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Last-modified: 2008-10-19 (日) 14:00:44

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180 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/10/16(木) 19:31:44 ID:OibFfsVj
女神ユンヌの悪戯によって見た目と中身がごっちゃになってしまった兄弟達。
早いとこ元の身体に戻るべくマナフィ捕獲班になったマルス達は作戦会議を立てていた。

マルス   (セリス)「ではポケモンゲットの三箇条を言ってみよ」
エリウッド (シ)「一、体力を削ること」
セリス   (ミ)「二、状態異常にすること」
エイリーク(ンシア)「三、いいボールを使うこと………orz」
リーフ     「エ、エイリーク姉さん………考えようによっては今日一日は豊乳なんだからさ」
マルス   (セリス)「はい良くできました(無視)んで、体力を削るにも状態異常にするにもとりあえずは技を使わないと駄目なんだけど」
リーフ     「技?って言っても僕らポケモンとか持ってないし」
マルス   (セリス)「馬鹿だなぁ。僕らは自分たちで戦うゲームの主人公だろう?」
セリス   (ミ)「そうか、僕たち自身が技をだせばいいんだね!」
マルス   (セリス)「そう。というわけでポケモン図鑑でみんなの技を解析するから」
リーフ     「何、そんなことできるのそれ?」
マルス   (セリス)「うん。おっ、出た出たまずはリーフの技………」

リーフブレード 15/15 くさ
マジカルリーフ 20/20 くさ
はっぱカッタ- 25/25 くさ
こうごうせい   5/5  くさ

マルス   (セリス)「使えNEEEEEEEEEEE!!」
エリウッド (シ)「なんか………リーフっぽいのばっかだね」
マルス   (セリス)「なんで無駄にくさタイプの技ばっかりあるんだ?!しかも威力似たり寄ったりのばっかり!
         しかもこうごうせいって何だ?!そうやってお前はいつも回復してたのか!!」
リーフ     「ひ、酷い!!くさ技はみずタイプのマナフィに効果抜群なのに!!」
マルス   (セリス)「効果抜群の技なんか使ったら捕まえる前に倒してしまうだろーが!
         こういうのは今ひとつ技でジワジワチクチク削るのがベストなのに」
リーフ     「そ、そんなこと言うんだったらマルス兄さんの技を見せてもらうよ!」
マルス   (セリス)「あっ!いつのまに?!こらっ図鑑返せ!」
リーフ     「なになに………『あまえる』『メロメロ』『てんしのキッス』………m9(^Д^)」
マルス   (セリス)「ちちち違うッッ!!それは今僕がセリスの身体だからだよッッ!!」
セリス   (ミ)「うぅ………そう言われるとなんか恥ずかしいなぁ………」
マルス   (セリス)「そ、それよりセリスさぁ、その身体で魔法って使えそう?」
セリス   (ミ)「うん、なんか身体に魔力があふれてる感じ。さすがにミカヤ姉さん自身じゃないからフルには使えそうにないけど」
マルス   (セリス)「そうか、んじゃスリープの杖なんかも使えるかな?眠らせれば捕獲がかなり楽になるんだけど」
セリス   (ミ)「うーん………頑張ってみる!」
リーフ     「他の人の技はっと………おっ、エイリーク姉さん『みねうち』が使えるじゃん!」
エイリーク(ンシア)「あ、本当ですね。私今スキル【慈悲】を装備してることになってます」
マルス   (セリス)「それポケモンゲットには神スキルだよね。これで捕獲用の技は十分かな?」
エリウッド (シ)「あのぅ………僕の技は………?」
リーフ     「あ、(忘れてた………)待って今調べるから」

