FA(First Attck)指南

Last-modified: 2008-09-24 (水) 12:59:28

FAの心得

FAはPT全体をリードし引っ張っていく重要な役割です。
FAを間違えるとPTメンバーに余計な負荷を与え、下手すると死者が出たり全滅することもあります。
時には的確なFAをしていても、メンバーのミスで祭りが起こり、FAの責任にされてしまうこともあります。
思い通りに動いてくれないメンバーに、苛立つこともあるでしょう。


しかしそこで腹を立ててはいけません。


なぜメンバーがミスをしたのか。
ミスを誘発するようなわかりづらいFAをしていなかったか。
次にどう動けば同じ間違えが起きないか。
相手に動きをあわせ、必要であれば声を出しながら
自分の意思が伝わるようなわかりやすいFAを心がけましょう。


初めての狩場では、素直にそのことを告げて
周りの人に教えてもらうことも重要です。
最初は慎重にFAし、コツをつかんだら徐々にペースを上げていきましょう。
また、次から来た時は自分が誘導できるように地理もあわせて覚えましょう。
退路がどこにあるのかも知らずに安全なFAはできません。

mobを間引いて道を作る

狩場全体を見渡して、どの順番で片付ければいいかを頭に思い描きます。
どこの狩場でも、最初から突っ込むと大リンクを起こして祭になります。
そのため、最初はアクティブを身体で引いてきたり、リンクしないmobを先に倒して間引きます。
ある程度間引いて安全を確保してから奥に進んでいきましょう。

mobのいる地帯を通過するとき、自分は端を通っても後続のメンバーが同じルートを通るとは限りません。
最後尾の人が追い付こうとしてルートをショートカットすることはよくあります。
このとき、中央にいるmobをひっかけてしまうことがあります。
FAは、そのまま安全地帯までmobを引いてくれることを期待して前に進むのですが、
大抵の場合スリ・ルーツ等で足止めされ、リンクして祭りが発生します。
「#bbb」とまるでFAの不注意を責められるような扱いを受けます。
後続の人が引っかけそうなmobは、通過する前に自分で引いて倒しておきましょう。

ATKには背後を取らせる

モンスターへの攻撃は、真正面から殴るよりも背面から殴った方が、命中率が上がり早く殲滅できます。
攻撃力の高いATKが背後から攻撃できるよう、FAはmobの後ろに回りましょう。
ただし、奥へ回ると他のmobがリンクしそうな場合はこの限りではありません。

ATKに背後を取らせるのは、上記のように戦闘効率を上げることが目的ですが、
それ以外にも視野を広く取れるというメリットがあります。
FAは殴りながら次のmobを探すので、他のメンバーに囲まれていると
視界が邪魔され見づらくなります。
PCが通り抜けできなかった頃は、BOXされて次のmobに走れないこともありました。
そういった意味でもFAは他のメンバーとは違う方向から殴ることが推奨されます。

周りをよく見る

FAは常に視界をぐるぐると回して狩場とメンバーの状態を掌握します。
そうして次に倒すmobを見定めたり、離れた所にいるメンバーがmobをひっかけてないか、
危険なmobが横沸きしてないかをチェックします。
戦闘中に次々とmobがPOPし、殲滅が間に合わないと判断したら
退避命令を出してPTの安全を守るのもFAの仕事です。

次のmobを供給する

PTでは常時戦闘態勢を維持することで殲滅力を高め、沸きの早い地帯でも余裕を持って狩りを続けることができます。
mobを倒してから次のmobを引いてくるのでなく、mobを倒し終えた頃に次のmobが来るようにして、ATKの手を休ませないようにしましょう。
今戦闘しているmobと、次のmobの距離が離れている時は、PTから離れて引きに行くこともあります。
このとき、ヘイトがFAに固定されたままだとmobがついてきてPTを引きずってしまいます。
ルーツやスタン等で足止めしてもいいですが、MP、時間の面でも無駄になるので、なるべくATKにタゲを取ってもらうようヘイト量と火力を調整します。

PT内に突っ込み気質のATKやリンク処理を先行しがちな後衛がいる場合も、この常時供給が役立ちます。
目の前のmobだけに集中させて、移動中のmobには反応させないようにしましょう。
なぜかFA右クリしているATKや、FAにくっついてきてリンク処理する後衛がいる場合は、
他の人にPullを委ねた方がいいかも知れません。

ヘイト&MP管理する

FA、特に盾職がFAを行う場合はヘイト管理をしっかりしてローブ職にタゲが飛ばないようにしましょう。
親子mobを相手にする時、mobが複数リンクした時などは、特にヘイトが溜まりやすいので
しっかりタゲを固定して、ヒーラーが安心してヒール&リンク処理できるようにすることが大切です。
とはいえ、闇雲にヘイトしまくってMPを枯すのはFA失格です。
レイド以外の普通PTでは、盾職はリチャをもらったら負けと思ってください。

