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Last-modified: 2007-06-30 (土) 22:14:46

~竜王家にて~
どんがらがっしゃーん!!
フュンフ「!!なんだ?ユリウス様のお部屋の方から・・・」
ズィーベン「またユリア様にいじめられたのか?」

 

ユリウス「くっそー!セリスのやつまたユリアに色目使いやがって!天然で済ませられるレベルじゃ
     ねーぞ。このこの!!(ボカボカッ)」
フィーア「やれやれ、まーたこんなにやさぐれちゃって」
ツヴァイ「壊した家具の後片付けをする身にも成ってほしいぜ」
ユリウス「おい!お前ら何か言ったか!?」
フィーア「あっ、やば・・・」
ツヴァイ「いっいえ、もっ文句をたれたのはこいつです!!」
ドライ「へ?」
ユリウス「ほ~、ずいぶんえらくなったもんだな~ドライ。」
ドライ「なっなんのことだか・・・」
ユリウス「よ~し、お前、セリスを始末して来い。」
ドライ「ええっ!」
ユリウス「ああ、別に殺せといってるわけじゃない。しばらくユリアに近づけない程度に
     痛めつけて来い、わかったな。」
ドライ「いやっ、しかし・・・」
ユリウス「わかったらさっさといけ!!」
ツヴァイ「ふぅ、ドライ、お前の犠牲は忘れないぞ。」

 

1時間後
ドライ「どうしてこんなことに・・・」
ツヴェルフ「安心しろ、こっそりとユリア様のセリス様ストーカげふんげふん・・・
      『セリス様観察日記』を拝借したのだが、これによると毎月のこの日は一人でお使いに
      行っている日になっている。そしてこの人通りの少ない道を必ず通る。」
ドライ「ああ・・・とりあえずこのマスターアクスなら間接攻撃で正体はばれない。適当に手傷を
    負わせられれば満足だろう。通り魔に襲われたことになりユリア様に怒られない」
ツヴェルフ「では健闘を祈るぞ」

 

数十分後
セリス「ふーん、ふーんふんふーんふーん♪(FEのテーマ)」
ドライ「(来た・・・!!気が進まないが仕方がない!)うぉおおおおお!!」
ヘクトル「!!なんだ!不審者か!?」
ドライ(何い!!こっこいつは確か兄のヘクトル・・・何で今日に限って・・・!!)
セリス「あ?ドライじゃない、こんなところで何やってるの?」
ヘクトル「ああ?知り合いか?」
セリス「うん、ユリウスの家に仕える12人の使用人の一人だよ」
ドライ「はっ初めまして、ドライと申します。以後お見知りおきを・・・」
ヘクトル「お前、その斧・・・」
ドライ(だめだ、言い逃れの仕様もない、このままでは全部ばれてユリア様とユリウス様、両方の逆鱗に触れてしまう!!)
ヘクトル「使いこなせるのか?」
ドライ「へ?はっはあ、一応・・・」
ヘクトル「おいおい、お前それほどの斧使いにしては腰が低すぎないか?やっぱり斧戦士たるものもっと気骨がないとな」
ドライ「いや、しかし、聖戦ではフュンフ(スナイパー)やノイン(ソードマスター)に力すらおよびませんし
    トラキアではわたしだけ個人スキルがまったくないですし・・・」
ヘクトル「なるほど、だからここで一人こっそりと訓練してたんだな。よし、ちょっと付き合ってやるよ」
セリス「じゃあ、僕は先に帰ってるね。」
ドライ「(最悪の状況は回避できたが・・・いや、訓練に乗じて今のうちにセリスに攻撃を仕掛けることも・・・)
    ならばおてやわらk」
ヘクトル「よし行くぜっ!!」ドゴォッ
ドライ「グヘッ」倒れる
ヘクトル「あれ?やりすぎたか?やっぱやめとくか?」
ドライ「(このままではセリスが行ってしまう!)まだまd」起き上がる
ヘクトル「その意気やよし!!」バグォ
ドライ「ブゲラッ・・・くそ、私とて12魔将の1、任務の失敗はゆるさr」
ヘクトル「いいぞ!!いい面構えになってきた!!!」メメタァ

 

数分後・・・
ドライ「ああ・・・もう駄目だ・・・」
ヘクトル「いやお前もなかなか根性あるじゃねえか。」
アイク「ん?何をやっているんだ?」
ドライ(まずい!!こいつは巷で噂の・・・!!このままでは死にかねない!!)
ヘクトル「ああ、なんでもセリスの知り合いらしくて、訓練したいらしいから手合わせしてたんだ。」
アイク「ほう、手合わせか!!」
ドライ(ああ、手合わせと聞きあんなに目を輝かせて・・・まずい!!封印ハードの闘技場でソードマスターレベル20
    銀の剣が出た以上にまずい!!)
アイク「俺も手合わせしてやりたいが・・・斧修行ならもってこいのところがあるな。弟子が減って残念がっているし。
    紹介してやろう」
ドライ「??」

 
 

数日後  竜王家

 

アインス「(むしゃむしゃ)で、あれからずっと豆腐の修行に明け暮れたってわけか。」
アハト「(もぐもぐ)まったく・・・まあ首にならなかっただけましだったんじゃないのか?」
ノイン「(もりもり)それにまあ、結構楽しそうじゃない?あいつ」
ドライ「はい、豆乳ができました、にがりを入れちゃって混ぜて下さ~い」
チキ「うんしょ、うんしょ」
ミルラ「固まりました・・・」
ドライ「おっ!なかなかですね、それでは絞っちゃいましょう」
ツェーン「(クチャクチャ)お嬢様方がこうも豆腐作りに夢中になるとは」
ユリウス「(ごーりごーり)くそ、どうして僕が大豆などすりつぶさなくちゃ・・・」
エルフ「(ネチネチ)・・・しかし・・・」
ツヴァイ「(ムチュムチュ)しばらくは俺らの主食は失敗した豆腐になりそうだな。」