女神ユンヌとの出会い
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マルス「ちょwいきなりドアップでなんスかww」
ユンヌ「えー、あたしの公式絵も公開されたことだしたまにはこの姿もいいかなって」
マルス「そういうメタ的発言は僕の特権なんですけど」
ユンヌ「自由と混沌の女神だからいいんだもーん。さてと…………(ダダッ)……こら離せ!離せ小僧!」
マルス「姉の身体で好き放題……ってのは今はょぅじょ形態だからいいとしても正直アイク兄さんをやたらファックしようとするのも止めて欲しいんですよね」
ユンヌ「いいじゃん別にー!!減るもんでも無し」
マルス「そういう問題じゃなくて……全く何であなたはそんなにアイク兄さんにこだわるんですか?」
ユンヌ「えー、だってあたしのイメージカラーって蒼じゃん。蒼髪に蒼眼のアイクにぴったり☆」
マルス「僕とヘクトル兄さんとシグルド兄さんとセリスとアルムとそれから微妙ですけどエフラム兄さんも蒼ですね」
ユンヌ「あと最初はどっかの動物園から脱走したゴリラかと思ったけどよく見るとすっげえいい男だし」
マルス「女神の癖にすっげえ煩悩の持ち主ですね」
ユンヌ「えーと、とにかく!アスタルテ姉さん相手でも諦めなかったアイクを見て思ったんだ。これこそ男の生き様だ……って!これは犯すしかない!ってね」
マルス「あなたはどこぞのわゆーんですか。てか最後の発言自重」
ユンヌ「それに…………アイクがはじめてだから……あたしの存在…………認めてくれたの……」
マルス「ああ……そういえば……そうでしたね」
ユンヌが深くうつむく。マルスは少し申し訳なさそうにして目を逸らす。
―――これは、あたしがはじめてミカヤの身体に降り立った日の、アイクとの馴れ初めの話です。
マルス「馴れ初め違う」
<修行中につき立ち入り禁止 ミカヤ>と言う張り紙のされた部屋の前で立ちすくむロイ達。
ミカヤ「はぁぁぁぁぁ!!先惣禮 将軍電撃斧落石死 敬禮天人大覺尊 漆黒家漆黒森 恆沙福智皆圓滿 緑風瞬殺涙目 !!」
ロイ 「……何時間も部屋に籠もってお経なんか唱えちゃってミカヤ姉さんどうしちゃったわけ?」
リーフ「なんか修行の成果が出てあとちょっとで何か降りてきそうなんだって」
ロイ 「ふーん……なんかよく分からないけど凄そうだね」
ミカヤ「来た来たキタキタキタキタァァァァ!!キェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!(ガクッ)」
ロイ 「……なんか静かになったね」
リーフ「『何か』が降りてきたのかな」
???「ひゃっほぉぉぉぉ!!1000年ぶりのシャバはきっもちいいいいいい!!」
ロイ・リーフ「ミカヤ姉さんー、もう入るよー?(ガチャ)」
ユンヌ「ハァァイ!ハロォエブリバディ☆は・じ・め・ま・し・て☆自由と混沌の女神ことユンヌちゃんでーす!!」
2人 「…………………(無言でドアを閉める)」
ユンヌ「な、何あの子達めっちゃ失礼ー!!明らかに『見てはいけないものを見てしまった』って目された!」
??? 「すまん、入るぞ(ガチャ)」
ユンヌ 「……おっと!はいはーい!」
エフラム「幼女の気配がして来たんだが……なんだミカヤ姉さんか(ガチャ)」
ユンヌ 「な……何今の!犯罪臭えぇー!!……そういえばこの娘の名前ミカヤって言うのね。ふーん。(鏡を覗く)
お、すごい美少女じゃん!これはいろんな楽しいこと出来そう!ゲヘヘ!」
そう言って女神の力でフリフリのいかにも魔女ッ娘☆な服(魔法のステッキ付き)に着替える
ユンヌ 「おー!似合ってる似合ってる!えへへ♪ちょっとはしゃいじゃえ☆」
(ガチャ)
シグルド「大丈夫か姉さん?!ロイ達によるとなんでも気が動転したとかで」
ユンヌ 「わたし魔女っ娘ミカリン♪ 地球に修行にやってきた、魔法の国アスタテューヌのお姫様よ!」
シグルド「…………すまなかった(ガチャ)」
ユンヌ 「え?!これ駄目?!普通に年相応の女の子がやるごっことかじゃない?!