くどく --/-- ノーマル

リーフ     「くどく?どくどくじゃなくて?」
マルス   (セリス)「なんじゃそら、そんな技聞いたことないなぁ。ちょっとエリウッド兄さん使ってみてよ」
エリウッド (シ)「あ、うん。
         ……………… 神 よ 、 も し 私 た ち の 愛 が 罪 だ と 」
リーフ     「うげっ、これは!!」
マルス   (セリス)「兄さんもういい止めてこれ」
エリウッド (シ)「 私 は 誓 う ! た と え こ の 身 が 切 り 刻 ま れ よ う と
         ……………ご、ごめん!止まらないんだこれ!! 君 に キ ス で き な (ry 」
リーフ     「はぁ………これ終わるまで聞かされるのかな」
マルス   (セリス)「シグルド兄さんこんないらんスキルばっか身体に残していきやがって」
181 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/16(木) 19:33:01 ID:OibFfsVj
その頃ヘクトルは丁度グレイル工務店が見える距離まで歩いてきたところであった。
家から大した距離ではなかったがそこに来るまでに今の自分は兄アイクであることを改めて実感する。
歩いてるだけで違う。まず贅肉が揺れない………じゃねーよ!元々揺れねーよ!
普段自分が道を歩いてるとそのガタイのせいかそれとも尾ひれの付いた悪評のせいかちびっこたちが泣く、逃げる。
そのことでセリスが「ヘクトル兄さんは本当は優しい人なのに………」と心を痛めてくれたこともあった。
まぁそんなことは慣れているし気にしないからいいのだが、問題は逆にやたら絡んでくる連中だ。
山賊だか海賊だかのゴロツキに喧嘩を売られることもまた多いのだ。
番長ぶってて気にくわないとか目つきが悪いとかほとんどいちゃもんな理由で絡んでくる連中ばかり。
数秒でカタはつくのだがこちとらいちいち相手をしていられるほど暇ではないし正直面倒臭いと常々思っていた。
それがアイクの身体になった今は――

「ひぃぃぃぃぃぃ!!すんませんすんませんもう悪いことしません!!だから命だけはご勘弁をー!!」

これである。ちびっこではなくいかついゴロツキ連中が泣く、逃げる、腰を抜かす。
チラッと横目で見ただけなんですけど。
そしてその後それに絡まれていたらしき少女に(何もしてないのに)お礼を言われ頬を染められる。
恐るべき紋章町最上位ブラックリスト人物、恐るべきフラグ立て名人。
それに今なっているということを実感するとそれらしく振る舞えるかというプレッシャーがのしかかってきた。
(アイク兄貴が斧も達人級で助かったぜ……俺も剣は使えなくもないが到底兄貴のようってわけにはいかねぇからな)
そう思いながら手にしたアルマーズを強く握りしめる。
(それにしても兄貴の奴なんでまたこんなもの………)
肩にかけた工具の入った鞄の中には【天敵/竜】の書が入っていた。

アイク   (エイ)「お前の実力を疑うわけではないんだが………一応これを持って行け。念のためだ」

(一体工務店で何するのか知らねーが、竜なんかこのアルマーズがあれば楽勝だっつーの)
そう、自分だって斧はかなりのものなんだ。斧だけ使ってればまぁ今日一日くらいなんとかなるだろう。
そんな風に考えてだんだんと楽観的になってきたところで工務店にようやく着いた。
一見するとボロいがなかなか大きく立派な砦のような建物だ。
ここが兄貴の働く化け物工務店――その建物が放つ威圧感の様なものに軽い武者震いを感じていると横を誰かがふらふらと通り過ぎる。

イレース  「ふぅ………お腹………」
ヘクトル(アイ)「(げっ、こいつは………巷で有名な危険人物、歩くブラックホール、紫カービィことイレースじゃねーか!
       そういえばここで働いてるって言ってたな。一応あいさつでもしとくか。)おう、イレースおは………」

そう言って話しかけようとする途中でイレースは倒れた。
常に激しい空腹状態の彼女にはよくあることであったが慌ててヘクトルは駆け寄る。
「大丈夫か?」そう言おうとしながら彼の目線はある部分に釘付けになった。
パンツ、パンツめっちゃ見えてる。こんなミニスカで前のめりに倒れたら当然か。
うっわ髪の色と同じ薄紫………って何考えてんだ俺は?!早くこいつを助け起こさねぇと。

