19-135

Last-modified: 2011-06-05 (日) 21:56:54

私の名はリュシオン。
初めての方、はじめまして。
また会う方、お久しぶりです。
唐突ですが、私は今悩みを持ちです。
悩みの種は妹であるリアーネの片想いの相手です。
その相手とはベオク・・・いや、普通のベオクならどれだけ良かったか・・・。
もう混血だろと言いたいぐらいベオク離れしたベオク・・・名をアイクと言う。
彼には様々な異名があり、英雄、勇者、神将、フラクラ、etc・・・。
・・・と、実に沢山の功績を持っている凄いベオクである。
と同時に、かなり不安が付き纏っているベオクでもある。
別に、リアーネに対して厳しいとかではない。
一つ目は恋敵の多さ。
彼の特徴は異様にモテる所である。
しかし、狙ってるだろうと思うくらい鈍感で、周りの好意になど気付かない有様だ。
その彼を中心に、恋敵同士の衝突がしばしば見られる。
しかも、その恋敵の殆どが戦闘要員。
その修羅場にリアーネが入ろうモノなら、一撃で再起不能になる。
ああリアーネ・・・頼むからあの恋敵達の輪には入らないで欲しい・・・。
二つ目は本人の意思。
彼のもう1つの特徴は戦闘狂と言う所。
まさに戦うために生まれてきた戦神と称えるほど強い。
戦闘以外に興味が無い故、恋など気付くはずも無い。
リアーネがアイクにアタックしようものなら、いとも容易く砕け散るだろう・・・フラグが。
正直まだ問題はあるが、これ以上想像すると私の胃と脳がもたない・・・。
リアーネ  「アイク・・・こ、れ・・・あげ、る」
アイク   「む・・・綺麗な花束だな」
リアーネ  「がんば、て・・・集、めた・・・の。こっち・・・は、お花の・・・冠」
アイク   「ほぉ・・・俺には芸術がどうのこうのの話は疎いが・・・なるほど、これは上手く出来ているな」
リアーネ  「しゃ、がん・・・で」
アイク   「ん?こうか?」
リアーネ  「はい・・・どう、ぞ」(←花の冠を被せる)
アイク   「・・・ありがとう、リアーネ」
リアーネ  「ふふ・・・」
~同日、数時間後~
レテ    「アイクは私と手合わせを!」
ワユ    「私が先だもん!先に約束したのは私なんだから!」
ミスト   「私はお兄ちゃんと一緒に料理を作るんだから!」
イレース  「・・・アイクさんの作った料理・・・食べてみたいです・・・」
ララベル  「新しい商品を勇者様と考えるのよ!」
サナキ   「我が社の壊れた部屋をアイクに治してもらうのじゃ!」
ネフェニー 「アイクさんが、私に都会の現代語を教えてくれると聞いて来てみたんよ」
マーシャ  「アイクさんと一緒に兄さんをとっちめるのを手伝ってもらうの!早くしないと借金取りがまた・・・」
ユンヌ   「わ」マルス「はいはい、戻りましょうね」つ【メダリオン】
ユンヌ   「まだ一文字しか喋ってないのにぃぃぃぃー!!」シュポンッ
~少し離れた所~
アイク   「・・・なんだ、皆集まってるな・・・元気で何よりだ」
リアーネ  「アイク・・・おん、ぶ・・・して?」
アイク   「ん?いいぞ」
・・・あれ?なんか上手く避けてる・・・コレで良かったのだろうか・・・?