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Last-modified: 2007-06-18 (月) 19:10:45

フラグクラッシャー

 

シグルド「ただいまーっと」
エリンシア「お帰りなさいませ兄様」
リリーナ「おかえりなさい」
シグルド「ん?君は確か・・・」
リリーナ「えっと、ロイ君のクラスメートのリリーナです」
エリンシア「今日は家に泊まっていくらしいですわ」
ロイ「ごめんね。兄さんに黙ってて。エリンシア姉さんに言ったら構わないって言ってくれたから・・・」
シグルド「なるほど。私も別に構わないよ。今から帰れなんて、もう夜も暗いのにこんな少女を帰らせることなどできん」
リリーナ「ありがとうございます」
エリンシア「お皿洗いも手伝ってくれて、とっても良い子ですわリリーナちゃんは」
シグルド「そうか。ロイ、しっかりやれよ。逃がした魚は大きかったと後悔しないようにな」
ロイ「なっ・・・う、うるさいよ!」

マルス「しかしロイもやるねぇ。まさか家に連れ込むとは」
リーフ「連れ込むって・・・」
マルス「いや、でも今日は何かしら起こるね」
リーフ「(ゴクッ)・・・例えば?」
マルス「いくらこの家が大きかろうと客人を寝かせる空き部屋なんてないよ。あの子がロイの部屋で今晩過ごすとなれば・・・」

ぶばぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ロイ「うわっリーフ兄さん!?」
リリーナ「大変、すぐティッシュ・・・!」
マルス「全くムッツリなんだから」

~2階 ロイの部屋~

リリーナ「お兄さん大丈夫?他のお兄さんにいじめられてたけど・・・」
ロイ「心配ないよ。いつもあんな感じだし、タフだから」
リリーナ「鼻血を出したのは?」
ロイ「さあ・・・それは分かんないけど」
リリーナ「でも・・・ロイの家って楽しいわね」
ロイ「そう・・・かなぁ・・・?」
リリーナ「うん。賑やかで、すっごく楽しそう」
ロイ「賑やかで収まるもんじゃないような気がするけど・・・」
リリーナ「兄弟が多くて羨ましいわ。私なんて家にいてもなんにも面白くない。この家に住み着きたいくらいよ」
ロイ「・・・・・・・」

~ロイの部屋前~

マルス「・・・・・・・・・」
リーフ「こんな事して、リン姉さんに見つかったらどうなるか・・・・」
マルス「しっー。静かに。聞こえない」
リーフ「迷惑だよ盗み聞きなんて」
マルス「かわいい弟の恋を見守ってあげてるんじゃないか」
リーフ「・・・・・・・・・」

リリーナ「ロイ?」
ロイ「リリーナが寂しいなら、僕がなるべく側にいるよ。リリーナが孤独になったら僕が忘れさせてあげる」
リリーナ「ロイ・・・・・・・」
ロイ「リリーナ・・・・・・・・」

マルス・リーフ「・・・・・・・・!!」

ズドーーーーーーーーーン

ロイ・リリーナ「!!!!!!」
マルス・リーフ「!!!!!!」

ヘクトル「ちょっ、兄貴何やって・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
シグルド「何やってんだアイク!!わあああ」
セリス「い、家が崩れるーーーーーーーーーーーー!!!!」

ガラガラガラガラガラガラ・・・・・・・

シグルド「い、家が・・・・・」
エリンシア「み、皆さん大丈夫ですか!?怪我人は・・・!」
リリーナ「・・・・・・・・」
ロイ「その・・・・・・こんな感じだよいつも・・・・せ、折角来たのにごめん」
リリーナ「やっぱりロイの家に来るのは控えるわ・・・・・・・」
マルス「アイク兄さん・・・・・壊すのは自分のフラグだけにしてくれ・・・・・」