………ってか………さっきからこの娘のことみんな姉さん姉さんって……この娘一体何歳?」
部屋を出て人を捜し回るユンヌ、そしてエリウッド発見
ユンヌ 「お、王子はっけーん!」
エリウッド「姉さん……その格好は……もうちょっと年を考えた方が……うっ、胃が……」
ユンヌ 「ねぇ……あたしって何歳だっけ?」
エリウッド「……!!ついにボケが!!ああ胃がァァァァァァァ」
ユンヌ 「……ふーんだ。もういい」
ユンヌ(とにかくこの娘の歳って相当いってるみたいね……名前はミカヤ、この家の多分長女、かなりの年増……か。
とりあえずしばらくこの娘のふりでもして遊んでみるかなー)
と、そこに誰か帰ってくる
アイク「ただいま、姉さん」
ユンヌ「(うおっ!でかっ!これも弟かよ!)お、お帰りなさい!……えと、えと……」
マルス「その人はアイク兄さんだよ。邪神ユンヌ」
気づくとユンヌの背後には青銅のメダリオンを持ったマルスがいた。
アイク「………マルス?何を言ってるんだ?」
ユンヌ「そうよ!お姉ちゃんに向かって失礼よ!……えっとえっと……この弟!」
マルス「マルスです。邪神ユンヌ」
そう言い放つマルスの目は冷たかった。
アイク「ユンヌ……?邪神と言われているあの?」
ユンヌ「………!!あたしのこと邪神って呼ばないで!!」
マルス「………認めたね?」
ユンヌ「……………………」
マルスはため息をつくとメダリオンを握ったその手を開いて見せた。
マルス「やっぱりね。ミカヤ姉さんが拾ってきた時から一応警戒はしてたけどまさか本当に封印を解いてしまうなんてね」
アイク「マルス、お前は一体何の話をしてるんだ?俺にも分かるように説明してくれ。」
アイクの問いにマルスが答える。
マルス「今のやりとりで気づいたと思うけど……今のミカヤ姉さんはミカヤ姉さんじゃない。
太古の昔に大陸を沈めたという邪神ユンヌが取り憑いてるんだ。」
アイク「………まさか。そんなことがあるのか?」
マルス「ミカヤ姉さんは優秀な巫女だからね。多分こんな邪神が封じられてるとも知らずに封印を解いちゃったんだろうけど。」
今まで黙っていたユンヌが口を開く。
ユンヌ「違う……邪神なんかじゃない。あたしは……自由と混沌の女神、負の女神ユンヌ……」
マルス「どちらでも変わらないよ。あなたがやったことは邪神のするそれだ。」
ユンヌ「そんな……そんなつもりじゃなかった……あたしはただ自由に在りたくて……」
マルス「その結果大陸を沈めたと?もういいです。あなたはこの世界の為にいてはならない。」
マルスはメダリオンを高く掲げる。
ユンヌ「いや………!やめて………!」
蒼い炎が幼い少女の形になってミカヤの身体から引きずり出される。
マルス「アイク兄さん、兄さんの持ってるラグネルは正の女神の加護が宿ってます。その剣ならこの邪神を殺せる。」
アイク「…………」
マルス「兄さん、気が進まないかもしれないけど、これがこの世界の為なんだ。やらないと大切な物がみんな無くなるかもしれない。」
ユンヌ「………やっぱり………あたしは………もう……」
アイク「…………」
アイクは黙ってゆっくりとユンヌとマルスの方に歩いていく。そして、
ユンヌ「……?!」
マルス「いででででででで!!何するんですか兄さん!!」
アイク「……お仕置き」
マルス「な……お仕置き?!」
赤く染まった頬を押さえ、困惑した表情を見せるマルスにアイクが問う。
アイク「覚えてるか?マルス。お前が今よりずっと幼かった頃、冷静なはずのおまえが
珍しくケンカして傷だらけで帰ってきてミカヤ姉さんに大層怒られたことがあった。」
マルス「ああ……そんなことありましたね。思い出したくもないですけど。」
あの時は両親がいないことや家が貧しいことで家族を馬鹿にされ、つい怒りで我を忘れてしまった。
僕らしくもなかった――そう思って苦々しい顔を浮かべるマルス。
それをよそにアイクは続ける。
アイク「……怒った姉さんは問答無用でお前を押し入れに閉じこめた。お前は何時間も狭い暗がりにいた。」
マルス「…………何が言いたいんですか?兄さん。」
アイク「その時のお前はどんな気持ちだったろうな?憎らしかったか?それとも辛かったか?」
マルス「そりゃあそうですよ。僕だっていろいろ理由があったのにこっちの言い分も……聞かずに……」
マルスはそこで言葉を止めた。
気づいてしまったからだ。状況は違えど昔の自分が目の前で泣いている少女と同じ気持ちでいたことに。
アイク「分かっている。お前は理由も無しにそんなことをする奴じゃない。何か事情があったんだろう?」
言いながらアイクはユンヌを少しだけ見た。
そして向き直ってまたマルスを見つめる。
アイク「辛いだろうな。人に自分の気持ちを分かってもらえないと感じたら。」
