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Last-modified: 2013-11-06 (水) 21:01:13

サラ「兄様、トリック・オア・トリート!」
エフラム「……何だ、いきなり現れて」
サラ「ほら、今日はハロウィンでしょ?」
エフラム「まあ、そうだが…お前もこういうのに参加したりするんだな」
サラ「……ま、暇だしね。仮装の衣装も用意してもよかったんだけど、みんな『そのままで魔女として通用する』
   みたいなこと言うし……意味分かんない」
エフラム(……凄く分かる気がする)
サラ「…で、ほら、何か渡すものあるんじゃないの?無かったら色々と覚悟することね」
エフラム「ああ…あるぞ、ほら」
サラ「…意外、兄様はこういうの興味なさそうだから、何も用意してないと思ってたのに」
エフラム「まあ確かに俺はそれほど興味無いんだがな、毎回ミルラ達が来るからお菓子は用意してあるんだ」
サラ「ふうん……残念…いっぱいイタズラを考えてきたのに…」
エフラム「おいおい……何する気だったんだ?」
サラ「……ま、いいか。じゃあ、お菓子くれたから…私にイタズラしてもいいよ」
エフラム「……何?」
サラ「普段ならこんなお菓子で買われるみたいなことはしないけど…今日はハロウィンだしね。ほら…しないの?」
エフラム「待て待て、ハロウィンはそんな怪しいイベントじゃないぞ。待て、あんまりくっつくな…おい…」

エイリーク「兄上、ミルラちゃんたちが来まし……あ、兄上?」
エフラム「ああエイリークか!ちょうどよかった、こいつを…」
サラ「ごめんなさい…私、今兄様に買われちゃったから、ちょっと外してくれない?」
エフラム「お前!?何を言って…」
エイリーク「あ、兄上……か、買うとは……な、何のこと…ですか?」
エフラム「お、落ち着け。普通に考えれば冗談だと分かるだろう?待て、なぜ剣を抜く!?待て、エイリーク!待…」