ゲームを有利に進めるコツ

Last-modified: 2012-02-29 (水) 00:45:13

ゲームの進める時の注意点

まず、OF側としての注意点をいくつか上げていきます。
初心者によくありがちで泥沼化する大きな要因です。

コートの角で無駄に粘らない

突破できそうにないならバックパス

常にスペースを広く使ってプレイする

上げていけばキリがないですが、とりあえず即断即決です。
突破が難しいようなら一瞬の判断でスッパリ諦めるのが次のプレイへ繋がる第一歩です。
1on1であれば、もう両者の好きにしてくださいという感じだけど
チームで試合を行う場合はあくまで団体競技です。
コートの角で一人、壁と戯れていてもゴールには繋がりません。
相手のDFが少なく、突破できるかもという状況ならまだしも…。
断言できますが
既にGKも配置についており、DFまでもがプレスに来ている状況でコート角の壁とにらめっこしていても
ほとんど無駄な行為です。

確かにゴリ押しで入る事も稀にあるし、たまたまラインが通ったからセンタリングが決まる事もありますが
そんなおこぼれのゴールとチームプレイから決めたゴール、どちらを取るかは団体競技である以上明白ですね。

言葉だけで説明するのも分かり難い所があると思うので、画像を用意してみました。
Wikiの編集は慣れていないのでお粗末かもしれませんが
何かの参考になればなと思います。

コート角での無駄を省く

 
01_1.jpg
 
画像をご覧頂ければ一目瞭然かと思いますが、こういう光景を見たことありますよね。
この後、壁とお友達な彼
・相手DFにボールを奪われる
・次のプレイの何にも繋がらないような場所へボールが放り出される
・ごく稀に起こるおこぼれのゴールを決める
大体こんな感じの結末が待っています。
 
チームプレイがしたい彼
ずっとバックパスを待っているのに壁とお友達な彼が一向にパスをくれないせいで
ここでする事もなくただひたすら突っ立ってるだけ
(青色のプレイヤーも赤色プレイヤーと同じように角での競り合いに参加した場合
後ろのフォローがGK一人になるため、高確率で不利な戦況になる。)
 
これは後ほど時間があれば記載したい項目ですが
初心者~中級者でもっともゴールが多いパターンは「カウンター」です。
上級者の試合ならともかく、こういった角でのやり取りがどういった結果を引き起こすかというと
「自分達のシュートチャンスを潰しつつ、相手にカウンターのチャンスを与える。」
 
どれだけ危険な行為かわからないというのであればそれはそれでも良いんじゃないかなと思います。
楽しい、満足している、自己中プレイもへっちゃらという方はそのままのスタイルでも構わないと思います。
チームプレイなどでもっと高いレベルでプレイをしてみたいという方は肝に銘じておくことを推奨します。

バックパスの勧め

 
能書きをいくつも立ててきましたが、ではどうしたらいいのか?と
そこでバックパスの登場です。
先程の角でのやり取りを例にしてみましょう。
 
01_1.jpg
 
この状況でどう対処したらいいのか?というと
後ろでせっかく待機していてくれる味方がいるのだから
 
01_2.jpg
 
味方にバックパスを出しましょう。
その後、縦方向のパスを使って比較的スペースを使える逆サイドへボールを渡しましょう。
バックパスを受ける側の注意としては
「スペースを広く使う」という事です。
せっかくバックパスをもらったのに誤って敵にボールを渡してしまって
逆に不利になったというんじゃ目も当てられません。
最悪の場合、味方が居なくてもいいので誰も居ないフリーなスペースへボールを出しましょう。
 
あるいは、こういう形での連携も可能です。
 
01_3.jpg
 
個人的にはこちらの方がスペースを有利に使えて好きですね。
僕が中間ポジションにいる場合は縦ではなくGKにバックパスを出すようにしています。
GKにボールが渡るという事は、敵OFがプレスをかけるためにボールを持っている味方GKへ近づいてくるという事
つまりどういう事かというと、一時的に相手チームのDFが薄くなるという事です。
もっとわかりやすく言えば、シュートする際の邪魔者が減るという事
「相手の陣形を崩すというのはこういう小さな積み重ねの結果」です。

話が少し戻ってしまいますが
なぜ角でのやり取りが無駄なのか、改めて解説しようと思います。
まず、こちらを見てください。
 
01_4.jpg
 
この状態でゴールする事は可能でしょうか?
ほぼ不可能ですね、バックパスなどを使って陣形を崩す必要があります。
ではこの状況ではどうか?
 
01_5.jpg
 
この状況でも厳しいですね。
二人DFが居るだけなのに、角からのシュートというのはこれだけ難しいという事です。
では最後にこれはどうか?
 
01_6.jpg
 
実戦を意識した配置ですが、この状況でもやはり角からシュートに繋げるのは厳しいのです。
いくら壁バウンドを使ったところで、1on1ではないのだから相手のDFも多数居るわけで
結局、どれだけ壁やらを使って粘った所で突破するよりもバックパスの方が合理的で効率が良いという事です。
 
初心者や、経験者でも一部居ますがひどい場合だとこんな状況でもまだ壁と遊んでいます。
 
01_7.jpg
 
正直ここまで来ると初心者なのか、楽しくてわざとやっているのか区別が付かないほどです。
 

バックパスの勧め2

 
角でのやり取り以外でも、やはりバックパスは有効です。
最近の試合で良く見られるのがこの状況
 
02_1.jpg
 
バックパスを出すために前からボールに触れているならまだしも
この状況は初心者がやりがちな「前からボールを触る」状況です。
初心者はこの状態から何とかして前に持って行こうと必死に頑張りますが
後ろに相手のDFがプレスをかけに来ているわけで、位置関係を考えると明らかに不利です。
なので、いっその事思い切ってバックパスをしてみましょう。
 
02_2.jpg
 
画像を見て頂ければよくわかりますが
スペースを広く使って自分達の支配率を上げたほうが、断然有利な状況でゲームを進めることができます。
あるいはこんな形のバックパスもありです。
 
02_3.jpg
 
これだと少し分かりづらいかもしれませんが、最後にパスをもらったプレイヤーは
パスをもらった人より少し前に向けて、返すような形でパスを出した場合に
比較的フリーなスペースを保った状態で攻めることができます。
最後の図に関してはほんの一例なので、まだまだいろいろなパターンがあると思います。

全てにおいて言える事ですが、「スペースを広く使う」事がとても重要なのです。
理想形としては、4on4の場合は常に四角形になるように各自が心がければ
自然と広いスペースを使ったプレイができるようになります。

01_8.jpg

著者:反射先輩;;