ヘクトル(アイ)「だだっだ、大丈夫か?!」
イレース  「あ………アイクさん。ありがとうございます。本当優しいですよね………」
ヘクトル(アイ)「いや、その………」

イレースは上目遣いでヘクトルをじっと見つめている。
それはまるで小動物のような………ではなく、獲物を狩るハンターの目だった。
ヘクトルはピンときた。こいつ――確信犯だ。俺の気を引くためにわざと豪快なパンチラしやがったんだ。
今の俺はアイク兄貴、幾多の女があの手この手で攻めてきてやがるんだ。女は皆ゴルゴ13だ、惑わされるな。
いやしかしこいつ食ってないとマジ可愛いな………こんな上目遣い攻撃されたら男がホイホイ奢っちまうのも無理はねぇ。
いやいや待て、今の俺はフラグクラッシャー。こんなの何事もなかったかのように平然と流さねぇと。
182 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/16(木) 19:33:52 ID:OibFfsVj
ヘクトル(アイ)「ほら、立て。仕事始まるぞ」
イレース  「はい………行きましょう………」

その目にはいつもにも増して憂いを秘めていたように感じたが気にしてはならない。
そしてそのまま工務店の扉に手をかけ――ようとするとそこから今度は二人の少女が飛び出してきてそれぞれ片腕に抱きついてきた。

ミスト   「おはようお兄ちゃん!!(ムニュッ)」
ワユ    「おっはよう大将!!(ムギュッ)」
ヘクトル(アイ)「お、おは………」
ミスト   「あれ?今日はラグネルじゃないの?(ムニュニュッ)」
ワユ    「ほんとだ。珍しい斧だねー(ムギュギュッ)

(うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!)
今ヘクトルの両腕はおっぱいの圧力で凄いことになっていた。
右も巨乳、左も巨乳。腕に抱きついた二人の少女は明らかに意図的にその弾力に富んだ胸部を腕に押しつけている。
さらには追い打ちをかけるように二人揃っての上目遣い攻撃。それと同時に腕にかかる圧力も増した。
くそっ!こいつらもゴルゴか!!
しかしやべぇ。これはやべぇって!ダブルでかよ!
アイク兄貴の奴いつもこんなのされて平然としてんのか………マジ大物だな。
いやしかし柔らかい………気持ちいいな………俺マジ一番の当たりくじ引いたかも知れねぇ………。
………いやいやいや!!俺はアイク兄貴俺はアイク兄貴!!
こんなもん脂肪の塊が当たってるだけだ!メタボ親父の腹を押しつけられてるのと同じだ!

ヘクトル(アイ)「す、すまんがこのままじゃあ動けん。放してくれ」
ワユ    「ちぇー」
ミスト   「お兄ちゃんはいつもそっけないよー」
ヘクトル(アイ)「いや、だから放してくれと」
ワユ    「大丈夫!まだ仕事は始まらないしさ!」

おいおいどうすんだよ俺。このままじゃ仕事が始まる前に俺の理性が吹っ飛んじまう。
いっそここでフラグでも立てとくか?ていうかその方がフラグ折りまくりの兄貴のためにもなるんじゃね?
いや、断じて俺の欲望に忠実にしてるわけじゃないからな!兄貴のためなんだからな!
もうストレートに「俺のものになってくれ」とか。やべぇクサい!でもアイク兄貴ならしっくりきそうだから困る。
そうだ相手は誰にするんだ誰に。いっそのこと片っ端から――

ティアマト「ちょっと何してるの!アイクが困ってるじゃない!」
ミスト  「あ………」
ワユ   「す、すいません!仕事始めちゃいますね!」

おっと天の助けか!いや、でもちょっと惜しかったな………フラグ。
まぁいいか。フラグクラッシャーでこそアイク兄貴だ。やっぱりここは淡々と冷静に………

ティアマト「もうっ、あの二人ったら。………そうそうアイク、今度の休みにもし暇があればなんだけど………」

そう言ってこの美女は髪をかき上げながら妖艶な表情で俺に顔を近づけ………ってまたかよ!どうすんだ俺!

