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Last-modified: 2011-06-05 (日) 22:21:14

マルス「あのさ」
リーフ「うん」
マルス「メダリオンってあんなアホタレが入ってるけどあれでも邪神とまで呼ばれた負の女神だから厳重取扱注意なわけ」
リーフ「うん」
マルス「素手で持ったら負の気にあてられるからって包みに入れて紐まで付けてるわけ。気をつけるよう皆にも言ってあるよね」
リーフ「うん」
マルス「で、あのピザは何で『ああなってる』のかな?」

ヘクトル「ふはははははは!!!菓子を食べい!菓子を食べい!皆メタボになるがいいわ!!!」
セリス 「もごー!むぐむご(苦しいよー!ケーキを無理矢理口に押し込まないでよー)」

リーフ「えっと…お菓子の包みと勘違いして食べようとしたメダリオンに触れたと思われますが…」
マルス「ふーん、そっかそっか……よし、メタボ死ねえええええええええええ!!!」
リーフ「アッー!この人でなしー!」
マルス「チッ、外したか。さすがにメダリオンの気で能力が底上げされてるな。ああもう馬鹿じゃねーのあの横綱野郎!」
ロイ 「リーフ兄さんのこと、少しでいいから思い出してあげて下さい」
マルス「ありふれた日常の一コマを過ごした葉っぱのことなど知るか!ロイ、君は事態がわかってない」
ロイ 「事態って…あれのこと?」

セリス  「もがもがー!(助けてー!)」
ヘクトル 「我に食物を捧げよ!それが我が肉となり肉となる!!!」
エリウッド「冷蔵庫が…今月の食費が…蝶サイコー!」

ロイ 「ピザのピザに拍車がかかった後ラナオウの神拳喰らってエリンシア姉さんに慈悲無限拷問
    かまされて姉さんに招待されたビラクさんに自主規制されてフィニッシュなんじゃないの」
マルス「まあ最終的にそうなるだろうね。しかしその前にどうやってこれを止める?」
ロイ 「え?ブチのめせばいいんじゃないの?」
マルス「あっさり言うね君も。ま、せっかくだからやってみるといいよ」
ロイ 「やったね!リリーナにキモイ父親気取りをするあのピザをボコれる口実ができたよ^^
    (えー!いくらヘクトル兄さんでも僕にはそんなこと出来ないよ^^)」
マルス「どっちも本音が垣間見えるのであえて突っ込むまい」

ロイ  「喰らえ音速封印の剣アタック!」
ヘクトル「ふははははは!!」
カキーン!! NO DAMAGE!!
ロイ  「な…?!」
ヘクトル「貴様も脂肪人形にしてやろうかああああ!!!!」
ロイ  「も、もがががが?!(口にむせ返る程のハチミツを?!死ぬる死ぬる!!)」

マルス「あーあ、だからそんな簡単に止められたら苦労しないってのに」
リーフ「なんか、異様に強くなってる?」
マルス「おっとおかえりリーフ。そう、メダリオンは自我を失うのに加え能力ブースト効果があるから質が悪いんだよね」
リーフ「ブーストしたヘクトル兄さん…確かにちょっと止められないね…」
マルス「その上メダリオンに触れてる限りアスタルテのように何度でも復活するっていう」
リーフ「それじゃあどうしようもないじゃん!」
マルス「そう、こんなことにならないように厳重管理してたのにあろうことかあのピザは『お、こんなところに菓子の包みがあるブー!』って」
リーフ「さすがにブーは無いと思いますが」
マルス「ああもうクソ死ねピザブタメタボがああああああ!!!!!」
リーフ「アッー!!二度めのHDNー!」
マルス「あークソ、また外した(棒)」
アルム「そうなんですこの人確信犯なんです」
マルス「ああ、いたんだ。えーと…」
アルム「いくら影薄いからって弟の名前忘れてないよね?!」
マルス「いやいや冗談冗談。しかし影薄いと消えたツッコミ役を補うためにいきなり挿入しやすくていいねアルス」
アルム「それも確信犯だよね?!その某王道RPG主人公のデフォ名みたいな間違いは(´;ω;`)?!」
マルス「あー、それにしてもどうしよっかなーあのピザ」
アルス「ねえ!聞いてる?!」
マルス「取りあえず君はツッコミに徹すればいいと思うよ。てわけで、あれを見てくれ。こいつをどう思う?」

