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Last-modified: 2008-02-19 (火) 22:10:20

178 名前: ホームランって何点? [sage] 投稿日: 2008/02/14(木) 07:16:10 ID:87ZkiZEw

~ホームランコンテスト会場~

セリス  「あれ、試合じゃないの?」
ミカヤ  「なんでもほむーらん…こん? てすと、っていう競技ですって。前にも一度だけ見たわ」
リーフ  「あのサンドバッグをバットで殴り飛ばしてその距離を競うんだね。……他人に思えないなあ……」
ヘクトル 「今日はアイク兄貴がエントリーしているんだな」
エリンシア「ぶっ飛ばして差し上げてください!」

 競技は順調に進んでいく。
 前回と仕様が変わったせいでやや戸惑っていた選手たちも流石に数度こなしていく内に慣れた様で、好調な記録を出してゆく。

ヘクトル 「すげえなどいつもこいつも、500mとか600mとか余裕で飛ばしてやがる」
セリス  「凄いよね。プロ野球選手のホームランだって200mも飛ばないのに。やっぱりあのバットが特殊なのかな?」
リーフ  「だと思うよ。明らかに通常の攻撃よりカッ飛んでいくし」
ヘクトル 「(ルールガイドを読みながら)…ふむふむ。バットで殴り飛ばす前に上手くダメージを与えておくのがコツなのか」
セリス  「純粋な腕力より、その辺りの戦略が大事なんだね」
ミカヤ  「アイクはそういうの苦手な気もするけれど大丈夫かしら? ……って、次はアイクの番みたいね」
エリンシア「思い切りぶっ飛ばして差し上げてください!」

リーフ  「アイク兄さん、前回はひどい有様になっちゃったけど、今回はうまく行くかな?」
ヘクトル 「まあ、いきなりバットで殴るようなことはしないだろ……っていきなりバット掴んだぞ」
セリス  「ダメだよアイク兄さん、まずは普通に攻撃してダメージを、ってバット投げつけた!?」
リーフ  「うわ、跳ね返ってきたバットをまた掴んで投げつけて……ラグネルと交互に叩きつけてる」
ヘクトル 「大暴れしてる様にしか見えねえのに的確にダメージ蓄積してるぞオイ」
セリス  「いい感じでダメージ溜まってるよ!」
リーフ  「これなら凄い記録が出そうだね! そろそろバットを構えて……アレ、なんでラグネル振りかぶってるの?」

 どごおおおおーーん!

ヘクトル 「バット使わないで殴ったー!? つうか明らかに剣で斬る音じゃねえだろあれ!」
セリス  「凄い飛んでる!凄い飛んでる!」
リーフ  「アレってバットが特別だったんじゃないの!? ねえ!?」
エリンシア「KI!N!NIKU! KI!N!NIKU!」

記録:1129.3m(http://www.youtube.com/watch?v=JZ6NzoIrFBY

ヘクトル 「なんでバット使うより飛んでんだよ……」
マルス  「そりゃ、アイク兄さんだもの」
セネリオ 「酷い有様です」
セリス  「いつの間に来たの二人とも」