マルス「…………そう……ですね。でも……!こいつがやったことは……」
アイク「過ちは二度と繰り返さなければいい。そうだろう?」
――やっぱり、僕はこの人が苦手だ――
マルスは思った。いつもこの蒼く澄んだ目に見つめられると理屈抜きで納得させられてしまう。
いくら賢くなったつもりでも、大人になったつもりでも、
かなわない――そう思い知らされてしまう。
アイク「それから……あんた。」
ユンヌ「…………!」
蒼い瞳が再びユンヌの方に向けられた。
アイク「あんたが何をしでかしたのかよくは知らないが、千年も閉じこめられていたんだ。反省は十分できただろう?もう泣くな。」
ユンヌ「でも……あ、あたしはやっぱり……やっぱり人のためにはいない方が……」
アイク「………………(ぎゅぅーっ)」
ユンヌ「痛ったーい!!何すんの!!このゴリラ!!」
アイク「あんたは今罰を受けた。これで全部チャラだ。」
そう言うとアイクは普段はまず見せない子供のようないたずら笑いを浮かべた。
ユンヌ「……う……うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
アイク「おい、何でまた泣いてるんだ?」
――あたしは、負の女神。世界を作った女神の片割れ。人知を超えた絶対の存在。
それ故に崇められ、また、それと同時に畏れられたりもした。
私がどんなに自分の子達を愛そうが、誰1人としてあたしを同じように愛してはくれなかった。
みんなあたしと同じではない。同じには扱ってくれなかった。
当然だ。あたしは神で「特別」な存在なんだから。
けど、この目の前の青年は、このアイクという人間は―――私のことを―――
ユンヌ(ありがとう……ありがとう……)
アイク 「というわけでこいつはユンヌ。生き物を作った負の女神だそうだ。いわば俺たちのお袋だ。変わった奴だがよろしく頼む。」
ユンヌ 「はーい!今日からみんなのママでぇす♪ヨ・ロ・シ・ク☆」
ロイ 「嫌だこんなお母さん」
リーフ 「でもこれでとりあえずミカヤ姉さんご乱心疑惑が晴れたね」
シグルド「あれは本当に面食らったな」
エフラム「……ミカヤ姉さんの身体を借りてるのか?」
ユンヌ 「うん、そうだけど?」
エフラム「本体は?実体をちゃんと持てるのか?そうだとしたら本当の姿はもしかして」
ユンヌ 「ぎゃー!やっぱこいつ犯罪の匂いがするー!」
<マテ、オレハタダ…… コッチクンナロリコーン!!ヨウカーン!!シネー!! アアッ、リーフニイサンガ(ry コノヒトデナシー!
マルス 「……すっかりうち解けてますね。」
アイク 「そうだな。でもお前は……」
マルス 「ええ。まだ見逃したわけじゃないですよ。」
アイク 「まぁ、お前はそう甘いやつじゃないからな。」
マルス 「でも……アイク兄さんがいればきっと…………」
アイク 「ん?何だ?」
マルス 「いや、やっぱなんでもないです。あのお子様女神いつか適当な口実作ってメダリオンに強制送還してやりますから」
アイク 「……?変な奴だなお前も。」
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ユンヌ「っとまぁこんなことがあったわよねー」
マルス「そうですね。僕なんかすごいいじめっ子ですね」
ユンヌ「いつものことじゃん。さてと……(ダダッ)……こら離せ!離せ小僧!」
マルス「だーかーらー、人の兄をファックするなって何度言ったら(ry」
ユンヌ「もう!いいじゃん好きなもんは好きなんだから!」
マルス「まぁ好きになるのは勝手ですけど……アイク兄さんは人間、あなたは女神だ。」
ユンヌ「…………!!」
マルス「いくらアイク兄さんでも所詮は人間。遙かな時間を生きるあなたとは生きる時間が違う。」
ユンヌ「………分かってるよ。人はいつか死ぬ。でもだからこそ何かを残そうとする。
脆いけどとても強い……そんな人って生き物が大好きなんだから。もちろんマルスちゃん、あなたもね。」
マルス「……今日はいつもに増しておかしな事言ってますね。さすが混沌の女神」
ユンヌ「もう、照れなくていいんだぞー!」
マルス「うるさい!好きになるのはアイク兄さんだけにして下さい!」
ユンヌ「言われなくてもそうしますー!ってかよく考えるとこのスレみんなサザエさんだから年取らないわけで。
よし、やっぱ結婚するっきゃない。牧場物語では主人公女神とも結婚できるし!」
マルス「そういうメタ的発言は僕の特権だって言ってるでしょうが。そして何唐突に牧場物語とか結婚とか」
ユンヌ「自由と混沌の女神だから(ry」
<ギャーギャーギャーギャー ゴシカァン!!
アイク「………なんだ。あの2人仲いいのか?」
ロイ 「さぁ?」