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Last-modified: 2008-02-19 (火) 22:00:49

マルス  「第3021回、兄弟家男性陣秘密会議ー(小声)」
リーフ  「イェーイ(小声)」
ロイ    「……で、なんなのさ、こんな真夜中に男だけ居間に集めて」
エリウッド「寝不足だといろいろ辛いんだけど……」
ヘクトル 「さっさと終わらせろよ」
シグルド 「社会人は忙しいんだぞ」
アイク  「緊急事態なら力を貸すがな」
マルス  「まあまあ。皆さんとりあえず声を抑えて……これを見てください」

 つhttp://cat.oekakist.com/FE_heros/dat/IMG_000008.jpg

ヘクトル 「……ああ、絵板の絵」
リーフ  「写真」
ヘクトル 「……上手く描けてるな」
リーフ  「よく撮れてるよね」
マルス  (ヘクトル兄さん空気読んでよ……ここではあくまでこれは写真なんだからさ)
ヘクトル (たまにアホらしいことにこだわるよな、お前も……)
マルス  「まあそれはいいとして……この写真がなんだか分かるかい、ロイ?」
ロイ   「……えーと、おめかししたリン姉さん、だよね?」
アルム  「正確には、させられた、って言うべきなんだろうけど」
エリウッド「……別に、問題はないんじゃないのか? 似合ってると思うし。綺麗だと思う」
ヘクトル 「だな。馬子にも衣装とはこのことだぜ」
マルス  「……兄さんたち、さっきから露骨に話題をそらそうとしてますね?」
エリウッド「……なんのことかな?」
ヘクトル 「……わからねえなあ……」
リーフ  「……じゃ、聞きましょうか?」
マルス  「……ここにお集まりの皆さん。このリン姉さん……」

 い く つ に 見 え る ?

529 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 15:18:55 ID:x/685xGI
エリウッド「……」
ヘクトル 「……」
エフラム 「……さん」
ロイ   「ちょ、エフラム兄さん!」
リーフ  「それはあまりにも危険な……!」
アルム  「……ま、まあ、何ていうか、リン姉さんの大人っぽいところが強調されてて……は、二十歳ぐらいには、見えるんじゃ……」
マルス  「アルム噛みすぎ」
ロイ    「あー……なんか、セシリア先生にちょっと雰囲気似てるかも、このリン姉さん」
マルス  「記録記録……『ロイはリン姉さんはおばさんっぽいと言いました』まる」
ロイ    「ちょ、なんでそんな解釈……!」
シグルド 「うむ……まあ、なんというか……リンも、大人っぽくなった、な……」
ヘクトル 「歯切れ悪いぜ兄貴……」
アイク  「……俺としては、それ以上にその背後のエリンシアが、いやに所帯じみてる点が気になるんだが……」
エリウッド「……普段から『お母さん』な感じのイメージだからね、エリンシア姉さんも……」
エフラム 「いや、これは明らかにおばさんだろう」
リーフ  「ちょ、おまw」
マルス  「すごい……さすがエフラム兄さん、神をも恐れぬ大胆不敵な発言だ……!」
シグルド 「思うに……この服の色使いとデザインが、ちょっと落ち着きすぎなんじゃないか?」
ロイ    「確かに。センスはいいけどちょっと大人っぽすぎて若さが足りないよね」
ヘクトル 「リンぐらいの年の奴が着るにしちゃ、落ちつきすぎなんだろうよ」
アルム  「……でも、そんな服が似合うリン姉さんって……」
マルス  「記録記録。『アルムは言いました。リン姉さんはババア』まる」
アルム  「ちょ、飛躍しすぎだって!」
アイク  「いやだから、それ以上にこのエリンシアがな」
ロイ    「そう言えば、このリン姉さんの服もエリンシア姉さんのチョイスなのかな」
エリウッド「まあそうだろうね」
ヘクトル 「なるほどな。つまり両方とも感覚がババ」

 ガラッ(襖が開いた音)

エリンシア・リン「……」
全員   「あ」

 ……翌日、兄弟家の男性陣が一人を除いてボロボロの上、朝飯抜きという悲惨な有様で出かける様子が目撃されたという……

セリス  「……どうして僕だけ仲間はずれにされたんだろう……」
マルス  「ごめん、君が男だってことをすっかり忘れてた」