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Last-modified: 2013-11-06 (水) 19:52:11

ラクチェ「……どうですか?」
アイク「…美味いな、腕を上げたな」
ラクチェ「あ、ありがとうございます!」
アイク「もう俺がどうこう言わなくてもいいだろう、自信を持て」
ラクチェ「そ、そうですか…でもやっぱりお客様の視点での指摘は大事というか…あ、じゃあ今度手合わせお願いしていいですか?
      今度は剣について色々御指導をお願いしたいというか…」
アイク「別に構わないぞ。でも道場の方はいいのか?」
ラクチェ「その…『お前が本気で暴れると、相手をできる奴が余りにも限られるから』って言われて…」
アイク「そうか、じゃあ暇な時に家に来るといい」
ラクチェ「あ、ありがとうございますっ!」

ガラッ

ラクチェ「あ、いらっしゃいませ!」
イレース「あ…アイクさん」
アイク「イレースか、奇遇だな」
ラクチェ「お知り合いですか?」
アイク「知り合いというか、同僚だな」
ラクチェ「そうなんですか…あ、ご注文は?」
イレース「そうですね…とりあえずメニューに載ってるのを全部」

イレース「えっと…次は…」
ラクチェ「あの…すみません…もう食材が無くて…」
イレース「…そうですか…まだ食べ足りないのに…」
アイク「じゃあこれから別の店に行くか?俺もまだ食い足りないと思ってたしな」
イレース「それなら…いいお店を知ってますから、行きませんか?」
アイク「ああ、行くか」
イレース「それで……その後は…私を食べて…とか」
アイク「…何か言ったか?」
イレース「…何でもないです」

ラクチェ「…………」
アイラ「ラクチェ、何してる?食材が無くなったから今日はもう閉めるぞ!」
ラクチェ「な、何かよく分からないけど…色んな意味で負けた気がする…」