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Last-modified: 2011-05-30 (月) 23:02:07

バレンタインを5日もすぎて申し訳ありませんが、
来年までとっておくわけにもいかないので、投稿します。

―14日の夜、FETVはバレンタイン特番を放映していた。

セーラ   「さあ、いよいよ始まったわよ、FETVが送るバレンタイン特番、
       『モテモテクラスはどれだ!?紋章町クラス別チョコレート獲得ランキング』」
ドロシー  「タイトルでお分かりでしょうが、今日一日のバレンタインチョコを
       獲得した人をクラス別に分類し、どのクラスに就く方が最も獲得できたかを
       点数化し、ランク付けします」
セーラ   「つまり、紋章町で最もモテるクラス、モテないクラスがはっきりするのね、
       明日から転職相談所に男共が殺到よ!!」
ドロシー  「さすがにモてるかどうかだけで職を決める人はいませんよ。
       ええ、それで、点数については『貰った数÷クラス人数』で計算します。
       こうしないと、人数の多いクラスが自然と勝っちゃいますからね。
       それと特別ルールとして、『格差除外』を設けます。
       これは、1つも貰えない人の数が、そのクラスの30%を占めた場合、
       どんなに点数が高くてもランクから除外するという決まりです」
セーラ   「ま、そうしないと特定の奴がモテるだけで、
       クラス全体がモテクラスになっちゃうわよね」

―第5位

ドロシー  「それでは、早速ランキングに入ります。まず、第5位の発表です!!」
セーラ   「ポイント3,89、奴はとんでもないものを盗んでいきました、あなたの心です!!
       チョコも心も取っていくさまは、まさに怪盗!!『盗賊系』よ!!」
ドロシー  「第5位は盗賊、シーフ、アサシンなどがこのクラスに該当します」
セーラ   「ん~、納得できるといえば納得、まあ、最初としてはこんなもんかしら」
ドロシー  「それでは、町の女の子の意見を聞いてみましょう」

女の子   「颯爽と盗んでいくなんて素敵!!私のハートも奪ってほしいです」
レナ    「私としてはもう無茶なことはやめてほしいのですが・・・」
ネイミー  「わ、私が作ったんだけど、食べてもらえるか心配で・・・ぐす・・・」
ミカヤ   「サザ、いつもありがとう」
女の子   「ハア、ハア、お姉様、ヘザーお姉様・・・」

ドロシー  「次に貰った男性達の反応です」

ジュリアン 「レナさーーーーん、ありがとうーーーーーーー!!」
コーマ   「ばか食ってやるから、ああ、もう、泣くんじゃねえって」
サザ    「ミカヤああああああああ!!」
ヘザー   「紋章町中のかわいい女の子達、チョコと一緒にあなた達が食べたいな~」

セーラ   「へ~、結構人気あるのね。
       っていうか、こいつら一応犯罪者なのに、堂々とテレビ映っていいの?
       特にサザ、アンタ密偵でしょ、秘密なんじゃないの?」
ドロシー  「さあ・・・もう関係ないんじゃないですか?
       あ、でも、火消しさんには、取材を拒否されました。
       そもそもこの方はチョコ自体を一切受取らないそうです」
セーラ   「さすがプロ中のプロ、最強の殺し屋だけはあるわ。
       この辺がサザ(笑)との違いよね。
       どうでもいいけど、最後のレズ盗賊は一体なんなの?」
ドロシー  「ええ、そのままの意味で受取ってくださって結構です、
       なお、このクラスで最も獲得したのはヘザーさんで、50を越えています、
       いわゆる逆チョコはひとつもなく、全て女の子からです」
セーラ   「つまりそれだけ百合がいるわけね・・・」

―第4位 

ドロシー  「つづいていきましょう、第4位の発表です」
セーラ   「ポイント4,05、斧を振り回し、敵をなぎ倒すパワーファイター、
       男臭さで右に出るものなし、『戦士、海賊系』よ!!
       って、うそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ドロシー  「自分で発表して驚かないで下さい。
       戦士、海賊、ウォーリアやバーサーカーがこのクラスに該当します」
セーラ   「え、ちょっと待って、なんであんなむさい連中が
       1人4個強ももらえるわけ!?」
ドロシー  「失礼ですよ、セーラさん、ええ、まずは町の女の子の意見を聞いてみましょう」

