ、そうだロリコンはおれは1人じゃねえし、さらなる外道もいる。悩むことなんかなかったんだな!!」
M    「そうです、胸を張って堂々と生きればいいのです」
ディーク 「ありがとうよ!!たしかにアンタはおれに救いをもたらしたぜ!!」
M    「それはそれは・・・」
ディーク 「この恩は一生忘れねえ!!おれにできることがあれば何でも言ってくれ!!」
M    「それではあなたの主に会わせて貰えますか?私は多くの人に救いをもたらしたいのです」
ディーク 「お安い御用だぜ!!早速旦那様にアンタのことを話してくるぜ」
M    「待ってください、もしまた何かお悩みがありましたら、ここにご連絡を(メモを渡す)」
ディーク 「何から何まですまねえな!!それじゃあ俺は行くぜ、今日は本当にありがとうよ」
M    「いえいえ、主の件はお忘れなきよう」
ディーク 「おう!!じゃあまたな!!」

―ディークは去っていった。ちなみに足取りはスキップである。
M    「・・・・・・ふふふ・・・」
マルス  「(仮面とマントをとる)計画通り!!これで仕込みは完璧だ!!
いやあ、ここまでくるのに苦労したよ、リーフからディークのことを聞いて、計画練って、『あの人』のもとに頼みに行って・・・
でもこれで仕込みは完璧、さあ、明日からもっと忙しくなるぞ。
それにしても、このドリームの剣はよくできてるなあ・・・剣で眠らせて好きなように夢を操れるなんて、応用が利く優れものだね。
耐久が2しかないのと、一本で決まった夢しか見せられないのが玉に瑕だけど。
ま、どうせあんな夢見せる相手なんかもういないし、下手に家に持ってかえって使われても困るからここで捨てちゃえ。
さ、明日の準備をしなくちゃな・・・とりあえず家に帰ろう」

299 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:39:47 ID:CsAxk//E
―マルスの手によりディークに救いがもたらされた。これ以降、ディークは己の性癖につき何ら恥じることも悩むこともなかった。
リグレ家に帰った彼は今までの苦悩が嘘であるかのように明るく振舞ったという。活力を取り戻した彼をリグレ家の者達は明るく迎えた。
傭兵ディークは、その後もリグレ家に使え、数々の武勲を立てた。多くのものが彼の力を欲したが、彼はリグレ家を離れようとはしなかったという。
なお、自らロリコンであることををカミングアウトするようになったため、シャニーだけは以前に比べ少々よそよそしくなったのはまた別の話である。

―ここに、ディークが己の潔白を証明する戦いは終わった。
しかし、物語はここで終わらない。マルスが岐路についたその後ろで・・・とある人物がドリームの剣を拾ったのだ。
???? 「見て見て、けんが落ちてるよ」
???? 「・・・誰かの落し物でしょうか」
???? 「・・・あの遠くで歩いているの、マルスのお兄ちゃんじゃない?」
???? 「ということはあいつの落し物か・・・仕方がない、俺が渡しておこう、さ、危ないから俺に渡しなさい」
???? 「ええー、やだあ!!えい(剣を振り回す)」
???? 「きゃあ、もう、危ないで・・・ふわぁぁぁ(その場に眠りこける)」
???? 「おい、大丈夫か?しっかりしろ・・・寝ているだけか・・・しかし・・・一体何故・・・」

―ルーテさんの研究室兼創作部屋
マルス  「いやあ、おかげで計画は大成功、無事リグレ家のコネクションを作るのに成功したよ」
ルーテ  「それはよかったですね」
マルス  「これもルーテさんの愛情チェッカー君とドリームの剣のおかげさ」
ルーテ  「はじめあなたに、ある人物をロリコンだと証明する機械と、他人に思い通りの夢を見させる機械を作れと頼まれた時には何かと思いましたが、こういうことでしたか。
それにしても随分回りくどい作戦でしたね」
マルス  「リグレ家って、当主はともかく息子のスナイパー(笑)がしっかり者でね。仕事関係の話だと、信用ある人間としか会ってくれないんだよ。
今度の仕手ではリグレ家の内部情報が不可欠だっていうのにさ・・・」
ルーテ  「経営者としては当然ですね」
マルス  「まったく、戦場じゃ銀の弓と宝玉とったら第二倉庫のヘタレだっていうのに」
ルーテ  「それで、クレインさんの信用ある人間と接触を図ったと・・・」
マルス  「そういうこと。リグレ家の傭兵ディークの話をリーフから聞いた時、たまたま我が家のロリコン兄さんが通りかかってね、今回の作戦を思いついたというわけさ。
一度ロリコンであるとはっきり示した後、それ以上のロリコンを見せれば必ず立ち直り、そのきっかけを作った僕を信用するってね」
ルーテ  「・・・まあそんなことよりも、約束のものを下さい」
マルス  「ああ、はいはい・・・これでいい」
ルーテ  「幻の『レオドア魔道大全』・・・確かに本物ですね」
マルス  「いやあ、僕の裏ルートでもものすごく入手に苦労したよ」
ルーテ  「100年前の時点で既に絶版になっているものですから・・・でも、おかげで私の蔵書398万3456冊目に加えることができます」
マルス  「・・・ねえ、そんな数の本、本当に全部読んでるの?」
ルーテ  「もちろんです、内容も9割は記憶しています。私、優秀ですから」
マルス  「・・・・・・まあいいや、明日から僕は仕手の準備に入る。ここまでくれば大もうけは確実だね」
ルーテ  「そうですか、がんばってください」
マルス  「また何かあったら協力頼むね」
ルーテ  「報酬はありますか?」
マルス  「もちろん、古文書でもレアアイテムでも僕の裏ルートなら楽勝さ」
ルーテ  「それなら協力しましょう、世の中ギブ&テイクです」
マルス  「ぬしも悪よのぉ・・・」

