キャラクター/【フーゴ・クプカ】

Last-modified: 2023-08-15 (火) 09:46:10

FF16

ダルメキア共和国の評議会顧問を務める禿頭の巨漢。CVは間宮康弘
タイタンドミナント
半顕現すると体中から黄色い結晶が生えたような姿となる。

  • ガフガリオン同様、「ん」の発音が「ン」の人。
  • 日本語版ではもっぱら作中「フーゴ」と呼ばれるが、他の言語版ではどちらかといえば"Kupka"と姓で呼ばれる機会のほうが多い。

元々は一兵卒だったがタイタンのドミナントとなったことで今の地位に登りつめた。
豪快だが、現実主義者かつ利己的な性格。
評議会顧問の立場を利用して私兵を増やし、クリスタル密売などで私腹を更に肥やしている。
ベネディクタの恋人…と思ってるのは本人だけで実際はハニートラップに引っかかってるだけである。
だが、本人はベネディクタと共に世界の王になると本気で信じ込んでいたようである。


ベネディクタの死後、彼女の首を送りつけられたことで怒り狂い、シドを犯人と思い込み、私兵を率いてシドの隠れ家を襲撃し住人を虐殺した。


シドの死後5年後にはシドが既に死んでいることを知っていたが、クライヴがシドの跡を継いでいることを知り、更にはアナベラからの入れ知恵でロザリアを襲撃。ここでも住人を容赦なく虐殺した。
罠だと知りつつも乗り込んできたクライヴとの問答でクライヴがベネディクタに手を下したことを知り、復讐の機会ができたことに歓喜する。
タイタンの力でクライヴと戦うも敗れ、両腕を斬り落とされてしまう。
殺されそうになるが、寸前でハールバルズによって回収され、ダルメキアに逃げ帰ることとなる。


戦闘序盤は攻撃タイミングがわかりやすく攻撃は避けやすく、隙も多い。
本番は地下に落ちた後半から。攻撃も広範囲となり、隙も少なくなってくる。
 
戦闘スタイルは意外なことにスピードタイプ。クライヴがタイタンを装備した場合に機動力が上昇するようなアビリティは存在しないため、ステップを駆使した高機動の戦闘スタイルはドミナントとしての力ではなく人間クプカの力なのであろうか。


本拠地に戻った後はプライドは既にズタズタになっており、ベネディクタの幻覚を見るまでに追い詰められてしまう。
最後はマザークリスタル・ドレイクファングのエーテルを吸収し、タイタンに顕現し、更にはデビルタイタンと化す。
デビルタイタンが破れてもタイタンとして襲いかかってくる執念を見せた。

  • この幻影は本人の精神状態によるものかそれとも黒幕の差し金か。
  • デビルタイタン戦から落下バトルに至るまで曲調を変えつつ流れ続ける彼のテーマ曲において"No more a slave to sorrow's gloom" "Of pride long bereaved, forsaken he stands" "Suffer this fate" "Come one, claim the throne" "Rise, crownless king" などと歌われており、これが彼の心情を表した歌詞なのだとすれば、この時点で既に彼はベネディクタの死を受け入れ、悲しみの奴隷であることを捨て、誇りを失ないながらも立ち上がり、運命を受け入れ、そしてその上で自らが世界の王となるための戦いとしてクライヴに挑んでいた、ということになる。もっとも一番よく聞こえる(であろう)歌詞は "Fury and Rage" であるのだが、、、

短絡的な人間性が目立つが、良くも悪くもベネディクタへの愛一筋だったことから意外と人気のある悪役である。

  • 本人は復讐のために隠れ家やロザリアの住人を虐殺しており、クライヴの指摘している通り、他者を糾弾する資格はないといえる。

死後に仇討ちを誓う兵が出てくるなど部下にも慕われていた事がわかる。身内には優しいタイプだったのだろうか。
また、復讐が絡まない戦場などでは敵と味方の戦力を冷静に分析しており、有能な印象を受ける。

  • 自治領島を巡る戦闘にたいして出撃を要請された際、フーゴは「バハムートとタイタンの召喚獣戦で全てが破壊されてもよいなら出撃する」旨を回答して事実上拒否しており、かならずしも無制限の暴力、破壊を肯定しているわけではない。

もしも、もっと冷静な人間だったらクライヴはもっと苦戦していただろう。
もっとも、冷静ならハニートラップに引っかかったりしないかもしれないが…。

  • タボールにある不死鳥教団の拠点『教団の館』には彼に関する調査報告書があり、故郷と思われる山の民の村を部下に命じて庇護していた事が確認されている。サブクエスト以外ではまず寄らない場所なので興味があるなら読んでみよう。

物語中盤の大ボスとしてクライヴとラスボス戦さながらの壮大な対決をする。
憎むべき残虐な悪役でもあり、哀れなピエロでもあり、それでいて情に深い面もあり、とかなり濃い人物。
序盤から暗躍シーンもちょこちょこ挟まり、主人公達と互いに仇がある等、シナリオを語る上ではかなり優遇されたデザインのキャラクター。


英語版のセリフにおいてはクライヴは"Hugo Kupka must die."とまで言いきっており、作中クライヴに最大の敵意を浴びせられたキャラクターであり、またクライヴにとっては唯一明確に殺害を目的とした戦闘を展開するネームドキャラクターとなる。