女の子   「たくましくいところが素敵だと思います、
       最初はちょっと怖かったけど、実はすごく優しい人が多いですし」
ミスト   「ええっと、普段はともかく、いざってときは頼りになるし、
       色々励ましてもらえたし、だから・・・ね」
タニア   「べ、別に、深い意味は無いわ、義理よ、義理////////」
カアラ   「まあ夫だからな、それよりも処理に困る、
       夫のファンがまだいるらしく、大量に送られてくるんだ」
ナタリー  「私の体のせいで、一杯苦労をかけているので、
       せめて、これくらいの贈り物はしませんと・・・」
エリンシア 「筋肉!!筋肉!!筋肉!!筋肉!!」

ドロシー  「続いてもらった方々の反応です」

ボーレ   「ミスト、ありがとうな!!」
オーシン  「へ、お前のなんざ貰ってやる男は、俺くらいのモンだってのに」
バアトル  「数々の贈答、かたじけない。
       貰ったものは全て、わし自身が平らげておるから安心してくれ!!
       だが、わしは・・・愛する妻と娘からのチョコがなにより嬉しい、
       うおおおおおおおおおおお!!」
ドルカス  「ナタリー・・・」

セーラ   「ああ、そうだった、このクラス、実は彼女持ち、女房持ちが多いんだったわ・・・」
ドロシー  「このクラスは0個という方が一人もいなく、
       どの方もコンスタントに2、3個貰っているのが強みとなりました」
セーラ   「え!?1人もゼロがいないの!?」
ドロシー  「それについては、後で説明します。
       このクラスで最も獲得数が多かったのバアトルさんです。
       他の方の大体が2、3個の中、彼だけ100を越えます」
セーラ   「ブートキャンプ、まだファンがいるのねえ・・・」
ドロシー  「セーラさんは贈っていないんですか?」
セーラ   「・・・・・・贈ったわ」
ドロシー  「肝心のブートキャンプの効果は?」
セーラ   「・・・う・・・」
ドロシー  「すいません、聞いちゃいけないこと聞いたみたいですね。
       ええ、0個が一人もいない件についてですが、
       実はエリンシアさんが、このクラスに該当する男性全員に
       鉄アレイ型のチョコを贈っていることが、判明しています」
セーラ   「筋肉好きもここまでくれば見事なものね・・・」

―3位に行く前に・・・

ドロシー 「第3位に行く前に、『弓騎兵』を紹介します。
      アーチナイトや遊牧民をさすクラスですが、
      獲得数は多いものの、クラスの人数が少ないために、ランク外にさせてもらいました。
      あまり人数が少ないと不公平ですので」
セーラ  「何?モてるの、このクラス?ヘタレなイメージが強いんだけど・・・」
ドロシー 「それがいいらしいんですよ、ほら」

女の子  「微妙にヘタレっぽいところが母性本能くすぐられというか、とにかくロベルト君最高!!」
ロベルト 「ええ!?俺?できれば、もっと、こう、強さとか戦歴とか、
      そういうところで褒めてほしいんだけどなあ・・・」

セーラ  「うわ、まんま、ヘタレ萌えじゃない、理解できないわね」
ドロシー 「(ボソ)エルクさんは・・・?」
セーラ  「なんか言った!?」
ドロシー 「いえ、別に。それに、ちゃんと強くて格好いい方もいらっしゃいますよ、ほら」

フィル  「無口ですけど、本当はすごく優しい方なんです。
      サカに対する想いは、同じサカ人として尊敬しています」
リン   「同族として、私は彼を誇りに思うわ。そ、それに、1人の男の人としても・・・ね・・・/////」
シン   「・・・・・・・・・」
ラス   「・・・・・・・・・」

セーラ  「なんかしゃべりなさいよ、男2人」
ドロシー 「サカは無口な方が多いですから」
セーラ  「そういえば、エレブの遊牧民は完全な優遇クラスだったわね」
ドロシー 「はい、おかげでスナイパーの影が薄いんです・・・
      で、でも、シンさんは別格で強いので、仕方ないです」
セーラ  「で、アンタもそんなシンさんに贈ったと」
ドロシー 「・・・はい、一応。受取ってもらえるかどうかわかりませんが・・・」
セーラ  「こういうときくらい自信持ちなさいよ」
ドロシー 「つ、次いきましょう」

―第3位

ドロシー  「第3位です」
セーラ   「ポイント9,78、大空を駆ける天空の覇者、『竜騎士系』よ」
ドロシー  「これはその名の通り、ドラゴンナイト、マスター、リンドブルムが該当します」
セーラ   「うーん、順当というか、普通というか・・・」
ドロシー  「町の女の子達の意見です」

