20-337

Last-modified: 2011-05-31 (火) 03:07:52

337 :あの人達は今~封印篇~:2009/08/21(金) 12:19:30 ID:WnLmSJQx
~フェレ~
 
アレン    「ふっ!はぁ!たぁ!」
ガンッ ギンッ ガッ
ランス    「ハッ!ヤッ!トウ!」
ガッ ゴッ ギャリンッ
マーカス   「アレン、ランス、武芸の稽古か」
アレン    「! マーカス先生」
マーカス   「他の者は既に帰宅していると言うのに・・・感心だな」
ランス    「恐縮です」
マーカス   「どれ、わしが手解きをしてやろう」
アレン    「え・・・いいのですか?」
マーカス   「『いいのですか』・・・とはなんだ」
ランス    「お言葉ながら、マーカス先生もお歳では・・・」
マーカス   「何を言うとる!わしとてまだ若いものには負けん!槍を構えろ!行くぞ!」
アレン    「マーカスせんせ・・・わ!」
 
~エトルリア~
 
ディーク   「俺に会わせたい人って誰だよ、坊ちゃん」
クレイン   「坊ちゃんはよしてくれ。・・・えっとね、長い茶髪の男性で、赤い服を着ていたよ」
ディーク   「パス」
クレイン   「え?どうしてだい?」
ディーク   「嫌な予感が」ヒュオッ「すおおおおい!!?」
ルトガー   「・・・また外したか・・・」
ディーク   「てんめっ・・・また背後から斬りかかってきやがって!いい加減に諦めやがれ!」
ルトガー   「未だに傷1つ負わせられないか・・・俺もまだまだ未熟だな」
ディーク   「人の話を聞けコラ!」
クラリーネ  「うるさいですわね!今何時だと・・・ル、ルトガー・・・」
ルトガー   「・・・なんだ、お前か・・・」
クラリーネ  「何だとはなんですの!?私にはクラリーネという名前が・・・!」
クレイン   「クラリーネ・・・今はもう9時なんだから、そんな大声だしちゃ・・・」
クラリーネ  「ハッ!いけませんわ・・・私ったら・・・」
ディーク   (つーか貴族って9時に寝るのかよ・・・健全って言やぁ健全だが・・・)
 
~西方三島~
 
バアトル   「まだまだ!こんなモノではワシを倒せんぞ!」
ゴンザレス  「俺・・・まだ・・・やれる・・・!」
バアトル   「よし!その意気だ!今度は拳で来い!」
エキドナ   「元気だねぇ・・・二人とも」
ギース    「俺はもうクタクタだ・・・つーか何で俺まで付き会わされてんだか・・・」
エルフィン  「フフフ・・・船乗りも体力を着けなければいけませんよ」
フィル    「深夜だと言うのに・・・周りの人が起きないといいのですが・・・」
ワード    「既に遅いと思うぜ?」
ロット    「・・・家の明かりが次々に増えて行く・・・」
ガレット   「あ~ああ、俺は知らねーぞ」

338 :あの人達は今~封印篇~:2009/08/21(金) 12:22:40 ID:WnLmSJQx
~オスティア~
 
ボールス   「ふむ・・・今夜も何も無く終わりそうだな」
バース    「ボールス」
ボールス   「ん?バースか。どうした?」
バース    「ネズミを一匹捕まえた」
キャス    「はーなーせー!」
オージェ   「捕まえるのに苦労しました・・・いたたた・・・」
ウェンディ  「オージェ、真正面から乱れ引っ掻き食らったからね」
アストール  「上手く顔に3本斜め傷着けられてら」
オージェ   「でもアストールさんが居てくれてよかったですよ」
ウェンディ  「物陰に隠れて横を通り過ぎようとした時に『グワシッ』でしたからね」
アストール  「ん~、まぁこういうのには慣れてるからな」
キャス    「離せってのにー!」
 
~サカ~
 
スー     「じじ、おはよう」
ダヤン    「うむ、おはよう。昨夜からルトガーの姿が見えないのだが、知らないか?」
シン     「ルトガー殿ならば、エトルリアの知人に会いに行くとかでいません。なんでも一泊二日だそうです」
ダヤン    「む?そうか。今日は客人が来ると聞いていたのだが・・・」
シン     「それまでには戻ってこられるでしょう」
スー     「それにしても、シンは私達と話すときはちゃんと話すけど、他人相手だと無口なのよね」
ダヤン    「確かに。お前はワシの息子に次いで無口だ・・・サカの男は比較的喋る方ではないが、お前等二人は格別だ」
シン     「私はいつもこの調子です」
スー     「そうかしら・・・」
ニイメ    「邪魔するよ」
ダヤン    「おや、ニイメ殿・・・どうなさいましたかな?」
ニイメ    「少しばかり知人の様子を見に来ただけさね」
シン     「・・・」
スー     「ほら、急に黙り込む」
シン     「・・・」
 
