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Last-modified: 2013-11-07 (木) 09:34:44

376 :助けて!名無しさん!:2010/12/25(土) 23:44:12 ID:b1tTv+CO

よかった、なんとかクリスマスに間に合ったw

何となく書いたイリオルのクリスマス投下します
といっても短いしオチもないですがw

あー…疲れた…だりい。俺は今、缶チューハイを片手に帰宅途中だ。
あのクソ社長、クリスマスですら俺らをこき使いやがる…
俺だってクリスマスぐらいゆっくり過ごしたいんだよ!!
………過ごす相手がいないって言うな!!わかってるわ!!
セーラやドロシーはなんだかんだで恋人?がいて羨ましいぜ…
うう…誰かとすれ違う度に俺の心が虚しくなっていくぜ…
っていうか何でクリスマスが恋人と過ごす日になるんだよ!!
本来のクリスマスは家族と過ごす日なんだよ!!
クリスマスなんて大ッ嫌いだ!!

さて、相変わらずおんぼろで住人も少ない我がアパートに帰ってきたぜ…
はあ…身体も心も寒いし早いところ入って酒でも飲むか。
今日はさすがにオルエンの奴も来てないみたいだな…電気着いてないし。
…って何を期待してるんだ俺は!?別にあいつと過ごしたい訳でもないしなぁぁ!?
…動揺して階段から足を滑らして落ちた……痛い…うう。
何とか立ち上がり足と胸の痛みに耐えながら部屋に入る。
「はあ…ただいまってか」
つい呟いてしまう。答えてくれる相手なんかいないの…に……な?
「お帰りなさいイリオス!!」
ちょ、おま、何で!?何でオルエンが俺の部屋にいるんだよ!?
「どうしたの?」
「い、いや…別に驚いた訳じゃねえよ…」
「私ケーキ持ってきたの。一緒に食べましょ!」
見ればテーブルにはこじんまりとしながらも綺麗で美味しそうなケーキがあった。
やべえ、嬉しさのあまり涙が出てきそうだぜ…
俺はオルエンにお礼を言いながら冷蔵庫にあるお酒を取り出してケーキを味わうのだった。
ま、たまにはこんなクリスマスも悪くねえな。