184 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/16(木) 19:34:36 ID:OibFfsVj
結局そうこうしているうちに本当に仕事時間になった。
いよいよか、アイク兄貴のやっている仕事………俺にだってこなせるはずだ。
もし俺に合うようなら高校出たらここで働くのも悪くないかも知れねぇ。
そんな期待を胸に秘めてヘクトルは親方グレイルの元に向かった。

グレイル  「今日の仕事はセネリオの家の建て直しだ。また親子喧嘩で全壊したらしい」
セネリオ  「どうもすみません………」
グレイル  「一からやらないといけないからな。まずアイク以外の俺たち全員が先に行って土台の基礎工事をする」
ヘクトル(アイ)「(ん?俺だけ残るのか?!)
グレイル  「それで、アイクはそこの建築資材を全部運んできてくれ。持てるな?」
ヘクトル(アイ)「分かっ………」

な、 な ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ  ? !

グレイルの指さした場所を見ると(家を建てる材料なので当たり前だが)木材から鉄筋まで山のように資材が積み重ねられていた。
いや、待て待て冷静になれ。馬鹿か俺は。そうだトラック使うに決まってるじゃねぇか。当たり前だろそんな

ミスト   「今日は量少なめだけど頑張ってね!」
ワユ    「大将だとトラック使うよりずっと早いもんね!」

ト ラ ッ ク 使 わ ね ぇ の か よ !! 使えよjk!!!!!!111
俺が全部持ちますってか!!物理的に無理だろこれどう考えてもさぁ!!

グレイル  「じゃあ行ってくるな。頼んだぞアイク」
ヘクトル(アイ)「あ、ああ………(苦笑い)」
(な………ちょ、エェェェェェェェェェェ?!)
セネリオ  「……………」

その頃のマルス達――

エリウッド (シ)「うぅ………やっと収まった。喉痛い………」
マルス   (セリス)「んじゃあ次はボールなんだけどさ」
リーフ     「マスターボールとか無いの?」
マルス   (セリス)「あったら苦労しな………ん?待ってじゃああのアフォはどうやってこんな簡単にゲットを?」
リーフ     「あ、ユンヌさん?ちょっと持ってくるね」
マルス   (セリス)「アホウドリよアホウドリ」
ユンヌ   (鳥)「カーバカーバ!氏ね腹黒!もう何も知らな………すいませんすいませんチェーンソーやめて」
マルス   (セリス)「マナフィ、どうやって捕まえました?」
ユンヌ   (鳥)「え、マスターボールに決まってんじゃん面倒くさい」
マルス   (セリス)「それどっから手に入れた?!まさか女神パワーで作ったとか?!」
ユンヌ   (鳥)「作れるわけないじゃんそんなの。商店街の福引きで当たったから悪戯思いついて☆」
マルス   (セリス)「くっ、使えねぇ………!(チュイィィィン!!)」
ユンヌ   (鳥)「ぎゃああああああ暴力反対!!私事実言っただけなのに!!」
リーフ     「やっぱ安値のモンスターボールが一番だよ」
マルス   (セリス)「そんなんじゃ伝説のポケモンは捕まらないって………ん?!」
セリス   (ミ)「あれ、図鑑どうかしたの?」
マルス   (セリス)「来てる来てる!反応が近くにある!マナフィいる!」
リーフ     「え、マジで?」
マルス   (セリス)「馬と天馬を準備!リーフは何でもいいからボール買ってこい!竜の門の方角に向かってるからすぐ行くよ!」
エイリーク(ンシア)「は、はい!行きましょう!(あ、走るとおっぱい揺れる………///)
エリウッド (シ)「あ、あんな危険なとこ………orz」
185 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/16(木) 19:35:35 ID:OibFfsVj
――そしてヘクトルはというと

ヘクトル(アイ)「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ガッシャーン!