ヘクトル「ブヒヒヒヒ!!お前ら(の化身後の竜としての肉)を喰わせろ!!我が欲求を満たさせろ!!!」
チキ  「いやー!!」
ミルラ 「助けて…」

アルム 「すごく…性犯罪者です…」
マルス 「いい加減どうにかしないとね」
アルム 「メダリオンだけ奪うってのはどうなの?」
マルス 「あー、それはそうなんだけどー」
アルム 「だけど?」
エフラム「ピザトルゥゥゥゥ!!!!貴様ァァァァァァ!!!!!」
マルス 「と、ここで空気を読んでか読まずかロリコンナイトがょぅじょ達を護りに来たからまあ見てて」

ヘクトル「ふはははは!!貴様も脂肪人形志願者か!!」
エフラム「おのれ!このようなか弱き者にまで手を出すとは…いくらメダリオンが云々とは言え許せん!!!」
ヘクトル「その締まった身体をメタボに変えてくれるわ!!」
エフラム「これか!このメダリオンが悪いのか!」
ヘクトル「うっ…何を!?」
エフラム「それを……その手から……離せえっ!!!」
ヘクトル「ぐっ…!うあああああああ!!!」バーン!!

アルム「あっ、ヘクトル兄さんの手からメダリオンが離れたよ!」
マルス「それで、この後どうなると思う?」
アルム「え、解決じゃないの?」
マルス「それどころか…ね」

ミルラ 「きゃー!エフラムかっこいーです!」
エフラム「…………こせ」
ミルラ 「え?」
エフラム「幼女をよこせ!全ての幼女を我が手に!!」
ミルラ 「い、いやー!!いつものエフラムじゃないー!」

マルス「はい、本物の性犯罪者の誕生です」
アルム「エエエエエ、これ感染るのぉ?!」
マルス「うん、だって奪い取る時はどうしたって触れないといけないし」
アルム「誰か、誰か触れても大丈夫な人はいないの?!」
マルス「いくつかいるんだけど…また問題がね…」
アルム「誰だっていいよ!このままじゃ兄さん狭い独房で臭い飯食べる羽目になっちゃうよ!」
マルス「まずね、鷺の民の皆さん。この人達は超紙耐久だから奪う前に攻撃喰らって大方即死するね。
    あと、ミカヤ姉さんとかも打たれ弱いから無理ぽ」
アルム「ほ、他は?!」
マルス「正の気が極端に強いミストさん。でもこの人妹キャラでロリ属性だからロリラム兄さんの危険度が倍に増すんだよね」
アルム「も、もう他にはいないの?!」
マルス「他はもう……いや、微妙なのが一人だけ……」
アルム「誰?!」
マルス「アイク兄さん」
アルム「アイク兄さんが?!」
マルス「うん。兄さんってメダリオンに触れたことこそ無いけど、ユンヌさんをその身に宿して正気を保てるくらいだから、ってね」
アルム「それでいいじゃん!アイク兄さんなら人外に硬いし全く問題無いよ」
マルス「あのね……ここで問題になるのは『確実性』なんだ」
アルム「確実性?」
マルス「原作でアイク兄さんが宿したのは戦闘モードのシリアスユンヌさん。一方、今メダリオンで暴れてるのは
    昨日やっとお仕置きが終了して出てこれたと思ったら機嫌の悪いセリカに即押し入れ強制送還させられたやさぐれユンヌさん」
アルム「セリカ…いくらシグルド兄さんが邪魔してウザくても、関係無い人(?)に八つ当たりは良くないよ…」
マルス「で、そんなユンヌさんの負の気にアイク兄さんがあてられないって保障はあると思う?」
アルム「……無いね」
マルス「そして、もしそうなったらどうなると思う?」
アルム「……紋章町が滅びるね」
マルス「でしょ?そんな賭けができる?」
アルム「出来ないよ!一番可能性があると言っても全紋章町のょぅじょと紋章町を滅ぼすかもしれない選択を天秤にかけるなんて!」

マルス「ですよねー、だから困ってるんだよ」
アルム「ああっ、こうしている間にも…」

エフラム「グヒヒ……さぁ、俺のジークムントが唸りをあげてるぞ…ヒヒヒ誰から可愛がってやろうか?」
ミルラ 「いやだ……いつものエフラムに戻ってください……」

アルム「もうネタ的にもエフラム兄さんのキャラ的にも限界だよ!これ以上書けない域に来てるよ!」
マルス「ううむ…さすがにこれはマジでヤバイな…」

エフラム「」

アルム「ヤバイ何かまた喋ろうとしてる!もはやギリギリだというのに!」
マルス「かくなる上は……ネタを打ち切るしかない!」
アルム「えぇ?!」
マルス「全年齢対象板でこれ以上奴を野放しには出来ない!このネタは無かったことにする!」
アルム「そんな!僕がこんなに喋ったのは久しぶりなのに!」
マルス「黙れ!夏なら放っといても農家ネタがバンバン投下されるわ!」
アルム「ありましたか?!今までバンバン投下されたことありましたかー?!」
マルス「あったと思う(棒)。よし、それではこれよりネタを打ち切る」
アルム「させるかあああ!!!」

???「ぬぅん!」
バキメキドガガラズドガーン!!