女の子   「チャラチャラせず、朴訥とした方が多いのが好きです」
女の子2  「自分の仕事とか使命とかに命をかけている感じがとっても魅力的なの」
リノアン  「不器用ですけど、強く、自由な彼に、私は何度助けられたことでしょう」
ミレディ  「弟も恋人も竜騎士ですので、もちろん2人に贈りましたよ」
ジル    「父上が亡くなってからは、ずっとあの人に支えられてきました」

ドロシー  「男性の反応です」

ディーン  「大したことをしたつもりは無いのだが・・・」
ツァイス  「姉さん以外からもたくさん貰っちゃって、お、おれなんかがいいのかなぁ・・・?」
ゲイル   「贈ってくれた者達、礼を言う」
ハール   「後で食う、とりあえず今は寝かせてくれ・・・」

セーラ   「うーん、コメントも普通ねえ・・・とくにツッコミ所がないわ」
ドロシー  「強くてまともな方が多いから、ネタにしにくいんですよ。あ、そういえば、こういうのもあるんです」
セーラ   「ん?」

女の子3  「ミネルバ様、どうか私の気持ち、受取ってください」
女の子4  「ヴァイダお姉様に、このチョコを捧げたいと思います」
ミネルバ  「い、一応、受取っておくが・・・そ、その、わたしも一応女だから、気持ちまでは、ちょっと・・・」
ヴァイダ  「悪いけど、アンブリエルのエサにしていいか?」

セーラ   「・・・・・・・・・」
ドロシー  「竜騎士の女性って、凛々しくて格好いい方が多いですから、こういうことも起こるわけでして・・・」
セーラ   「ねえ、紋章町って、確実に百合化してる?」
ドロシー  「さ、さあ・・・?」

―脱落したクラス

ドロシー  「第2位に行く前に、『格差除外』を受けたクラスを2つ紹介します。
       本来なら、上位5位にランクインするはずなのですが、
       『格差除外』のルールにより、ランク外の扱いになりました」
セーラ   「つまり、モテるやつとモテないやつの差が激しいクラスってことね」
ドロシー  「まず一つ目は『魔法使い系』です」
セーラ   「あら、モテそうなのが一杯いる感じなのに、意外ね」
ドロシー  「セーラさんの言うとおり、貰っている方は沢山貰っています。
       レヴィンさんやエルクさんは、単独ではトップクラスの数です」
セーラ   「ちょ、エルク!!あいつ、そんなに貰ってるの!!」
ドロシー  「妬かない妬かない」
セーラ   「ったく、あんなヘタレのどこがいいんだか・・・ブツブツ・・・」
ドロシー  「そんなこといって、自分だって贈っているくせに」
セーラ   「な、何言うのよ!!」
ドロシー  「あれ、贈っていないんですか?」
セーラ   「///////////・・・・い、いいから先進めなさい!!」
ドロシー  「はいはい、そんなもらえる方は貰っている魔法使い系ですが、
       いわゆる魔道士だけでなく、僧侶や司祭なども含めてしまったのが、除外の原因です」
セーラ   「そっか、若いのもいるけど、年寄りも多いんだった」
ドロシー  「はい、お年寄りの方は、そもそもバレンタイン自体に興味をもたれないので・・・
       あ、でも、リフさんは結構貰っているんですよ。
       『傷薬萌え』『微妙な存在感が癒される』みたいな女の子、結構いるみたいです」
セーラ   「ネタキャラもここまでくれば大した者ね」
ドロシー  「1つも貰えない方が30%を越えたので、魔法使い系はランク外としました」
セーラ   「で、もう1つのクラスはなんなの?」
ドロシー  「もう1つは『騎士、騎馬系』です。
       ソシアルナイトやパラディン、デュークナイトや黄金騎将など、
       弓意外で馬に乗っているクラスが対象です」
セーラ   「これも意外ね、騎兵なんてFEの花形クラスじゃない」
ドロシー  「このクラスについても、やっぱり貰える方は貰っています。
       特にエルトシャンさんは、輸送車が必要なほどの数を貰いましたが、
       運ぶ途中、何者かに輸送車ごと破壊される事件が起きています」
セーラ   「ブラコン団体自重しなさい。で、じゃあなんでランク外なの?
       魔法系に比べて、そんなに年寄りいない気がするけど?」
ドロシー  「もらえなかった若い方が多いだけです」
セーラ   「要するに、正真正銘のモテない男というわけね」
ドロシー  「し、失礼ですよ、では、もらえなかった方の声を聞いてみましょう」
セーラ   「それも、むごい気がするけど・・・」

