モンスター/【ファラリス】

Last-modified: 2021-08-18 (水) 09:48:40

元ネタはおそらく「ファラリスの雄牛」からきているのだと思われる。
ファラリスの雄牛とは、古代ギリシアで設計されたという、雄牛の形した処刑装置である。
人間の残虐性を集結したかのような処刑装置であり、真鍮で鋳造された、中が空洞の雄牛の像。
胴体には人間を中に入れるための扉がついており、罪人を雄牛の中に閉じ込め、牛の腹の下で火が焚かれる。
真鍮は黄金色になるまで熱せられ、中の人間を炙り殺す。
雄牛の頭部は複雑な筒と栓からなっており、苦悶する犠牲者の叫び声が、
仕掛けを通して本物の牛のうなり声のような音へと変調される。
中の死体は照りつく宝石のような骨となり、ブレスレットとして仕立てられたともいわれている。

この処刑装置の最初の犠牲者が、考案者でもあり製作者でもあった「ペリロス」で、
そして最後の犠牲者でもあり処刑された罪人が、これで推定280人以上も焼いた僭主「ファラリス」自身である。

FF15

青い体をしたクジャタの亜種。
ランドルフのクエスト「呪われた伝説」で戦う事になる。
クラストゥルム水道封印の扉ダンジョンでも一体だけ出現する。


クジャタ系のモンスターの中で一番レベルが高い、故にステータスも他二種とは段違い。
相変わらず接近戦に対しては、対抗技が豊富である。
頭部と前脚で押し潰す技「押しつぶし」は数少ないパリィのチャンス。


エネミー図鑑によると、餌の少ない環境下で巨体を維持するため、食性が本来の草食から雑食へと変化している。
獲物はあまり噛まずに飲み込み、複数存在する胃で長い時間をかけて消化する。
クジャタ種では異例の雑食性を持つこの種は、獲物を丸呑みにする性質がある。
かつて飲み込まれた人間の悲鳴を響かせたまま、ダスカを踏破したとの伝承が残っており「魔獣ファラリス」の名で恐れられている。

  • 元ネタが元ネタなだけに、かなりえげつない設定がついたモンスターになったものである。