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Last-modified: 2007-07-29 (日) 23:56:32

アーダンはちゃんと贈ったが、いかんせん遅すぎた

 

 ピーンポーン♪

シグルド 「チャイムが鳴ったぞ」
エイリーク 「私が見て来ます」
シグルド 「ありがとう。・・・エイリークは優しくていい子だなあ」
リーフ 「あれで胸が大きくて気が強かったら、言う事無しにイケるんだけどなあ・・・いてっ!」
シグルド 「馬鹿者! 兄弟をそんな目で見るな!」
リーフ 「そんなってどんな?」
シグルド 「もちろん性的な意味で」
アルム&セリカ 「私達の様な? イエーイ!」
シグルド 「お前達! ・・・・・はっと、いかん落ち着けシグルド、be coolだ」
リーフ 「兄さんは心優しきエイリーク姉さんから、無闇やたらに剣を振り回さないよう留意されたのだった」
シグルド 「私は真っ当な社会生活を営む堅気、サラリーマンだからな。大人なんだ、癇癪は起こさない」
エイリーク 「宅配でした」
ロイ 「お中元だー」
シグルド 「ほう、そんなシーズンか」
エイリーク 「アイク兄上宛てに二つあります」
リーフ 「よし早速開けよう!」
ロイ 「何かな~食べ物がいいなあ」
エイリーク 「えっ、しかし兄上本人が居ませんが・・・」
シグルド 「まあお中元だから家族宛てって事でいいだろう」
リーフ 「一つ目はえーっと・・・『差出人:ボーレ』」
ロイ 「( ゚д゚)・・・・・。     ( ゚д゚ )」
エイリーク 「こっち見ないで」
リーフ 「はいはい豆腐豆腐。贈り物まで豆腐山盛りどんだけ~。はい、ロイの望んだ食べ物だよ」
ロイ 「こんなに箱詰めにしなくても・・・」
エイリーク 「しばらく食卓に並びそうですね」
シグルド 「商標の『男前豆腐』。実在します、詳しくはwebで」
リーフ 「何言ってるんだよ。さて次いってみよう、差出人はララベルさん」
ロイ 「神様、豆腐以外でお願いします」
シグルド 「さすがに豆腐はもうないだろう」
エイリーク 「・・・・・・・・・牛肉です」
リーフ 「yeeeeeeeeeeeeh!!!!!」
ロイ 「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!」
シグルド 「なんだこのアメリカンな盛り上がり。ハイタッチまでやって」

 

 ピーンポーン♪

 

エイリーク 「誰か来たようなのでちょっと見て来ますね」
シグルド 「頼むよ」
リーフ 「でもさ、肉は熱烈大歓迎なんだけど・・・なんか量足らなくね?」
ロイ 「これアイク兄さん一人分だよね」
シグルド 「常人なら6人分だが」
リーフ 「兄さんを敵に回すのは得策ではないし・・・」
ロイ 「がっかり・・・」
エイリーク 「兄上、すみませんが手伝ってください」
シグルド 「・・・? どうしたんだ?」

 

 玄関には包装された大量の箱、箱、箱

 