カイン  「相方はペガサス姉妹をはべらせているのに、どうして片割れの俺は独り身なんだ!!?」
ルーク  「セシルぅ~、ロディにやるなら俺にもくれよ~~」
マチス  「レナ・・・兄ちゃんのチョコは?」
デルムッド「ちきしょう、どうせ子世代で恋人会話が無いのは俺だけだよ!!」
ジョフレ 「エリンシア様、筋肉を熱愛するのも、家族にあげるのも、
      鷹王のために腕をふるうのもいいですが、誰か、誰かを忘れていませんか!?
      幼い頃から乳兄弟として育ち、生涯忠誠を誓った誰かを!!!
      って姉さんじゃなあああああああああい(血涙)!!」
ビラク  「女からのチョコレートなどいらないよ、ロシェ」

セーラ   「うわ~~、なんていうか、あらゆる意味でコメント無理」
ドロシー  「来年こそもらえるといいですね、最後の人以外」
セーラ   「次いって次」

―第2位

ドロシー 「いよいよ第2位の発表です!!」
セーラ  「ポイント14,19、信ずるは己が剣技のみ、エースの代名詞『剣歩兵系』よ!!」
ドロシー 「剣を中心に使う歩兵、つまり剣士、傭兵、ソードマスター、勇者などが該当します。」
セーラ  「つまりナバール系とオグマ系ね」
ドロシー 「やはりその2つの系統に人気が集中しますね、町の女の子の意見です」

女の子1 「ナバール系ってクールでミステリアスで最高、私の心も切り裂いて!!」
女の子2 「素敵なのはオグマ系よ、強くて逞しくて、適度な男臭さがあって、私も守ってほしい~」
フィーナ 「はい、これ。そんな無愛想じゃ、わたしくらいからしかもらえないでしょ?」
クラリーネ「べ、別に、あなただけのために用意したわけではありませんわ。
      お、お兄様に差し上げたものの、余りですからね/////」
イレース 「いつもわたしが食べてばっかりですから、たまにはあげなくちゃ。でも、お腹すきました・・・」
シーダ  「ずっとわたしのことを守ってくれた、感謝の気持ちです」
テティス 「今更チョコなんかほしがる人じゃないけど、やっぱり、ね・・・」
マリカ  「隊長・・・もらって・・・くれる・・・?」
プリシラ 「兄さま、私の、プリシラの全てがこのチョコレートに篭っています」

ドロシー 「男性の反応です」

ナバール 「・・・・・・一応礼は言う」
ルトガー 「・・・・・・相変わらずわからない女だ」
ツイハーク「そんなに空いてるなら食べてくれ。俺はその気持ちで十分に嬉しい」
オグマ  「私ごときにそこまでのお心遣い・・・感謝いたします」
ジスト  「そんなことないって、幾つになっても嬉しいもんさ。特に、いい女二人からのはな」
レイヴァン「・・・・・・つまり今年も媚薬入りか・・・」

セーラ  「一般の女の子に、特定の彼女に、より取り見取りの勝ち組ね、最後以外・・・」
ドロシー 「『今年も』って、去年もやられたんでしょうか?」
セーラ  「来年は毒薬入りだったりして・・・」
ドロシー 「し、心中ですか!!??・・・怖いからもうやめましょう、この話題は。
       ええ、このクラスの最高獲得者ですが、例によって、その・・・」
セーラ  「え、ま、まさか・・・」
ドロシー 「はい、そのまさか・・・イザークのアイラさんです」
セーラ  「なんでまた女なのよ!!?」
ドロシー 「剣歩兵系、2位はマチュアさん、3位はカアラさん・・・上位3つが女性ですね」
セーラ  「ちょ、このクラスがもてるのって女のおかげ!?」
ドロシー 「男性のかたも沢山貰っていますよ、ただ、竜騎士と一緒で格好いい女性が多いんです」
セーラ  「もう、紋章町総百合化なんてニュースがあっても驚かないわ、でもアンタは違うわよね・・・?」
ドロシー 「わ、私は違います、ちゃんと男の人が好きです」
セーラ  「そっか、面食いだもんね、アンタ」
ドロシー 「セーラさんに言われたくありません」

