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Last-modified: 2009-03-19 (木) 15:57:48

新番組……?

チェイニー「おっす、皆さん初めまして」
マルス「初めまして、こんにちわー」
チェイニー「何の脈絡も許可も予定も無く始まった番組内番組、『ブラザークエスチョン』時間でーっす」
マルス「この番組は、主人公兄弟に対するちょっとした疑問・質問に答える情報番組です」
チェイニー「司会は俺、振り込め詐欺と潜入工作ならお手の物、変し、もとい変装の達人チェイニーと……」
マルス「兄弟で最も客観的で公正な感覚の持ち主……」
チェイニー「嘘つけ」
(つエクスカリバー)ざくっ。
マルス「……マルスの二人でお届けいたします」
チェイニー「……突っ込みきついぞ、おい」
マルス「あれ? 生きてる」
チェイニー「殺す気だったのかよ。つか、一人じゃ成り立たないからって巻き込んだのお前だろ」
マルス「冗談じゃないか。ちょっと斬られたぐらいで怒るなよ」
チェイニー「まあ確かにちょっとしたことだけどよ、お前と付き合ってりゃ。……あー、さて。この番組では、どんなことをしていく予定なんだ?」
マルス「それはタイトルの通り、我ら兄弟に関する疑問のお便りに、僕が答えていくというもの」
チェイニー「お前の人脈はどこまで広いのかとか、リーフのヘタレっぷりは昔からなのかとか?」
マルス「そうそう、大きなことから小さなことまで、答えられる範囲で教えていこうという企画。……だから前者の質問とか無理。機密だから」
チェイニー「機密ときたか。……それで、今回はどうすんだ? 初回だから便りなんざないぞ」
マルス「うん。だから、今回はこの手のネタスレでありがちな疑問に答えようと思う」
チェイニー「というと?」
マルス「それは……」

 

『能力値、違い過ぎね?』

 

マルス「……という点についてお答えしましょう」

 

チェイニー「あー、あれか。ヘクトルがしっこくをハンマー一発でヘコませたり、エフラムがアイクを瞬殺したりすることがあるけど、『無理だろ、能力的に考えて』ってい入る突っ込み」
マルス「そうそれ。例えばアイク兄さんの力は38まで伸びるけど、力自慢のヘクトル兄さんでも30止まり。僕たち紋章勢に至ってはみんな20までしか伸びない」
チェイニー「だから『暁勢最強』って、このスレに限らず言われるよなー」
マルス「そうだね。……けど実は、全く逆の見方もあるんだよ」
チェイニー「逆?」
マルス「そう。能力を、数値でなく割合で比べた場合、暁の人間は文句無しの最弱で、僕たち紋章勢こそ最強になるんだよ」
チェイニー「はい? どういうこったよ」
マルス「つまり、能力の限界値を、ゲーム上定められた上限値で割って出したパーセンテージを比べた場合ってこと」
チェイニー「……はあ。そうすると、どういう結果になるんだ?」
マルス「まず僕たちだけど、言うまでも無く上限値=限界値。誰であろうが最大体力52・能力20まで伸びる。対して暁は、ゲームの上限値が体力120・能力50で、しっこくさん(体力限界70・力限界40)を例に挙げると、体力は上限の六割弱、力は上限の八割しかない」
チェイニー「ふんふん」
マルス「これを僕たち紋章のゲームルールに当て嵌めると、体力は31まで、一番高い力でも16までしか伸びないということになる」
チェイニー「…………」
マルス「ところが職業や個性による縛りがない僕たちは、暁ルール下では体力120・全能力50まで成長する可能性がある。つまり、マチスがデギンと力比べしたり、ザガロがティバーンと技を競ったりする世界があるかもしれないってことだ」
チェイニー「いやいや無いだろそれは。っつうか、なんか無理のある理論じゃね、それ」
マルス「理論どころか、ただの詭弁だよこんなの。……けどね。ゲームルールの違いも成長率も考慮せずに限界数値だけ比べるのも、同レベルの詭弁だって言いたいだけ」
チェイニー「ああ、なるほど……比べるのが数値であれ割合であれ、木を見て森を見ざるならどちらも道理にはならないってことか」
マルス「そういうこと」

 

マルス「そういうわけで答えは、『ルールが違うのに直で比べるな』ってことで」
チェイニー「じゃあ、強さの基準とかどうなるんだ?」
マルス「そんなの、プレイしたときのイメージを擦り合わせるしかないよ。作品単品ごとに感じた、『こいつ強ぇ』『こいつ勝てねぇ』といった感想を、自分なりに印象深かった順に並べてみるとかね」
チェイニー「それだと、人によって違わね?」
マルス「違ったっていいんだよ、ゲームの感想なんて人それぞれなんだから。例えばコレの書き手は『マリクvsセネリオはマリクが勝つ』と思ってるけど、『セネリオの方が絶対強い』って考える人もいるだろうしね」
チェイニー「まあ、そりゃそうか。……とまあ、結論も一応出たし」
マルス「うん。兄弟とはほとんど関係なかったけど、本日はここまで!」
マルス&チェイニー「ありがとうございましたー!」

 

マリク「……あの、マルス様」
マルス「ん?」
マリク「番組といいながら、カメラもレコーダーも用意してないのは何故ですか?」
マルス「いや、カメラなら回ってるよ?」
マリク「へ? どこにですか?」
チェイニー「あー、知らない方がいいし、気づかない方がいいぞ。その方が幸せだ」
マリク「???」
チェイニー「悪趣味だよなー」
マルス「まあね。けど今のところ実害は無いから放っといていいよ。まあ、もちろん……」

 

マルス「(にっこりカメラ目線で)やり過ぎたら潰スぞ?」