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Last-modified: 2009-01-06 (火) 22:56:15

175 名前: 本当にあった(リーフにとって)怖い話 [sage] 投稿日: 2008/11/22(土) 20:14:29 ID:qa1z/pU+
晩御飯の後。
色々な偶然が重なり誰もテレビを見ていないため、リーフはテレビを見ようと行動を起こした。

リーフ  「シグルド兄さん。今日の朝刊はどこ?」
シグルド 「ああ、そこにあるぞ。」

テレビ欄を見るため新聞紙を開いたリーフだがその時、チラシではない紙が落ちた。
リーフ  「ん?なんだこれ?」
その用紙にはこう書いてあった。

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!明日、リーフきゅんの家に遊びに行くの!』

リーフ  「え?」

181 名前: 本当にあった(リーフにとって)怖い話 [sage] 投稿日: 2008/11/23(日) 06:56:24 ID:/Y4l1WaU
~あの不思議な紙を見た次の日~

今日は珍しく早く起きてきたリーフ。
リーフ  「昨日のあの紙はなんだったんだろう…。いつの間にか無くなっていたし、怖いなぁ。あ、おはよう。エリンシア姉さん。」
エリンシア「おはよう、リーフちゃん。丁度良かったわ、そろそろ朝ごはんができるからお皿を用意してくれないかしら。」
リーフ  「うん、わかったよ。」

要領よくテーブルの上に皿を並べていくリーフ。
綺麗に並べ終えたので姉さんを呼ぼうとしたのだが、ふとテーブルの上を見ると、中央にまたあの紙があるのが見えた。

先ほどまではなかった筈なのに…

軽く戦慄したリーフは、警戒しながらもその紙をとった。
『それ』は昨日見た紙と全く同じ材質で、ほんのり薄紫色だった。
この紙にはこう書いてあった。

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!朝、リーフきゅんが私を一杯並べてくれて嬉しいの!』

これを見たリーフは二重の意味で身震いした。

――1時間経過――

朝ごはんを皆で食べ終わった後、朝の件で身の危険を感じたリーフは、何があってもいい様にと武器と杖の確認と手入れをすることにした。
光の剣、ブラギの剣、各素材の剣/槍/斧/弓、手槍/手斧、ボルガノン/トローン/トルネード/ライト/エルライトの書、ライブ/リカバー/レスト/スリープ/リターンの杖と
~そのほとんどが盗品や兄弟からのお下がりだが~次々に消耗度の確認・手入れをしていった。
最後にリワープの杖の確認をするために手を伸ばしたリーフだが、杖に何か紙が巻き付いていることに気付いた。

何時の間に…。

毎度の事ながら、あの子の手際の良さ、もとい策略の巧みさに慄きながらその紙を開いた。
そこには、

『あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!リーフきゅんがずっと部屋に引きこもってばかりで寂しいの!だから一緒に遊んで!
ちなみに拒否した場合はロクな事がないよ!ウフフ☆まず最初は、トイレに行ってほしいの。』
とあった。

どちらにせよ、逃れられないと悟ったリーフはこの後の結末を憂いつつ、指示に従うことにした。
トイレの前に着いたリーフ扉の前には例の紙があり、

『中に入って上を見て☆』
とあった。その通りにすると今度は、

『さっきの紙の裏を見て☆』
とあった。

本当にいつの間に仕込んでいるのだろう…?

そう感じながらも先ほどの紙の裏を見ると、

『これを読んだ茶髪人は屋根の上で「僕の兄さんはピザ野郎――!!」て叫んでね!青髪の人は自分の部屋の押し入れに行ってね☆』
とあった。
リーフ  「なんで僕以外にもあるんだ…?というか、僕に死ねというのか…。( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン」

182 名前: 本当にあった(リーフにとって)怖い話 [sage] 投稿日: 2008/11/23(日) 06:56:58 ID:/Y4l1WaU
この後もサラの要求の下、リン姉さんのスイーツ(笑)ものリストを作ったり、シグルド兄さんのポエムを朗読したり、マルス兄さんの暗黒手帳を盗み見たりなど、
見つかったら即死級の難題をいくつもこなし、ボロボロになっていくリーフ。
しかしこの遊びも終わりがやってきたらしく、エイリーク姉さんの部屋からとある品物を探せとあり、ベッドの下から見つけると、

『これで最後!貴方の部屋に行ってほしいの!』
と書いた紙が付いてあった。
ようやくこの地獄の行脚も終わるのか…。とほっとしながら自分の部屋に入るリーフ。そこには、壁一面にでかでかとこう書いてあった…。

『 汝 が 後 ろ に 』

リーフ  「!??」
サラ   「あたし、マンフロイの孫娘、サラちゃん!今リーフきゅんの 後 ろ に 居る の。」
リーフ   「! ! Σ(=д=ノ)ノ ! !」
サラ   「リ~~フきゅん?あ・そ・び・ま・しょ?」

ドアが閉まる音がした。部屋が暗くなってきた気がした。
リーフ   「ち●▲w●w▽○■サ▲?▼★ま■☆◆◎!●☆◆▽■△、◇のひ●▽○シ●○▽!!(声にならない叫び)」

もう、何も見えない・・・

―完…?―