セリフ/【ロケットランチャーで粉々に爆破するのね】

Last-modified: 2024-05-08 (水) 16:55:28

FF8

ゾーン「俺たちの作戦はその列車を……」
セルフィ「ロケットランチャーで粉々に爆破するのね」

セルフィ語録の一つ。
列車奪取、大統領の確保どころかその遥か先まで行ってしまっているこの思考は、
他の人間にはとても真似できそうにない。
リノアだってするかどうかわからないよ、こんな突飛な発言。


その突飛さ、短絡さ、ありえなさは「ばくはしましょう」と同様のスピリッツをひしひしと感じる。
基本「だよ~」「だし~」等を語尾につけることが多いセルフィが「するのね」で切ってるあたりがまた印象的。


あえてセルフィを弁護するならば、のっけから雑用を頼み、
大げさに囃し立てながら作戦を説明する森のフクロウのゆるい雰囲気にイライラしていたとも取れる。

  • なんたって腹痛を盾に大役から逃げ出すヤツがリーダーなんだからもう……ね。
    • ティンバー編のセルフィは「早く帰りたい」だの「(デリングは放送局でなにをするのかという話題の際に)全世界仲良し宣言とか?」だの、やる気がないというか真面目に取り組んでる様子が見られない。とくに後者の発言はスコール以外は呆れられた。
  • そのイライラはゼルがはっきりと口に出してしまった。
    「もう、なんなんだよ! もっと具体的に話せよっ!」
    • ゼルがイライラしてたのは自分だけ握手を求められなかったからというのも大きいと思われる。

一国の元首を誘拐までしておいて、交渉の材料もなく脅迫する、という森のフクロウの温さに「一応プロの傭兵」が有効な一案を示してみた、ともとれる。
上記で「ありえない」と評されているものの、苛烈で知られているデリング大統領相手に生半可な脅しは熾烈な弾圧を招きかねない或る種の自殺行為であり、(影武者ではあったが)革命組織の「本気」を示す意味では効力がある。
死ぬまで代わりようがない「終身大統領」を退席させて、混乱する執政府の譲歩を引き出す手段も考えられる。もっともその場合は『テロリスト』の悪名を引き受けることになるが。

  • 発言者の性格からしてそこまで深く考えているとは思えないが、深く考えずしてここまでぶっ飛んだセリフを挿める方が反って恐ろしい。とはいえ、偽者が正体を現した際には頭を抱えてしゃがみ込む程度には女の子らしくもあったようだが。
  • 独裁者・デリングだけが相手ならハイリスクではあるものの考えうる手段ではあるかもしれない。しかしガルバディアには魔女も存在している。デリングを殺してテロリストの悪名を引き受けた上に、「我らに逆らったものに死を」の魔女の言葉でティンバーそのものを「消滅」させられたら目も当てられない。両方同時に殺すのならともかく、片方だけ殺す作戦はそれこそ本当に自殺行為になりかねない愚策と言える。

列車強奪作戦の概要をもう一度最初から聞くと、セルフィが「大統領の列車に丸太でも横からぶつけて横転させた方がいいんじゃない?」みたいなことを言ってその場の全員からドン引きされる。


直接指示したのはイデアを操っているアルティミシアだが、皮肉にもこのセリフの主であるセルフィの母校がデリングの手を通じてミサイルで粉々に爆破される事となる。