選手/女子選手/ユリア・リプニツカヤ

Last-modified: 2023-04-15 (土) 10:34:55

基本情報


ユリア・ヴィアチェスラヴォヴナ・リプニツカヤ

Липницкая, Юлия Вячеславовна

ユリア・リプニツカヤ
画像出典
所属アイスバーグ(ソチ)
コーチアレクセイ・ウルマノフ
元所属サンボ70クリスタル
元コーチエテリ・トゥトベリーゼ(サンボ70クリスタル)
セルゲイ ・ドゥダコフ(サンボ70クリスタル)
ダニイル・グレイヘンガウス(サンボ70クリスタル)
愛称ユーリャ (Юля)
身長160cm
出生地エカテリンブルク
生年月日1998/6/5
スケート開始4歳頃
現役引退19歳
パーソナルベストスコアISU:209.72 (欧州選手権2014)
国内:210.81 (ロシア選手権2013)
教育ロシア国立体育スポーツ大学*1(2020年卒業)
サイン写真
SNSVK(チャンピオンズ・アカデミー)
Instagram
Youtube(公式)
功労スポーツマスター(ЗМС) 2014
 

経歴

2020年6月 結婚&妊娠を発表
2020年6月下旬?出産、女児カタリナ、父親で元スケーターのウラジスラフ・タラセンコ記事
2020年12月、エンジェルアカデミーのコーチに就任

 

ハイライト

2014ソチ五輪団体戦金メダリスト

 

2017.8.28 ロシアの複数メディアにより引退が報じられた。

 

2017-18シーズン

ナショナルチームに選抜される。

 

現役引退を発表した。
ロステレコム杯で解説を担当する模様。
ロシア系テレビでGPシリーズ、五輪の解説をした。
エレーナ・イリニフ(ダンス、ソチ団体金)らとともにスケート教室「チャンピオンズアカデミー」をはじめる。

 

2016-17シーズン

グランプリシリーズ初戦となるスケートアメリカは古傷の悪化により欠場。ロステレコム杯では、SPで3位につけていたがFSでの演技中に足が攣り、中断を挟み演技を終えるが12位となる。ロシア選手権に出場予定だったが、練習からの帰宅途中に道で滑って転倒し、右股関節打撲と仙腸関節炎を負った。治療に最低14-17日かかると診断されたため、ロシア選手権を欠場した。

 

2015-16シーズン

グランプリシリーズではスケートアメリカで6位、エリック・ボンパール杯はパリ同時多発テロ事件の影響でFSが中止になり、SPの順位の2位となったが、グランプリファイナル進出を逃した。グランプリシリーズ終了後、それまで師事していたエテリ・トゥトベリーゼからアレクセイ・ウルマノフにコーチを変更し、11月23日よりソチに拠点を移し、練習を開始した。地元エカテリンブルクで開催されたロシア選手権では、SPで3位、FSは10位となり総合7位。ロシアカップファイナルではSP1位、FS3位で総合2位となった。

 

2014-15シーズン

グランプリシリーズ初戦となった中国杯ではSPで1位スタートだったが、FSではミスが目立ち、演技後キスアンドクライで涙を流した。トータルで2位となったが、演技の失敗で激しく動揺し、演技終了後に表彰式のスケジュールを確認せずホテルに帰ってしまった。このためメダル授与式に間に合わず欠席し、そのペナルティとして罰金が科された。同月のエリック杯でも2位だったものの、グランプリファイナルに2季連続での進出を果たす。グランプリファイナルでは5位。ロシア選手権では9位に沈み、この結果により代表入りを逃し、欧州選手権、世界選手権に派遣されない事が決まった。ロシア選手権後にコーチ変更の噂が流れたが、「他のコーチに移るという考えは起こりもしませんでした。今までもこれからも私のコーチをとても頼りにしています。」と否定した。

 

2013-14シーズン

フィンランディア杯で2連覇を達成。スケートカナダではSP、FSともにPBを更新し、優勝を果たす。続くロステレコム杯でも優勝し、グランプリファイナル進出を決めた。グランプリファイナルでは2位となり、銀メダルを獲得する。2年ぶりに出場したロシア選手権では2位。初出場の欧州選手権ではSP2位、FSのスコアが139.75で1位となり逆転優勝する。このとき、トータルで初めて200点を超えた。15歳での優勝は史上最年少となる。ソチオリンピックの団体戦では当初と違い、SPとFSの両方での出場となった。その団体戦で、SPとFS共に1位となり、ロシアの団体戦優勝に大きく貢献した。現行ルールでのオリンピックフィギュアスケート最年少金メダリストの記録を塗り替えた。個人戦では優勝候補の一人に挙げられていたが、SP、FS共に転倒もあって、5位に留まった。初出場の世界選手権では、SPで74.54でPBを更新し2位、銀メダルを獲得した。