アルム「こら!アイク兄さんどさくさに紛れて目立とうとしない!!ったくこれだから存在自体が派手な人は…ってあれ?」

声のする方向に向いたアルムの眼に映ったのは大柄で剣を持ったアイクではなく、小柄な杖を握った女性の姿だった。
しかし、その海のように深い蒼の髪と透き通るような美しい蒼の眼、何より勇ましいその佇まいはアイクのそれとそっくりだった。
彼女はその姿に似合わぬ野太い声と共に野球選手のように杖を振るい、エフラムを兄弟家の外壁までヒットさせたようだった。

エフラム「ぐぉぁあああああああッ!!」

マルス・アルム「な、何ィィィィィィ?!」

さらに女性はエフラムの手がメダリオンをなお握っているのを鋭い眼光で捕えると、瞬く間に彼の元まで移動しそれを奪い取った。

マルス「まずい!あんなラナオウ級の人にメダリオンを持たせたら…」
アルム「も、紋章町が…」

しかし彼女は様子を変えることなくメダリオンを奪ったばかりの手でエフラムをボールでも扱うかの如くふわりと上に投げ、

???「せめて、一撃で…」

杖をバット代わりに打った。

??? 「逝かせてやろうッ!!」
エフラム「うあああああああああっ!!!!」

家を貫いての場外ホームランだ。中からコノヒトデナシーやらチョウサイコー等の歓声が聞こえてくる。
マルスにアルムの二人は完全にあっけにとられていた。

アルム「アイク兄さんを彷彿とさせる蒼色とこの破壊力……」
マルス「しかもメダリオンを持って正気を保てるなんて……この人は一体……」
アイク「ん、二人とも何をぼんやりしてるんだ?」
アルム「あ、大変なんだよアイク兄さん!メタボのメダリオンがロリコンに感染して危うくネタ打ち切りというとこをアイク兄さん的な女の人がホームラン」
マルス「おい影薄、もちつけ」
アイク「状況がさっぱりわからんぞ」
マルス「えーとねー、何から言えばいいか…とりあえずあの女の人がー」

アイク「あのってあの俺と同じ髪の色の……ん?」
マルス「どしたの?」
アイク「おい、母さん。何してるんだ?」
二人 「?!」
エルナ「あら、アイクちゃん。こんなとこで会うなんて奇遇ね!」
アイク「なんか、家が軽く散らかってるが母さんがやったのか?」
エルナ「ハッ!!あらやだ私ったらまた興奮してやんちゃしちゃったのかしら?!すみません!ご迷惑かけてすみません!」
マルス・アルム「い、いえ……」
エルナ「なんだかユンヌちゃんの機嫌が悪そうだったから子守唄を聴かせてあげようかしらって思ったの
    でも、彼(エフラム)にはその時ちょっと軽くぶつかっちゃったから悪いことをしたわ……」
マルス・アルム「はぁ…(ちょっと軽くお空の彼方へ吹っ飛びましたけど…)」
アイク「む、ユンヌが暴れてたのか…」
エルナ「暴れてたなんて…ちょっとご機嫌ななめだっただけよ。ね、ユンヌちゃん?」

そう言って手の中で激しく揺れるメダリオンに語りかけると彼女は歌を謡いだした。

ユンヌ「っぷはー!!やっと出れたー!あの宗教狂いブチ殺す!!」
エルナ「駄目よユンヌちゃん。ギガトンエターナルブチ殺すなんて言っちゃあ」
ユンヌ「いや、そこまで言ってないけど…ってエルナじゃーん!久しぶりー!愛してるー!」
エルナ「愛してるだなんて駄目よユンヌちゃん。私には愛する夫……+リーリア(ボソッ)がいるんだから~」
ユンヌ「お、言うわねー。何よー、私だってこのアイクとラッヴラッヴなんだからねー!」
アイク「おい、ユンヌ。一体何を……」
エルナ「えー!そうなの?!アイクちゃんも隅に置けないわねー」
アイク「ちが…母さん、こいつの言うことをいちいち真に受けるな」

モー、アイクッタラテレチャッテー
……
ヤダ、ソンナアキレタメデミナイデ!!
ウフフ、ワカイッテイイワネ

マルス・アルム「………」
アルム「あの、そろそろ突っ込んでもいいかな…?」
マルス「いいけど、ツッコミテンションの上がりそうに無い雰囲気だね」
アルム「無難にいくか……」

