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Last-modified: 2011-06-04 (土) 12:22:52

シャニー「ねぇねぇお姉ちゃん、ノアさん見かけなかった?」
ティト「え、たしか、トレックさんと道場で手合わせをしていたと思うけれど」
シャニー「そう? ありがとっ! じゃー行こっかフィル!」
フィル「えっと、ありがとうございました。あっ、待ってシャニー、置いてかれると迷子に・・・」
ティト「もう行っちゃった・・・始めて見るお友達だけど、何かあったのかしら?」

シャニー「こーんにーちはー! ノアさんいますかぁー!」
ノア「ふっ、よっと・・・ん? おいトレック、ちょっと止めてくれないか。誰か来たみたいだ」
トレック「ん、そうかぁ? じゃあ、ちょっと休憩して、俺は寝たいなぁ」
ノア「わかった。で、シャニーちゃん? 一体何しに来たんだい」
シャニー「えーと・・・ちょっとぉ、早く入って来なって!」
フィル「待って、押さないで、まだ心の・・・きゃ!」
ノア「・・・えーと、君は、どこかで・・・・・・」
フィル「しゃ、シャニー! 無理やり押さないで! あ、それで、えっと――」

ファリナ「ねぇティト、ノア見なかった?」
ティト「え、まだいるとするなら、道場だと」
ファリナ「そう、ありがと。あいつのこと社長が呼んでるのよねー」
ティト「今日は、随分とノアさんが探されるのね・・・」

ノア「思い出した! 剣道の地域交流会によく来る、あの熱心な子だね?」
シャニー「そうそう! 名前はフィルっていうんだよ。あたしとクラスが一緒なんだー」
ノア「中学生なのに随分と太刀筋も良いし、よく覚えてるよ。いい名前だね」
フィル「~~~っい、いい名前なんて、そんな・・・!」
ノア「それで、何かあるんだろう?」
シャニー「そうそうそれ!(フィル、早く早く!)」
フィル「ぅうう、あぁもう! あのですねっ!」
ノア「?」
シャニー「(頑張れ頑張れー!)」
        がらっ
ファリナ「ちょっとノアぁ、社長が呼んd」

フィル「――貴方のことが、今まで、ずっとっ、好きでしたっっ!!」

ノア「・・・へ?」
シャニー「うっわー! フィルってば結構大胆!!」
フィル「すごく誠実な人だと思って、ずっと憧れてて、その、それで・・・」
ノア「そ、そう言われると、嬉しいかな、はは・・・」
フィル「つ、つつつ、つ、付き合ってくれませんか!?」
シャニー「で、どう、ノアさん!?」
ノア「あ、うん・・・うん、いや、俺なんかでよければ・・・・・・」
シャニー「いいの!? いいんだよね!? やったぁ!」
フィル「う、シャニー、信じられない・・・!」
ノア「って、なんで泣くんだい。泣いてるのは君らしくないよ。な?」
フィル「は、はい・・・」

ファリナ「 ち ょ っ と 待 っ た ぁ あ あ あ あ あ ! ! 」

三人「Σ!?」
ファリナ「ノア、あんた、なに、中 学 生 の 女の子相手にしようとしてるの!?」
ノア「あ゛、いや――」
ファリナ「さっきのまんざらでもない顔、あたし見たわよ!
     あー知らなかった! あんたがそんな趣味持ってるだなんて!!」
ノア「ち、ちが、誤解だ・・・!!」
フィル「誤解って、え、じゃあ今の、嘘なんですか・・・?」
ノア「そ、そうじゃない! そうじゃないがっ!!」
ファリナ「ふん、今まで『恋愛に興味ない』とか言ってた人間がよく言うわ!」
フィル「・・・・・・そんな」
ファリナ「悪いこと言わないわ。こんな技だけが取り柄の地味相手にしてちゃ駄目よ」
フィル「うっ、ひっく・・・・・・」
ノア「や、だから」
フィル「うわああぁぁぁあああぁああん!!」
シャニー「あっ、待って!」
ノア「・・・・・・・・・・・・」
ファリナ「ほんっと、失望したわ。そうそう、社長が呼んでるわよ。それじゃ」
ノア「――いや、違う、誤解なんだ。俺はただ彼女の気持ちにこたえようとした。正直な気持ちなんだ。
   確かにシャニーちゃんの同級生だが、そんな中学生だからと言うわけでは・・・・・・」
???「そうだ、お前は間違っていない」
ノア「・・・誰だ?」
エフラム「愛する気持ちを正直に言って何が悪いと言うんだ。なぁ?」
ノア「・・・お前が言うなああぁあぁああぁあぁああ!!」

フィルはロイと同級生で、中一ぐらいだと妄想。
ノア殿はたとえ高卒社会人としても立派なロリ(ry