584 名前: マルス「ジャファルさんにも手伝ってもらいました」① [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 20:51:31 ID:2CyalwAW。
~夜中の兄弟家~
マルス(ふぅ…喉が渇いたな…)
真夜中、マルスは水を飲むために起きてきた。
すると、居間から話し声が聞こえてきた。
エリンシア「…それにしても、マルスちゃんが元気に育ってくれて何よりですわね。」
マルス(ん?)
マルスは話し声が気になり、ドア越しに聞き耳を立てた。
ミカヤ「まぁ、若干腹黒いトコあるけどね。」
エリンシア「でも、誰よりも家族思いですよ、マルスちゃんは。」
シグルド「うむ、エリンシアの言う通りだ。」
エリンシア「最初、うちにきたときは誰にも懐かなかったマルスちゃんを見て正直不安でしたけど…」
ミカヤ「リンにだけは懐いてたけどね。」
シグルド「とにかく、本人も自分が捨て子だった事を忘れてるみたいだし、これからもこの事がバレないように気をつけよう。」
マルス「!!?」
ミカヤ「そうね。じゃ、そろそろ寝まs」
マルス「嘘だ…!」
シグルド「マルス!?」
マルス「僕が…捨て子だった…?皆とは本物の兄弟じゃない…?」
エリンシア「あぁ、マルスちゃん!ち、違うの!違うのよ!」
マルス「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
586 名前: マルス「ジャファルさんにも手伝ってもらいました」② [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 21:01:46 ID:2CyalwAW
シグルド「マルス!!」
マルスは叫びながら家を飛び出した。
ミカヤ「大変…!速く追いかけましょ!」
エリンシア「そ、そうですわね!」
ロイ「ふわぁ~ぁ…姉さん達どうしたの?」
リン「騒がしかったけど…何かあったの?」
シグルド「ロイ!リン!」
ミカヤ「マルスが家を飛び出しちゃったの…」
ロイ「え!?」
リン「一体何があったの!?」
ミカヤ「……皆には内緒よ?」
三人はロイとリンに全てを告げた。
リン「ウソ…そんな…」
ロイ「マルス兄さんが……」
ミカヤ「ごめんなさい…でも、あの子のためだったの!」
ロイ「そんな事より、速くマルス兄さんを探さなきゃ!」
リン「そうよ!」
シグルド「二人とも…!すまない…!」
五人は外へ飛び出し、マルスを探し始めた。
~川原~
マルス「うっ…うっ…」
マルスは体育座りで俯きながら泣いている。
リン「マルス!」
マルス「リン姉さん……」
リンはマルスの隣りに座った。
リン「ダメじゃない、こんな時間に家を飛び出すなんて。」
マルス「………」
リン「姉さん達が心配してるわ、帰りましょ?」
587 名前: マルス「ジャファルさんにも手伝ってもらいました」③ [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 21:02:48 ID:2CyalwAW
マルス「僕は…帰れません。」
リン「マルス…」
マルス「僕…実は捨て子だったんです…皆とは本物の兄弟じゃないんですよ…」
リン「知ってるわ。姉さん達から聞いたもの。」
マルス「なら何故、僕を家に連れ戻そうとするんです!?僕は本物の家族じゃないんですよ!?」
リン「マルス…」
リンはマルスを優しく抱き締める。
リン「たとえ血が繋がってなくても、あんたは我が家の一員で、私の大切な弟よ。」
マルス「リン姉さん……」
リン「だから、帰りましょ?」
マルス「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
マルスは勢いよくリンに抱き付いた。
だが、勢いがよすぎてリンを押し倒してしまった。
マルス「あ……」
リン「マルス……」
マルス「リン姉さん………」
ノール「ぐぉあぁぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁああぁぁ!!」
アスレイ「あぁ、またノールがダウンしましたか。」
ルーテ「まぁ、いつもと比べればよく耐えた方でしょう。」
フォルデ「さてと…そんじゃあノールの代わりにこの同人誌の続きを仕上げるとするか。」
588 名前: マルス「ジャファルさんにも手伝ってもらいました」④ [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 21:04:27 ID:2CyalwAW
マルス「………っていう夢を見てね。何かものっすごく腹が立ってきたから、ちょっとノールさん狩ってくる。」
リーフ「ノールさんオワタwww」