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Last-modified: 2011-05-31 (火) 03:18:25

418 :ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:52:36 ID:PNkqQv15

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ラーチェル達はロストン家所有のプライベートビーチにやって来た。
青い海と輝く太陽がまぶしい。

ラーチェル「ああ、素晴らしいロケーションですわ!…南国の太陽の下、愛し合う2人が結ばれる…
      なんて美しいのでしょう!……ところでターナ」
ターナ「わかってるわよ…アレでしょ…」
疲れ切った表情のターナ。
ラーチェル「わかってるならなんで上手くまきませんの!」
ターナ「しょうがないでしょ!ついてきちゃったんだから!」
ヒーニアス「こらこらお前たち、何を争っている。さっそくパラソルの用意をするぞ」
ターナ「…お兄様…ラーチェルはお兄様なんか招待してないわよ…今からでも帰ってよ…」
ヒーニアス「何を言う!エイリークが来ているのに帰れるか!今日こそこのスク水を着てもらうのだ!」
ターナ「……ハァ」
ラーチェル「ええい鬱陶しい!」

このデートでラーチェルはエイリークと晴れて恋人になるつもりでいるのに、
とんだお邪魔虫が現れたものである。

419 :ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:53:17 ID:PNkqQv15
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女の子3人が更衣室に入るのを見送るエフラムとヒーニアス。
ヒーニアスがしつこくエイリークにスク水を進めたためエフラムの機嫌は悪い。
エフラム「呼ばれてないのについて来るとは厚かましいヤツめ、エイリークはお前なんぞにやらんぞ」
ヒーニアス「フッ!無駄だぞエフラム!貴様は私の義兄となる定めなのだ!」

ちょっと想像して物凄く嫌そうな顔をするエフラム。
エフラム「…そんなことは天地が逆さまになってもありえん!…そろそろ着替えておくか」
ここには男子の更衣室は無い。プライベートビーチということでどうせ誰も見てないし、
太陽の下で堂々と海パンに着替えるエフラムとヒーニアス。
鍛えられた肉体がまぶしい。

ターナ「おまたせ~」
ラーチェル(ええええエイリークの着替え…鼻血が出るところでしたわ…ハァハァ)
エイリーク(ターナ>>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>>ラーチェル>>>>私……orz)

ターナは白のビキニである。
ちょっと大胆だと思ったのだが、この機会にエフラムにアピールするため思い切って選んだ。
ターナ(…わかってるわよ…エフラムは胸の小さなほうが好きだって…でも!
    持って生まれたものはどうしようもないし、相手の好みに合わせるよりも、
    相手の好みを変えるべきなのよ!)
ここで頑張って自分の魅力をアピールしてエフラムのロリコンを矯正したいターナ。
ロリコンと決めてかかってるあたり、何気にひどい。

ラーチェルは黄色のワンピース、エイリークは水色のパレオだ。

420 :ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:54:48 ID:PNkqQv15
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ヒーニアス「ムハ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
      だがエイリークよ!君にはやはりこのスク水の方が…」
ラーチェル「しつっこいですわ!この変態!」
つ イーヴァルディ

アー!タスケテエイリーク!

ターナ「……ほんとごめん…上手く抜けてこられればよかったんだけど…ついてきちゃって…」
エイリーク「…い、いえ…仕方のないことってありますし…」
そして黒焦げになったヒーニアスをパラソルの下に放置し、4人でビーチバレーをして遊ぶ。
夏の日差しに水着が眩しい。

ラーチェル「そぉーれ!」
ターナ「ほいきた!」
エイリーク「えい!」
エフラム「そりゃ!」
ラーチェル「スパイク!」
ターナ「ぶっ!?やったわねラーチェル!」
ラーチェル「取り損なうほうが悪いんですわ!」
エイリーク「もう!ラーチェルったら」

実に微笑ましい光景だ。
だがこれでは友達レベル、まずは2人っきりに持ち込まねばならない。

421 :ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:56:29 ID:PNkqQv15
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ビーチバレーを終えた4人は海に入ってはしゃぐ。
この時さりげなくラーチェルはエイリーク、ターナはエフラムに近寄っていく。
ターナ「ね、エフラム!この水着どう?」
さりげなく両手でスタイルを強調する。もはやなりふりかまっていられない。だが…
エフラム「ああ、いいんじゃないか?」
ターナ(…やはり型通りの返事…眉一つ動かさない…orz…だ、だめよ!これくらいで負けてちゃ!
    しかしミルラちゃんが最大のライバルってのも微妙よね…)

ラーチェル「エイリーク!向こうの岩場から見る海は絶景ですのよ!是非行きましょう!」
強引にエイリークの手を引くラーチェル。さりげなさのカケラもない。
エイリーク「え?…ええ、ラーチェル」
エフラム「おい、どこ行くんだ?俺も…」
ターナは焦った。懸命にアピールしてるのにこのままではスルーされてしまう!
ターナ「エフラム!私、喉が渇いたわ!何か飲みましょう!ふ た り で!」
こちらも強引にエフラムの手を引く。
エフラム「お…おい、俺はエイリークと…」
ターナ「いいからいいから!」
ターナ(そうだった…ロリだけじゃなくシスコンもあったのよ…でも私だって妹キャラ!
    負けないわ!…兄はアレだけど…)

こうして力ずくで2人きり×2の状況を作り出したラーチェルとターナ。
2人の恋路はどうなるのだろうか…

続く