ツンデレとフラグクラッシャー
アイク「新必殺音速フラグクラッシュ!」
レテ 「グアアアア!こ、このザ・ツンデレと呼ばれるレテが…こんな青髪に…バ…バカなアアアアアア」
※上の会話はイメージです。
ライ 「レテのやつ…ま~たアイクにフラグ折られちまったな」
セネリオ「ひどい有様です」
ライ 「このままだとレテがツンデレからヤンデレにパワーアップしてアイクをNiceboatしちまうかもしれないな」
セネリオ「誠氏ね。と言うかあんな最低男とアイクを一緒にしないで下さい。後それだともう一人死にませんか?」
ライ 「…仕方が無い。レテの、アイクの親友としてここは俺が一肌脱いでみるか」
セネリオ「…何を企んでいるか分かりませんが、僕も手伝いますよ」
ライ 「………」
セネリオ「…何ですか?その有り得ないものを見たような顔は?」
ライ 「いや…お前のことだから手伝うどころか邪魔すると思ったんだけどな」
セネリオ「人をガチホモみたいに言わないで下さい。
アイクに忠誠を誓った者として、親友としてアイクの幸せを願うことが何がいけませんか?」
ライ 「いや、別に悪く無いけど…」
セネリオ「それに数いるアイクの嫁候補としてはレテが一番まともだと思ったまでです。
これがララベルさんやイレース、女神ユンヌ辺りでしたら容赦無く邪魔しましたけど」
ライ 「…ま、とにかくお前が手伝ってくれるなら心強い!俺が考えた作戦はな……」
─後日
アイク「………」
ライ 「よっ、アイク。待ったか?」
アイク「いや、今来た所だ。しかしお前が俺を呼び出すとは珍しいな。何かあったのか?」
ライ 「まぁな。所でアイク、これが何だか分かるか?」
そう言って取り出したは二枚の遊園地のチケット。
アイク「チケットだな、遊園地の。それがどうかしたのか?」
ライ 「正解!これをお前にやろうかと思って呼び出したんだ」
アイク「何故俺に?それ以前にお前が使わないのか?」
ライ 「本当はスクリミルと一緒に行こうかと思ったんだけど、あいつ用事が出来ちまったみたいでさ。
俺も用事を入れてしまったし、このまま捨てるのも勿体無いと思ってお前に渡そうかと思ってな」
アイク「理由は分かった。だが俺は遊園地に行くと言うガラでは…」
ライ 「たまにはいーだろ。お前も友人と誘って遊園地でも行って遊んで来い。じゃあな!」
無理矢理二枚のチケットをアイクに握らせて脱兎の如くこの場を去るライ。
アイク「待てよ、ライ。…何だったんだあいつ?」
─そこら辺の草陰
ライ 「ここまでは計画通りだな。セネリオのおかげでチケットを安く手に入れて助かった」
マルス 「いやぁ、見事でしたよ。あのアイク兄さんに有無言わさずチケット持たせるなんて」
ライ 「…所で何でアイクの弟君がいるんだ?」
セネリオ「チケットを安く手に入れる手段を模索していた所、最終的に行き着いたのがこの人の所でした」
マルス 「その気になればタダで手に入れれたけどね」
ライ 「流石にそこまで行くと犯罪くさそうだが遠慮しとくよ。とにかく後は呼び出しといたレテが来るのを待つだけだ」
セネリオ「アイクのことですから、特に考えもせずにチケットを彼女に渡すことでしょう。…素直に受け取るかは別ですが」
ライ 「多少ツンデレるかもしれないがレテのことだ。最終的には絶対受け取るだろう」
マルス 「どうなるか、wktkだね」
─数分後
レテ 「…まだみたいだな。ライの奴、人を呼び出しておいてまだ来てないとはどういう了見だ?後できっちり…」
アイク「…レテ?そんな所で何やっているんだ?」
レテ 「アイク!?お前こそこんな所で何やっているんだ?」
アイク「俺はライに呼び出されてここに来たんだがな」
レテ 「(ライだと!?…まさかライの奴、私を謀ったか!あいつは後で砕破確定だ)」
アイク「…そうだ。レテ、俺と一緒に遊園地でも行かないか?」
レテ 「な、なんだと!?」
ライ 「キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
マルス 「キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
セネリオ「…二人共、落ち付いて下さい」
アイク「ライに無理矢理チケット二枚貰ってな。どうしようかと困っていた所だ」
レテ 「(ま、まさかライの奴…この為に私を呼び出したと言うのか?)」
アイク「どうだろうか?いや、無理強いはするつもりは無いのだが…」
レテ 「…き、急にそんな事を言われても私にも都合と言うものがあってだな。
お前が空いてたとしても私が空いてるとは限らんだろう。そんなことも分からんのか?」
アイク「………」
レテ 「だ、だが…お、お前がどうしても言うなら……私が…」
マルス 「デレktkr!」
ライ 「よし!作戦成功だな!!さて、後は遊園地での良い雰囲気を作る為の作戦を…」
セネリオ「待って下さい。向こう側から誰かが来ます。あれは…」
ボーレ「お、アイクじゃねぇか。何やってんだ?」
アイク「ボーレか。今日は豆腐屋は休みか」
ボーレ「まぁな。ちょっと軽く散歩していた所だ」
アイク「…そうだ。ボーレ、今度の日曜にミストとデートすると言ってただろう。デートするならここでも行ったらどうだ?」
そう言ってライから貰ったチケットをボーレに渡すアイク。
ライ セネリオ マルス
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ボーレ「いいのかこんなもん貰っちまって?」
アイク「レテと行こうかと思ったのだが、どうやら都合が悪いみたいだからな。俺一人行っても仕方が無い」
レテ 「あ、いや…その……私は……」
ライ 「読め!空気を読むんだ!豆腐!」
マルス「レテさんも空気読めと言わんばかりな顔をしてるよ」
ボーレ「流石アイク!心の友よ!ミストとは最高のデートをしてくるぜ!!」
アイク「お前はジャイ○ンか。だがそこまで喜んでくれると渡した甲斐があったな」
ボーレ「おう!じゃあデートの結果を楽しみに待っててくれ。じゃあな!」
上機嫌に去っていくボーレ。その手には二枚のチケットが握られていた。
アイク「都合が悪いなら仕方が無い。しかしあんたと遊園地に行ってみたかったものだな。じゃあ俺も行く。またなレテ」
レテ 「あ…ああ……また、な………」
セネリオ「ひどい有様です、と言う言葉が今の状況程、合うものはありませんね」
マルス 「これはひどい。いや、酷すぎる」
ライ 「………(頭を抱えている)」
後日、ライが化身したレテに追いかけられる姿が目撃されるのは別の話である。