~イリア~
 
赤子     「びえええええええええええええええん!!」
ノア     「ゆ、ユーノさーん!ちょっと頼みまーす!」
ユーノ    「あなた、今手が離せないからあの子を頼みます」
ゼロット   「ああ。よーしよし、おいで~」
赤子     「びええええええええええええええええん!!」
ティト    「泣き止まないわね・・・」
シャニー   「次私!」
ユーノ    「大丈夫?」
シャニー   「大丈夫!ほら、たかいたかーい!」
赤子     「びええええええええええええええええええええええん!!」
ノア     「悪化した・・・」
トレック   「ただいま~。魚数匹釣れましたよ~」
シャニー   「あ、トレックさん!この子お願い!」
トレック   「う~ん?」
赤子     「びえええええええええええええん!!」
トレック   「う~・・・よ~しよ~し、怖くないぞ~・・・い~子だ~」
赤子     「うぐっ・・・ひっく・・・ぅぅ・・・ZZZ・・・」
ユーノ    「毎度毎度ごめんなさいね」
トレック   「いや~、そんなことないですよ~、うん。俺はただ抱き上げて声を掛けただけですし~」
ノア     「この子も何故かトレックだと泣き止むんだよな~」
ゼロット   「恐らく、トレックのノンビリが移ったんだろう」
ユーノ    「う~ん・・・ノンビリがそのまま移って大きくなられたらちょっと困るわね・・・」

339 :あの人達は今~封印篇~:2009/08/21(金) 12:44:04 ID:WnLmSJQx
~ナバタ~
 
ファ     「こんにちはー!」
ソフィーヤ  「あ・・・ファ・・・こんにちは・・・久しぶりね・・・」
イグレーヌ  「あら?一人で来たの?」
ファ     「ううん。エフラム兄ちゃんが送ってくれたのー」
イグレーヌ  「(ボソッ)ソフィーヤ、エフラムって誰?」
ソフィーヤ  「ロイ様のお兄様です・・・自称“面倒見の良いお兄さん”です・・・」
イグレーヌ  (自称って・・・)
ファ     「えっとね、この後ね、西方三島にも行くの!」
ソフィーヤ  「? 何故・・・?」
ファ     「エルフィンに会いに行くの!それでね、あのポロンポロンって鳴るヤツ弾いてもらうの!」
イグレーヌ  「そう、楽しんできてね」
ファ     「うん!またねー!」
タタタッ
ソフィーヤ  「・・・結局、何しにここへ寄ったのでしょう・・・?」
イグレーヌ  「元気な姿を見せたかったんでしょうね。・・・元気過ぎる気がするけど」
 
~ベルン~
 
ギネヴィア  「はぁ~・・・」
ツァイス   「ギネヴィア様、どうなさったんですか?」
ギベヴィア  「兄様の事なのですが・・・」
ミレディ   「どうかなさいましたか?」
ギネヴィア  「兄様は攻撃するたびに回転するでしょう?それについて悩んでるのです・・・」
ツァイス   「あれは遠心力で力を底上げしてるみたいなモノです(勘)」
エレン    「でも、一々回転する必要無いですものね・・・」
ミレディ   「回転しなくても署長は強いですからね・・・あの回転は無意味でしょう・・・」
ギネヴィア  「しかも遠距離攻撃するたびに衝撃波が周りを破壊しますし。外した時にはビルが1つ消し飛びました」
エレン    「消しッ・・・」
ツァイス   「なんというか、署長にあるまじき行為ですね・・・」
ギネヴィア  「シッ!聞こえるわよ!」
ギネヴィア  「この前なんか駅前で・・・」
ツァイス   「えぇ!?マジですか!?」
ミレディ   「だから声がデカイって!」

ゼフィール  「ぶぁっくしょん!!」
イドゥン   「署長、どうかなさいましたか」
ゼフィール  「うむ・・・どうやら隣の部屋でワシの噂をしているようだ。どれ、見に行ってみるか」
 
続く<次回は烈火篇>