FF7
飛空艇内にて最終決戦を控え、仲間に
「自分達が何のために戦っているのか」
をわかって欲しいと呼びかけるクラウドの言葉。
クラウドにとって、セフィロスを倒して過去と完全な決別をする個人的な戦いこそが、
星を救うことに繋がっているという。
自分と、自分が大切にしている誰か、何かのために自分達は戦いを続けるのだと
強く言い切るクラウドの姿は印象深い。
DFF
上記のイベントに似たやり取りがフリオニール、セシル、ティーダとの間で展開される。
そして、この「何のために戦う」が今作のクラウドの課題。
- 「俺たちは何のために戦っている?」
この「何のために戦う」の各自の目的は
フリオ=のばらの咲き乱れる世界・セシル=兄との共闘・ティーダ=おやじとの決着
原作7と違い見つけていなかったのは言い出しっぺのクラウド自身だったという…
- そのこともあり、クラウドはまた人に考えを押し付けて…とも思った。
彼らが悩むような輩じゃないこともあるかもしれないが。 - 本編のみ(セシルは次点?)でほとんど問題解決済みの彼らと違い
派生作品が多数あるFF7は同じようにはいかないようだ。
クラウド、セフィロス共に性格(目的)がAC以降の色が強い点からも
それが窺い知れる。 - 言いだした流れが違うからね。
原作では自分がそうであるように周りにも気づいてもらいたいという相手の理解を促すため。
DFFでは自分が見つけていないから悩んでしまう、というわけで、
同じようなやり取りのようで、言葉にしたそもそもの理由が違うわけだ。 - この後、3人は戦う理由を改めて見つめなおしたわけだし、特にフリオニールは当初自分の夢に自信が持てなかった。
その意味では、4人の物語の始まりはこのセリフだとも言える。
DFFで辿り着いた結論は「理由が見つからなくても戦うことは出来る」であった。戦い続けることが自分の宿命だと受け入れたらしい。
そもそも神々の代理戦争のために呼び出され、勝ったところでクリスタルを持ち帰ったWoLはともかく、他の戦士たちにメリットらしいメリットはない(せいぜい元の世界に帰れるくらい)。本当に何のために戦っているんだか分からなくなるよなぁ。
- 召喚された時に元の世界の記憶と戻る術を失っており、「帰りたかったら頑張って勝ってね♪」=ぶっちゃけ強制労働や誘拐に近い。しかも(この時点でクラウドたちは知らない事実だが)実は勝っても戦いは終わらなく、某ガブラスみたいに引きこもりになっちゃった例もある。こんなタダ働き同然の戦いで、守銭奴疑惑のあるクラウドがよく真面目に戦ってくれたもんだと思う。