アルム「あのー、アイク兄さん?ユンヌさん?」
アイク「ん?」
ユンヌ「はい?」
アルム「そのご婦人は一体?」
アイク「ああ、母さんのことか」
アルム「そう、それ気になってたんだけど母さんって何?一体どういう関係なの?!そういうプレイ?!」
マルス「お、テンション上がってきたね」
アイク「いや、工務店の親方の奥さんのエルナさんと言ってな。『親父』の奥さんだから『母さん』だ」
アルム「わかんねえ!その理論わかんねえ!」
アイク「もっとわかりやすく言うと、ミストの『母さん』はミストの『お兄ちゃん』である俺にとっても『母さん』ってことだ」
アルム「全然わかりやすくなってねーよ!!」
マルス「まあ、要するに原作で親子ってことだね。メタ的に言うと」
アルム「親子……ああ、ピンときた。まさにそんな感じ……」
アイク「?」
エルナ「あらあらうふふ」

マルス「僕はそれよりユンヌさんとの関係が気になるんだけど。メダリオン触れたりとか」
ユンヌ「あー、それはエルナの正の気が極端に強いからね。私の負の気に取り込まれないのよー
    ちなみに私は性の気が極端に強いけどね。グフフ☆」
マルス「だれうま。んで、『解放』の呪歌を子守唄に謡えたのは何でですか?」
エルナ「それは昔そのメダリオンは私が預かってたからなんです。子守唄は当時同棲中だった鷺の民の女の子に教わって……」
ユンヌ「やー、またエルナのノロケが出たー」
エルナ「もう、やだ!そんなんじゃないわよ///」
マルス・アルム(そこはノロケと解釈しちゃっていいのか?!)
ユンヌ「まあ、そんなわけで私は二人のペット的存在だったりしたわけよ。子守唄もあったし随分いい待遇だったわ。今はセリカに虐待されてるけど」
マルス「自業自得の部分が大半だと思います」
ユンヌ「うっせー!流石に今回は酷かったつーの!もー、エルナが助けてくれてよかったー」
エルナ「そんな、私は謡っただけで…」
マルス「いえ、ラナオウにも勝るとも劣らぬ杖奥義を見せてもらいました。家に穴空きました」
エルナ「あら、ラナ?今ラナっておっしゃった?」
アルム「聞き取ったのはそこだけかい!!」
エルナ「ラナちゃんのお知り合い?私、昔ラナちゃんに杖を教えてたことがあって」
アルム「無視かい!家に穴空いてるんやぞ!人型の穴空いたやぞ!」
アイク「落ち着けアルム。うちですぐ直せる」
マルス「(ラナオウの師匠か…どうりで)」
エルナ「すごく愛らしくておしとやかな子でしょう?私が教えたこと活かしてくれてるかしら」
マルス「ええ、全くもうその通りで(主に後半部分が)素晴らしく名を轟かせてますよ」
エルナ「あら、本当?私としても嬉しいわ。ふふ」
アルム「何だ?この何者をも受け流す超然たる態度…!こやつ、天然か?!」
アイク「何言ってるんだアルム」

ユンヌ「まあ、そんな感じかしらね。エルナについては」
アイク「いや、まだまだ語ることはあるぞ。親方との馴れ初めとか」
エルナ「いや!それはやめて!二人でクレーター作っちゃった恥ずかしい記憶だから///」
マルス・アルム「どんな馴れ初めー!?(ガビーン)」
ユンヌ「あ、私のメダリオンのせいで起こった伝説の夫婦喧嘩とかあったわね」
エルナ「それも私達まだあの時の慰謝料全部払いきれてないから……」
マルス・アルム「何に対する慰謝料ー?!(ガビーン)」
ユンヌ「まあ、それであれとか」
二人「ガビーン」
アイク「ああ、あとこれとか」
二人「ガビーン」

マルス「はあ……はあ……なんだこの地雷ボケの連発は……処理しきれない……」
アルム「今こそあれだ、ネタ打ち切ろう……本当に……キリ無いし……」
マルス「じゃ、たまには影薄が締めていいよ……」
アルム「嫌だ!そんな押し付けられた掃除当番みたいな締めはする気が起きない!」
マルス「うっせー!なら来るアテの無い農家ネタでも延々と待つがいい!」
アルム「それも嫌だ!てか、やっぱり農家ネタなんか来るわけ無いって思ってやがったなてんめー」
マルス「……」
アルム「……」
マルス「…何の話してたんだっけ?」
アルム「あれだよ、アイク兄さんにエルナさんのあれ」
マルス「ああ、あれね。ああいうのメタ的に何て言えばいいんだっけ?」

          バケモノ   バケモノ
アルム「ああ、『この親にしてこの子あり』 でしょ」