―マルスが立ち去ろうとしたその時、ルーテの腕の愛情チェッカー君の音が鳴った。
ルーテ  「・・・あれ・・・なんでしょう?」
ピピピ・・・【エフラム】→【マルス】 <殺 意>
ルーテ  「おかしいですね、そんな感情をインプットした覚えはないのですが・・・」
マルス  「・・・・・・・・・」

300 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:40:50 ID:CsAxk//E
―マルスが後ろを振り向くと、そこにはジークムントを片手にエフラムが立っていた。
マルス  「・・・あ、あれーおにいさま、こんなところであうなんてきぐうですねー。ごきげんはいかがですか?」
エフラム 「・・・マルス、お前にしては詰めが甘かったな。証拠は完全に隠滅する、悪事の鉄則をお前は怠ったんだ」
マルス  「え?まさか?」
エフラム 「お前が剣を捨てた場所、あれはミルラ達の遊び場でな。お前が剣を捨てた後、ファがそれを拾ったんだよ」
マルス  「な、何だってーーー!!」
エフラム 「チキが遠くでお前を見つけてな・・・お前の落し物だと思って俺が預かろうとした時、ファが剣を振って、いきなりミルラが眠ってしまったわけだ。
・・・あとは・・・わかるな・・・・」
マルス  「え、えーボクこどもだからわかんなーい」
エフラム 「目覚めた瞬間ミルラが大泣きして俺に問い詰めるんだ。『わたし、あと1年で捨てられるんですか!!?』ってな。宥めるのに苦労したぞ」
マルス  「それはたいへんでしたね」
エフラム 「剣の柄にはご丁寧にも『Lute』のロゴがあったからここに来てみれば・・・お前達は悪代官と越後屋のごとく自分の悪事をベラベラと・・・」
マルス  「あ、あはははは・・・ほら、そういうお約束って大事だよね」
エフラム 「夢の内容もミルラから聞いた、何でも俺は少女にすら興味のない外道ロリコンらしいな」
マルス  「あ、あはははは・・・やだなあ・・・冗談に決まってるじゃないですか」
エフラム 「お前ははっきりと『真実』と言ったらしいが・・・」
マルス  「え・・・えっとですね・・・」
エフラム 「・・・覚悟はいいな?」
マルス  「ちょ、お兄様、落ち着いてください」
ルーテ  「・・・お取込中らしいので、私は席を外します」
リン   「待ちなさい、逃がさないわよ」
ルーテ  「リンディスさん!!」
マルス  「あ、あらー、お姉様まで」
リン   「マルス~、誰が見た目は25ですって~?誰の乳が垂れ始めているですって~?」
マルス  「いや、それは、その・・・なんと言いますか・・・」
リン   「あなたの処刑はあと。まずはルーテさん、あなたからよ。この件に関してはあなたも同罪、わかっているわね・・・」
ルーテ  「ぼ、暴力はいけません」
リン   「暴力なんてふるわないわよ。むしろとっても気持ちいいことかもしれないわね」

―リンは大きく息を吸い込むと、こう叫んだ。
リン   「ええー、ルーテさんって、実は百合百合で、ヘザーさんが好きでしょうがなかったですってーーー!!」
ヘザー  「ルーテちゃんの好きなヘザーでーす」
ルーテ  「ど、どこから沸いたんですか、あなたは!?」
ヘザー  「あら、いつもマイペースなルーテちゃんがめずらしく慌てているわね」
リン   「それだけヘザーさんに会えたのが嬉しいんですよ」
ルーテ  「あ、あなたは何てことを!!」
ヘザー  「きゃ~~~~、ヘザーまいっちんぐう~!!ルーテちゃんごめんなさいね、今まであなたの気持ちに気づけなくて。
だからこれからは今までを取り戻すくらい、かわいがってあげるからね~」
リン   「どうぞ、お持ち帰りしてください」
ルーテ  「や、やめてください、私にはアスレイが!!」
ヘザー  「大丈夫よ、明日には男なんて置物にしか見えなくなっているから」
リン   「よかったわねー、百合モノの研究になるわよ」
ヘザー  「ああ、帰ったら何着せようかしら?メイド服?巫女装束?ネコミミも可愛いかも~じゃあお持ち帰り~」
ルーテ  「い、いやああああぁぁぁぁぁぁぁ」

301 名前:潔白の証明 2nd Season:2008/10/23(木) 02:41:46 ID:CsAxk//E
―ルーテを連れて何処かへと消えるヘザー。そして、リンはマルスの方を向いた。
リン   「さて、これで心置きなくお仕置きができるわね」
マルス  「えっと、お姉様がボクを愛してくれるんですか?やだなあ、KINSHINはシグルド兄さんが怒りますよ」
エフラム 「安心しろ、お前に対するお仕置きは至って王道・・・すなわち暴力だ」
リン   「さあて、どこからシメてやろうかしら」
エフラム 「ということで皆、そろそろ始めるぞ」

―エフラムが声をかけると、数人のものが部屋に入ってきた。
ダーレン・シャナン・ゼト・シグルーン・ジャファル(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・)
マルス  「ちょ・・・!!」
エフラム 「さて、始めるか」
リン   「言い残す言葉があれば聞いておくわ」
マルス  「僕が悪かったです、お願いします、許してください」
全員   「 問 答 無 用 」
マルス  「こ、この人でなしーーーーーーうぎゃああああああああああ」

―マルスに対するお仕置きは数十時間にわたった。
マルスの仕手は成功したものの、その収入はお仕置きの際に使ったバルキリーの杖数十回分の修理費のツケで全て使い果たしてしまったという。

潔白の証明 2nd Season 完