―最下位クラス

ドロシー 「第1位の発表に行く前に、最下位のクラスを発表します」
セーラ  「最下位、すなわち紋章町でもっともモテない連中があつまるクラスね」
ドロシー 「な、なんか可哀相な気が・・・いいんですか、発表しちゃって?」
セーラ  「いいのいいの、こういうランク付けは一番上と一番下を見るのが楽しいんだから」
ドロシー 「じゃ、じゃあ、発表します。最下位は同ポイント0,23で2クラスあります。
      まず1つ目です!!」
セーラ  「移動は遅いし、魔法には弱いし、特攻武器多いしの踏んだり蹴ったり、
      むさい、弱い、遅い、三拍子揃った冷遇クラス、『重騎士』よ!!」
ドロシー 「2つ目です」
セーラ  「異様なほどのネタキャラ率、かこまれたら一巻の終わり、『弓歩兵』よ!!」
ドロシー 「該当クラスは・・・説明する必要ないですね。
      厳密に言えば適用除外なんですが、そういうレベルをこえています」
セーラ  「0.23ってことは4人で1つもらえないってことよね?」
ドロシー 「もらえる方はもらえているんですよ、ほら」

ジャムカ 「仲間からもらうことができた、皆、ありがとう」
ヒーニアス「部下の天馬騎士団からもらった。
      肝心の一個がまだ届いていない気がするのだが・・・。」
ダグラス 「愛する娘の手作りチョコはこの世のものと思えぬ美味だった」
漆黒の騎士「乙女がくれたあああああああああ!!」

セーラ  「数や内容はともかく、全員ダメってわけじゃないみたいね」
ドロシー 「で、もらえない方の反応です」

アーダン 「今年も・・・0だった・・・シクシクシク・・・」
トムス  「ミディア様・・・たしかにアストリア様がいるのはわかっていますが・・・」
ミシェラン「でも俺達は牢獄で生死をさまよった仲じゃないですか・・・」
ジョルジュ「なぜだ!?大陸一の俺が、なぜだあああああああ!?」
ウォルト 「リリーナさまぁ・・・スーさぁ~ん、義理くらいくれたって
      いいじゃないですかぁ~~~~」
シノン  「けっ、馬鹿馬鹿しい。
      菓子会社の陰謀に・・・乗ってんじゃ・・・ねえよ・・・グス」

セーラ  「( ノД`)」
ドロシー 「さしものセーラさんも、毒舌が吐けないこの状況、
      女性の皆さん、今からでも遅くないですから、彼らに愛の手をお願いします」

―第1位

ドロシー 「ついにきました、第1位です」
セーラ  「紋章町で最もチョコの獲得数のおおいクラス、
      すなわち最も乙女のハートを掴んだクラスの発表よ!!」
ドロシー 「発表はCMの後で」

―兄弟家

リーフ  「ううん、やっぱりアーマーと弓は悲惨だったね、あとエリンシア姉さん自重」
ヘクトル 「レイヴァン、あいつ苦労してんだなあ・・・」
ロイ   「それにしても、1位のクラスっていったいなんだろうね?」
エフラム 「見当もつかないな」
アイク  「そもそも、俺の知っているクラスは出尽くしたきがするのだが・・・」
エリウッド「そういえばそうだね、何か忘れているのあったかな?」
シグルド 「一作品のみの特殊なクラスなのではないか?」
アルム  「コマンドとかバードとか?」
マルス  「でもそれなら弓騎兵みたいな扱いになるんじゃない?
      ・・・考えてみたけど、本気でわからないや」
セリス  「発表がたのしみだな~」
ミカヤ  「・・・」
エリンシア「・・・」
エイリーク「・・・」
リン   「・・・」
セリカ  「・・・」
アイク  「ん、どうした?」
ミカヤ  「皆・・・それ、本気で言っているの?」
エリンシア「1位が何か・・・わからないのですか」
リーフ  「え、姉さん達、わかるの?」
ヘクトル 「すげえな、俺なんかさっぱりわからねえのに」
エイリーク「あの、その・・・考えるまでも無いと思うのですが・・・」
エフラム 「そんなに常識的なものなのか?だが騎兵も剣士もすでに出ているぞ」
リン   「あのさ、今の我が家をみてなんとも思わない?」
セリカ  「テーブルがチョコレートで埋め尽くされて、
      夕食がチョコレートフォンデュだった今日の出来事を振り返って」
女一同  「そ れ で も ま だ わ か ら な い ?」
男一同  「????????????」
女一同  (この鈍感どもめ・・・)

―CMが終わり、セーラはこう言った

セーラ  「紋章町クラス別チョコレート獲得ランキング、第1位は・・・
      ポイント測定不能、もはや説明するまでも無いハーレム状態、
      『主人公、ロード系』よ!!」

「モテモテクラスはどれだ!?」 完