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Last-modified: 2007-09-10 (月) 01:30:57

5-675-82に触発されました。

 

~竜王家~

 

ツヴァイ「やっぱナーガってのは素晴らしい威力っすね。修理したての壁をこうもたやすく破るとは…」
アハト「せっかく直していただいたものを二日もしないうちにまた壊したから直せというのは
    無礼すぎるな。我々で何とかしよう。」
フィーア「(リカバーをかけつつ)それで、喧嘩の理由はいかがなものですか?ユリウス様」
ユリウス「…階段にあのアホのポスターが貼られてたから破いてやっただけだ。」
フィーア「ポスター?セリス君のですか?」
ドライ「ほら、月刊プリンセスって雑誌の懸賞になってたやつだよ。アンケート葉書千枚くらい書かされた
    じゃないか。」
フィーア「あれですか?あれはなかなかみめよろしゅうございましたが…」
ユリウス「馬鹿言え!!何が悲しくてふりふりドレスで女装した写真が貼られなきゃならないんだよ。」
ツヴァイ「…性別ってそんなに大事ですか?」
ユリウス「当たり前だ。お前らにはどうでもいいかもしれないけどな。」
アハト「根本的な設定がないですから。私やツヴァイはともかく、ズィーベンやツェーンなんて
    わかったものじゃないし、フュンフに至っては日によって性別変わりますしね。」
ノイン「もしかしたらセリス君も日によって変わってたりして。フフ、もしそうだたらどうします?」
ユリウス「それは…、って、別に何もあるわけないだろ!だいたいあいつとは別に何でもない!!ただ
     あいつが近寄ってきているだけだ。」
フィーア「あらあら、でも我々としては彼とはもっと仲良くしてほしいものですが。」
ユリウス「なに?」
フィーア「ユリウス様はユリア様に頭が上がらないとはいえ、異常なほどのカリスマ性を持って
     いらっしゃる。だから、普通の級友はせいぜい畏怖するか崇拝するかのどちらか…
     そんな中で、自分と対等に、純粋に友情を求めてくる子はセリス君くらいですから。」
アハト「それにちょっととぼけてるとは言え、気立ての優しいいい子ですしね。それに、なんだかんだで
    彼とかかわってる時のユリウス様はとても生き生きしてますよ。そういう人って貴重ですよ。」
ユリウス「ふん…」
ノイン「(あら、否定なさらないんだ。)でも彼かわいすぎるから行き過ぎるとユリウス様が同性愛者
    になっちゃわない?」
ユリウス「ば、馬鹿言えっ。」
アハト「そうだぞ、ノイン。不安定な思春期に同性に性的関心を持つことは別に珍しいことではない。」
フィーア「そうそう。最近はそういったことに対する差別や偏見も減っている。仮にそうなっても何も問題ない。」
ユリウス「おい、何勝手にわけのわからないこと言ってんだ!」
ツヴァイ「へ?何か変なこと言いました?」

 

ドタドタドタッ

 

ドライ「ん?…って、ユリア様!!」
ユリア「(ゴゴゴゴゴ…)あなた達、お兄様をたぶらかしてセリス様を私から引き離そうって気?どうやら
    日々の折檻が足りない様ね…」
アハト「いえっ、全くの誤解…」
ユリア「問答無用!!」

 

         ちゅどどどどーん

 

クルトナーガ「アイク、ユリアが使用人に折檻して今度は屋敷が半壊しちゃったんだ。修理お願い。」
アイク「わかった。」
セリス「ユリアって家では結構過激なんだ。意外だな…(好感度ちょこっとDOWN)」