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Last-modified: 2009-01-06 (火) 22:59:31

272 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/12/01(月) 12:55:14 ID:LcFvcWx5
セリス「サザさんって、懲りない人ですよね。何か理由でもあるんですか? その馬鹿馬鹿しいまでの身の程知らずは」
サザ「ミカヤの妹にしては失礼な奴だな。理由くらいあるにきまっているだろう」
セリス「へえ、意外です。本気で言っているのかと思ってました」
サザ「あのな……。いや、それはいい。理由を教えてやろう。聞きたいんだろ?」
セリス「はい」
サザ「俺があの手の身の程知らずの発言をする。そうだな、実力も弁えてない、正に『身の程を弁えよ』ってやつだ」
セリス「それでも懲りませんよね」
サザ「ああ、懲りない。懲りないとどうなる? つまり、対外的な評価だが」
セリス「ネタキャラ化ですね」
サザ「そう。それで、俺はビラク・リフ級のネタキャラになった」
セリス「自覚してるんだったら矯正したらいいでしょう」
サザ「馬鹿め。これが目的なんだよ」
セリス「はぁ?」
サザ「俺がネタキャラになる。これが俺の目的だ」
セリス「すみません。理解不能です。できれば理由を」
サザ「いいか? 俺が最大級のネタキャラになれば、俺以外のたいていの人間はネタキャラ化を免れる、ということだ。よく考えてみろ? ミカヤ、漆黒の騎士、団長すらも、十分以上にネタキャラの素質はある。だが、ネタキャラ化はしていない
   これが俺の目的。俺がネタキャラになることで、相対的に周囲の評価が一段上がる。俺が酷い目に遭うことで、ほかの連中から矛先をそらせる。それが、俺の喜びなんよ、ってとこだな」
セリス「……思ったより、まともな人でしたね?」
サザ「ミカヤには言うなよ?」