シグルド 「!? ななななんだこれは!」
エイリーク 「ミカリン名義宛てにスポンサーの皆さんからお中元のようで・・・」
シグルド 「ゴクッ、これがテレビ業界か・・・」
リーフ 「多過ぎて鼻血出た」
ロイ 「うわーすっごい! ミカヤ姉さんは単なる詐欺師・・・じゃない、占い師じゃなかったんだ!」
エイリーク 「生活用品から食料飲料まで・・・助かりますね」
シグルド 「うむ」
リーフ 「大漁♪ 大漁♪」
ロイ 「そういえばさ、シグルド兄さんにはお中元来ないの?」
シグルド 「・・・・・・!」
ロイ 「真っ当な社会生活を営んでる兄さんには来ないの?」
シグルド 「えっいや、その・・・もうすぐ来るんじゃないかな」
ロイ 「どんな品が来るか楽しみだね! 兄さんだからミカヤ姉さんより凄そう」
シグルド 「・・・・・・・」
エイリーク 「ロイ・・・・・恐ろしい子・・・!」
リーフ 「天然だから手に負えない」
シグルド 「(どうするシグルド! 係長だから大した物は期待できない。しかしそれでは兄の沽券に関わる。
       純朴なロイの兄を見る目も変わるだろう。非常に悩ましいぞ・・・ていうかそもそも私にお中元は来るのか?
       やばい! ドキがムネムネしてきた!)」
ロイ 「あっまた宅配便」
シグルド 「(キ…(-_-)キ(_- )キ!(-  )キッ!(   )キタ(.  ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━!!!)」
エイリーク 「きっと兄上のですね」
シグルド 「言っただろう? ちゃんと届くって」
フュリー 「ペガサス宅急便です。サインお願いします」
エイリーク 「はい、お疲れ様です」
リーフ 「お姉さん美人ですね。清楚な感じでとても素敵です。せっかくですから家に上がってお茶でも飲みません?」
フュリー 「遠慮します・・・」
ロイ 「兄さん自重してくれ」
シグルド 「誰からだ!?」
エイリーク 「・・・・・・エリンシア姉上宛てにデルブレーさんからです」
シグルド 「('A`)」
ロイ 「兄さん本当に来るの? もしかして人望無いの?」
シグルド 「orz」
エイリーク 「もうやめて! 兄上の自尊心はもう木っ端微塵よ!」
アルム 「うわっどうしたのこの荷物・・・ってあれ、なんか兄さんがマジでへこんでる」
セリカ 「兄さんなんかどうでもいいじゃん」
アルム 「それもそうだね」
リーフ 「おーい二人がいちゃいちゃしてるよー」
ロイ 「兄さん動かない・・・」
アルム 「セリカは可愛いな、私の宝物だ」
セリカ 「そんな事言われたら困るわ(〃∇〃)」
ロイ 「何この恥かしいセリフ」
アルム 「ほら、もう顔が赤くなってる。ははっ可愛い奴だ」
セリカ 「もう、からかわないでよ」
エイリーク 「以前男性同士の会話でこんなやりとりを聞きました」
セリカ 「今日は兄さんが反応しないからって大胆ね」
アルム 「兄さんが反応したらしたでこう言うさ。『大好きなセリカを僕にください』って」
リーフ 「ちょwwwそれ僕のセリフwwwwパクるなwwwww」
シグルド 「い、いい加減にしろお前達!」
セリカ 「お中元一つも貰えなかったお兄さんどうかしたんですかあ?」
シグルド 「(´;ω;`)ブワッ」
エイリーク 「あっ、兄上・・・」
シグルド 「・・・今から知り合いに催促してくる」
リーフ 「そこまで必死にならなくても」
ロイ 「僕悪い事言っちゃったのかな・・・」

 
 

 電話中

 

シグルド 「おいキュアン今何してる?」
キュアン 『え? なんだいきなり、まぁ嫁といちゃいちゃしてるよ^^』
エスリン 『やだぁ、あなたったら何言ってるの』
馬鹿夫婦 『キャッキャッ』
シグルド 「くそっ話にならん! ・・・ぬわっ、何だ血の海じゃないか。リーフの奴盗み聞きしたのか」
リーフ 「いちゃいちゃしてぇー・・・・・」

 
 
 
 
 
 

リーフ 「デルブレーさんからの贈り物の写真集やべー超やべー。ロイも見ろよこれ、どう思う?」
ロイ 「凄く・・・・・ビラクです・・・」
リーフ 「姉さんも!」
エイリーク 「私そういうのは趣味じゃ・・・」
リーフ 「ほらっもっと、アナが開くまで見つめて!」
エイリーク 「いやっやめて! (///)」
ロイ 「兄さん変態すぎワロタ」
リーフ 「超兄貴な写真集、エリンシア姉さん涙目で歓喜するね」