★3 メイド ポーラ
「給仕の仕事とかある?」 「え?戦闘員!?」 意外とサマになっている。 |
給仕から、兵員になってよかったこと。 「最近お皿割ってないわ!」 |
「ウガー!」 皿を割らないとストレスがたまる! 最近は給料が皿代に消える。 |
★3 ビーチメイド ポーラ
「夏休み?!」 ポーラは特に何も考えてなかった。 だから休みの存在も考えてなかった。 |
「海ですわ!」 初めて海を見たようだ。 颯爽とビーチに走って行ったポーラは 思いっきりずっこけた。 |
「…サラサラ…さらさら…」 ビーチの砂のサラサラ具合が気に入ったようだ…。 こけた体勢のまま砂遊びを始めた。 もはや行動が人ではない。 |
★5 バカンスメイド ポーラ
「夏休み?!」 ポーラは特に何も考えてなかった。 だから休みの存在も考えてなかった。 |
「海ですわ!」 初めて海を見たようだ。 水平線に定規をあてて真剣な眼差しだ。 「ちょっとだけ曲がってますわ!」 地球は丸いのだ。 |
「しょっぱーい!!」 何の躊躇もなく海水を飲んだ。 顔を歪めて暴れまわるポーラ。 口に入る海水。 暴れまわるポーラ…。 |
★6 南国バカンスメイド ポーラ
「海の家?」 暴れまわって空腹のポーラは匂いを嗅ぎつけた。 ご飯が食べられる場所だと教えると、 言葉交わさず走っていき、帰ってきた。 後ろには海の家のお兄さん。 ポーラ、それは無料ではない。 |
「お皿が…紙!!」 焼きそばとカレーを軽く平らげたポーラは驚愕した。 どうやら家以外の皿は自由に割っていいと思っていた ようだ。 投げても投げてもフラフラ飛んでいく紙皿に 焦りと憤りを覚えている。 |
もう帰る時間。 ポーラは泣きながらビーチの砂を掻き集めている。 初めての夏休みは驚きの連続で、 猟奇的なポーラの心は少しだけ波に洗われ、 沈む夕日を眺めるポーラはちょっぴり大人に見えた。 「ありがとう。また…きますわ」 |