とりあえずいくつかの束を一気に持ち上げようと試みたのだが………

ヘクトル(アイ)「………無理無理無理!!まずこんなバラバラの物を一纏めに持つのが無理!!
       それから重量も無理!!トラックより早くとか尚更無理!!!!!」

くそっ!「あの」アイク兄貴がやる仕事を舐めてた!やることなすこと全て修行か!
他の奴らは普通の仕事に取りかかってるって言うのに。俺も向こう行きてえ。
いや、でもここで諦めたら俺のプライドが……

??????「無理しなくていいですよ。アイクじゃないんですし」
ヘクトル(アイ)「な…………?!お前………」
振り向くとセネリオが立っていた。
テスト勉強の際虐待に近いスパルタをされてヘクトルにとっては苦い思い出を持つ相手であった。
セネリオはそのまま無言で資材の山に近づくと手に持った杖でそれらを転移し始めた。

セネリオ  「大体近場に運んでおきましたからあとは直接運んで下さい」
ヘクトル(アイ)「おい、一体………」
セネリオ  「何か?」
ヘクトル(アイ)「いや、何かって………何で俺が兄貴じゃないって分かったんだ?!」
セネリオ  「一、アイクはあんな風に女性に迫られても微動だにしません
       二、アイクはあんな口角上げて笑いません
       三、今僕が隠し持ってる肉に気づかないなんて あ り え な い ! ! ! 」
ヘクトル(アイ)「ガチホモの洞察力、KOEEEEEEEEE!!!!」
セネリオ  「何、レクスカリバー喰らいたいんですか」
ヘクトル(アイ)「いやすいません運んでくれてありがとうございます説明ありがとうございます」
セネリオ  「で、あなた誰ですか?」
ヘクトル(アイ)「俺はアイク兄貴の弟のヘクトル。今はちょっとユンヌの仕業で入れ替わってて」
セネリオ  「ああ、あのアホでどうしようもないピザ」
ヘクトル(アイ)「俺はアホでもピザでもねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
セネリオ  「………とりあえずそろそろ遅いと思われますから工事現場まで行きますよ。つかまってて下さい………リワープ」

――そうして工事現場近くまで行き、何とか材料を運び終えたヘクトルであったが

ヘクトル(アイ)「はぁ………はぁ………これで、全部だ………」
グレイル  「うむ、よくやった。では骨組みに取りかか………ん?」
セネリオ  「どうしました?」
グレイル  「そうだ材料で忘れてた物があった。古の火竜の角三本を依頼されてたな」
セネリオ  「ああそうでしたね。うちの馬鹿父がそういうのを家の装飾にしたがるんです」
ヘクトル(アイ)「(う、嫌な予感が………)」
グレイル  「というわけだ。アイク、竜の門まで取ってこれるな?」
ヘクトル(アイ)「(くそっ、やっぱりそうかよ………アルマーズで何とかなるか?)わ、分かった。じゃあ行って………」
グレイル  「おいおい、どうして武器まで持って行こうとしてるんだ?」
ヘクトル(アイ)「へ?」
グレイル  「それだと簡単すぎて修行にならんだろう、素手で行け素手で」
ヘクトル(アイ)「ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。」
ワユ    「まぁ大将にはそれでも十分すぎるくらいだよね!」
ミスト   「デコピンでいけるもんね!」
三人    「HAHAHA!」
セネリオ  「……………ガンバレ」
ヘクトル  「(当たりくじ………?とんでもねぇ………!!こりゃあ俺最大級のハズレ引いてるじゃねえかぁぁぁぁ!!)」

つ づ く