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Last-modified: 2007-11-10 (土) 23:06:14

超天才リオンの大発明! ~漆黒編~

 
 

マルス  「漆黒さんの正体ってゼルギウスさんなんじゃない?」
リーフ  「ちょ、いきなり何を言い出すんスかw」
ミカヤ  「……でも確かに、二人が一緒にいるところを見たことないわね……まさか、本当に……?」
ロイ   「あ、あれ見て!」

 

ゼルギウス「やあ漆黒の騎士殿。今日はいい天気ですな」
漆黒の騎士「うむ。誰もが身の程をわきまえる、実にいい天気である」

 

マルス  「漆黒さんとゼルギウスさんが談笑しながら歩いている……!」
リーフ  「なーんだ、やっぱり別人か」
ミカヤ  「そうよね。二人とも物腰からして全然違うし」
ロイ   「とんでもなく強いのは共通してるけどね」

 

ゼルギウス「……ふう……危ない危ない」
リオン  「やあゼルギウスさん、僕の発明品の調子はいかがですか?」
ゼルギウス「これはリオン殿。この『漆黒アーマー用遠隔操作装置』、実に役に立っております」
リオン  「ふふふ……自律機能に加えてゼルギウスさんの声からサンプリングした音声データで、
      初音ミクばりのスムーズな人工音声を実現したからね!
      ああ、こんなものを作ってしまう自分の才能が怖いよ、ノール……」
ノール  「さすがリオン様。このノール、一生ついていきます」
ゼルギウス「……では、わたしはこれで」
リオン   「あ、その前に、ちょっと」
ゼルギウス「? なんですか?」
リオン   「この発明品の料金を頂きたいんですけど。はいこれ請求書」
ゼルギウス「ああ、わたしとしたことがすっかり、わす……れて……」
リオン   「? どうかしましたか?」
ゼルギウス「……リオン殿……この請求書、ゼロが五つほど多いような気がするのですが……」
リオン   「いえ、正確な値ですが」
ノール  「材料費設備代人件費……そして何よりも、リオンさまのお手を煩わせたことに対する感謝料金。
      このぐらいは妥当……いえ、むしろずいぶんとサービスが利いている値段だと驚嘆していただきたいところですね」
ゼルギウス「……」

 

漆黒の騎士「カレーだ! カレーを食え!」
リーフ   「ちょ、漆黒さん、いくら僕でもそこまで食ったら胃が破裂ウギャアアアア!」
アイク   「……漆黒は何故ああも必死に手広く商売しているんだろう……」
ミカヤ   「不思議よね……」