 

2012-13シーズン

このシーズンから、シニアに移行する。フィンランディア杯で優勝。グランプリシリーズに初参戦し、中国杯で2位、エリック・ボンパール杯で3位となり、グランプリファイナルへの進出を決める。しかし、11月28日の練習中にスピンで転倒して顎を切り、軽い脳震盪を起こしたため出場を取りやめた。ロシア選手権も怪我で棄権。ロシアジュニア選手権は5位。世界ジュニア選手権では2位となり、2年連続でメダルを獲得した。

 

2011-12シーズン

ジュニアグランプリシリーズに初参戦する。バルティック杯、ワルテル・ロンバルディ杯を2大会連続で優勝し、ジュニアグランプリファイナルへの進出を決める。ジュニアグランプリファイナルでは、優勝を果たす。同年のロシア選手権ではアデリナ・ソトニコワに次いで2位、ロシアジュニア選手権は優勝する。初出場の世界ジュニア選手権でも優勝した。

 

幼少期-2011シーズン

エカテリンブルクで生まれ、ペルミで育つ。幼い頃は新体操を習っており、スケートを始めたのは4歳の頃。スケートに専念するため、10歳でモスクワに移住した。2010ロシアジュニア選手権で5位、2010ロシア選手権で4位となる。

 

技術・演技

アクセル以外の5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができる。柔軟性を生かしたスピンが特徴。背中ごしに右足をぴたりとくっつけ高速回転するビールマンスピンは、体全体が1本のろうそくに見えることから、自ら「キャンドルスピン」と名付けたという。ソチオリンピックのフィギュア団体では、すべてのスピンで最高難度のレベル4を獲得し、加点を多く得た。

 

プログラム

シーズンSP/FS使用曲演技動画備考
2016-17SPLes Feuilles Mortes(枯葉)
作曲:ジョセフ・コスマ
歌:劉思涵
ロステレコム杯振付:ステファン・ランビエール
FS映画「キル・ビル」より
Twisted Nerve
Ironside
Bang Bang
BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
映画「キル・ビル2」より
Goodnight Moon
---振付:アレクセイ・ウルマノフ、オルガ・ポヴェーレンナヤ
2015-16SPCan't Help Falling in Love
(好きにならずにはいられない)

(You're The) Devil in Disguise 歌:エルビス・プレスリー
ロシアナショナル振付:マリナ・ズエワ
FSレニングラード
演奏:ウィリアム・ジョセフ
再現音源
---振付:マリナ・ズエワ
EXDance for You
歌:ビヨンセ
---
メガポリス
作曲・演奏:ベル・スオーノ
---
2014-15SPメガポリス
作曲・演奏:ベル・スオーノ
GPS中国振付:イリヤ・アベルブフ
FS映画「ロミオとジュリエット(1968)」より
愛のテーマ 作曲:ニーノ・ロータ
映画「ロミオとジュリエット(2013)」より
Forbidden Love 作曲:アベル・コルゼニオフスキー
映画「グッバイ、レーニン!」より
Mother's Journey 作曲:ヤン・ティルセン
再現音源
---振付:イリヤ・アベルブフ
EX映画「フレンチ・キス」より
Via con me
歌:パオロ・コンテ
---
2013-14SPYou Don't Give Up on Love(愛はまごころ)ソチオリンピック団体戦振付:イリヤ・アベルブフ
FS映画「シンドラーのリスト」より
Theme from Schindler's List
作曲:ジョン・ウィリアムズ
ソチオリンピック団体戦振付:イリヤ・アベルブフ
2012-13SPハチャトゥリアン「剣の舞」---振付:ニコライ・モロゾフ
FSバレエ「くるみ割り人形」より金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ---
EXJe t'aime
歌:ララ・ファビアン
---
2011-12SP黒い瞳---振付:ニコライ・モロゾフ
FS映画「ロミオとジュリエット」より
愛のテーマ
作曲:ニーノ・ロータ
世界ジュニア振付:ニコライ・モロゾフ
EXJe t'aime
歌:ララ・ファビアン
---
2010-11SPシークレット・ガーデン---
FSカルメン---
2009-10SP映画「カンフー・パンダ」より---
FSドン・キホーテ---
 

参考

運転免許取得済

 

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写真

 

関連リンク

バイオグラフィー
ISU
fskate.ru
Sportsaround(新)


*1 正式名称は「ロシア国立体育・スポーツ・青年・観光大学」