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Last-modified: 2008-02-19 (火) 22:09:16

154 名前: ユリウスのバレンタインに便乗1 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 11:32:34 ID:PQE2Aa+t
ユリウス「リーフじゃあるまいしどうして僕がこんな目に…おいフィーア、治療しろ」
フィーア「はっ、ただいま!!(いつも以上にひどいけがだ。また御交友関係の確執か。)
…はい。終わりましたわ。失礼します。」
フィーアは退室し、手に持っているチョコを見つめる。
フィーア(はぁ、今年も渡せなかった。いや、臣下の分際でこのようなことを考えることが間違いか…)
ユリア「あら?あなた何を持っているの?」
フィーア「ユ、ユリア様!?これは、その…」
ユリア「チョコレート?お兄様に?」
フィーア「(顔を腐った牛乳のような色にして)いえ、そんな恐れ多い…」
ユリア「(ちょうどいいわ)ならそれはよこしなさい。無駄にはしないわ。」

ユリア「(コンコン)お兄様?失礼します。」
ユリウス「なんだ…む!!そ、その手に持っているのはもしかして…」
ユリア「(チョコを手渡す)バイクの件は報告を受けましたわ。そのお詫びも兼ねて。
もちろん義理ですが…」
ユリウス(幸せすぎて聞こえていない)
155 名前: ユリウスのバレンタインに便乗2 [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 11:36:14 ID:PQE2Aa+t
その後ユリウスはずっとニコニコしていた。
フィーア「…さっきとはうってかわってうれしそうですね。」
ユリウス「まあな。そう言えばお前もいつも死人みたいな顔してるのに今日はずいぶん血色がいいな。」
フィーア「フフ。主の喜びは臣下の喜びですわ。」

ドライ「(コンコン)ユリウス様ー。お客様です。」
イシュタル「ああ、ユリウス様。今年もチョコが一つももらえずただ逆恨みに会うという悲惨な一日でしたでしょう。
      今宵はこの私が全身全霊をかけて慰めて…え?」
ユリウスがチョコを持っていることに気付く。
イシュタル「ユリウス様が、チョコを?そんな…ユリウス様、あなたは今、私の心を裏切りましたわ!!」
ユリウス「い、いきなり部屋に入ってきて何のつもりだ!!」
イシュタル「問答無用です!!」
その後トールハンマーで部屋ごと黒こげになったが、なぜかチョコレートだけはフィーアが死守したそうな。