今日は七夕
三年前の七夕,みんなの書いた短冊を集めるミカヤ。
ミカヤ「ふぅ,これで全部ね。みんなはどんなお願い事をしたのかしら?」
『にんじん5本ジャガイモ30個鶏もも肉100g7パックレタs(ry』 エリンシア #br
ミカヤ「ちょ,これ買い物メモじゃない!食材が天から振ってくれば正直助かるけど!」
『女なんてシャボン玉』 シグルド
ミカヤ「………………………………(無言で次をめくる)」
『見ても胃が痛まない家計簿』 エリウッド
ミカヤ「…………この子も不憫よね………あたしががんばらなくっちゃ……!」
『肉』アイク
『槍』エフラム
ミカヤ「一文字……………この子達らしいといえばこの子達らしいか。」
『家族みんなが健康でありますように。』 エイリーク
ミカヤ「あー,本当にいい子だわエイリーク。ん,何かすごい薄い字で書いてる…………?」
『(人並みの胸になれますように。)』
ミカヤ「……………何言ってんの!まだ発展途上でしょうがっ!」
『もうピンク球とか電気ネズミとかヒゲ親父とかみんな氏ね!!!!111』 マルス
ミカヤ「あんな大会にエントリーさせられてストレス溜まってんのね…………ん,これは……」
『マルスとロイが無事地区対抗格闘技大会で勝ち抜けますように。』 リン
ミカヤ「あの子もなんだかんだ言ってマルスのことが可愛いのよね,ふふっ。」
『セリカ(はぁと)』
『アルム(はぁと)』
ミカヤ「何これ………名前だけ?ひょっとして『おりひめ』とか『ひこぼし』って書いて吊すみたいなあれ?
あれも意味分かんないのよねー。願い事でもなんでもないし。」
『ユリウスと仲直りできますように。』 セリス
ミカヤ「あー,またやっちゃったのかぁ。でも大抵向こうの逆ギレかセリスの天然のせいだからねー。
別にセリスが悪いわけでは…………」
『安全な毎日が欲しい。』 リーフ
ミカヤ「…………………………(´;ω;`)ブワッ」
『エリウッド兄さんの胃薬』 ロイ
ミカヤ「全くこんなとこにまで……自分の欲しい物書けばいいのに。それで次が最後の一枚か………
あれ,名前書いてない?でもこれって…………」
ミカヤ 「ヘクトルっ,ちょっとちょっと」
ヘクトル「ん,姉貴。何の用だ?」
ミカヤ 「ふふ,これ書いたのヘクトルでしょう?」
『アイク兄をガチムチボディを。』
ヘクトル「なっ………なんで分かった?!」
ミカヤ 「ヘクトル自分の分書いて無いじゃない。よっぽどこっちを叶えてほしかったのね。」
ヘクトル「かっ,勘違いすんなよっ!!アイク兄がいつまでも弱いままだと張り合いがねぇし!!
アイク兄が華奢な身体を気にしてたとかそういう,ア,アイク兄のためにやってあげたんじゃねーんだからな!!」
ミカヤ 「ふふ,そういうことにしといてあげるわ。じゃあ短冊飾ってくるわね。」
そしてその願いは見事成就されるのであった。