ヘイト考察

ヘイトスキルを使う以外にも、モンスターのヘイトを稼ぐ手段はいろいろあります。
あらゆる手段を組み合わせて効率よくヘイトを稼ぎましょう。

  • アクティブ範囲に入る
    • アクティブの範囲に入ると、mobは反応して寄ってきます。この反応した時に既にヘイトが発生しています。FAは誰よりも早くmobに近づき、最初のヘイトを稼ぎます。
  • 初弾を入れる
    • 寄ってきたmobに最初に殴りかかることでさらにヘイトを稼げます。より多くのヘイトを稼ぐために、初弾にはSSを込めるといいでしょう。
  • スキルを使う
    • 攻撃スキルやdebuffでもヘイトを稼げます。また、歌踊でもヘイトを稼げます。特に歌踊のヘイトは反応しているmobだけに適応されるので、新たなリンクヘイトが発生しません。家族mobが横沸きして親のタゲが後衛に向いた時などは、歌踊で剥がしてあげると子供は反応せず親だけの攻撃を肩代わりすることができます。(この説明で合ってると思うけど違ってたら訂正求ム)
  • リンクヘイトを利用する
    • リンクするmobが2体いて片方に攻撃を加えた時、もう片方にもヘイトが発生してリンクします。リンクヘイトを利用すれば、1回のヘイトで2体のヘイトが稼げるので、PTの火力とリンク処理能力によってはわざとリンクさせることも有用です。また、ノンアクの塊から1体だけを釣りたいとき、近くにリンクするmobを引いて行って殴るという技も使えます。
      link_hate.jpg
  • 親子ヘイトを理解する
    • 他のmobと違って、親へのヘイトは子に、子へのヘイトは親にたまります。後衛が子にタゲられていたら親にヘイトしてあげましょう。

ヘイトのウェイト

 ウェイトとは、それぞれのヘイトにより稼ぐヘイト値の大きさを表現したものであり、基本的に次に示すようになっている。

  • PCの発生するヘイトのウェイト
    RK分類備考
    1ダメージヘイトMOBに与えたダメージ量により蓄積される
    2スキルヘイト使用したスキルにより蓄積される
    3初弾ヘイトMOBに最初にダメージを与えた場合発生する
    4感知ヘイトアクMOBの索敵圏内に入ることで発生する
    5リンクヘイトリンク検知により発生、対象は発生源で最もヘイト値の高いPC
    ※多分こんな序列じゃなかろうかと思うんだけど…あってるかな?
  • ウェイトを利用したヘイト操作の実例
    1. FAがアクMOBを体で釣る>受けが初弾HIT
       この場合は、感知ヘイトのみしか発生していないため、受け役は初弾を撃ち込めばほぼ間違いなくMOBのタゲを奪える。
       この時、受けが稼いだヘイトは、初弾ヘイト+ダメージヘイトとなり、通常はSSを入れているためダメージヘイトにはこの分が上乗せされている。
       普通はこれでFAからタゲがはがれるため、ヒーラーFAが可能な理屈はここにある。
    2. FAがアクMOBを体で釣る>盾がスキル:ヘイト>初弾HIT
       受けの火力が低い場合や、メイジ限定アクの場合であれば、初弾だけではタゲがはがれない場合がある。
       そこで、初弾を撃ち込む前にスキルヘイトの中でも効果の高いスキル:ヘイトを使用し、初弾からのタゲを固いタンクが引き受ける。
       この時、タンクが稼いだヘイトは、スキルヘイト+初弾ヘイト+ダメージヘイトとなる。
    3. 盾FAの理屈
       タンクがFAを務める場合は、得てして付近一帯にアクで火力の高いMOBがいるケースが多い。
       この時のFAをできるだけスキル:ヘイトを使わずに、釣りや初弾によりMOBを引いてくると、火力の高いアタッカーへとダメージヘイトによりMOBのタゲはシフトする。
       これを利用して、MOBのHPがある程度減った時点(目安は残り1/3)で後始末を任せ、タンクが再びFAに向かうことが可能となる。
       但し、あまりに早くアタッカーにタゲがシフトする場合は、スキル:ヘイトを入れて時間調整する柔軟な対応が必要。
    4. ヘイトオーラとスポイルフェスティバルの違い
       ヘイトオーラは、スキル:ヘイトの範囲版であり、射程内のMOB全てにスキル:ヘイトを同時に撃ち込んだ結果が得られる。このため、リンク設定がしてあれば各MOBのリンクヘイトも同時に稼ぐことができ、全てのMOBのタゲを強固に固定できる。
       一方、スポイルフェスティバルの場合は、スポイルの範囲版ではあるが、タゲったMOBからのリンクヘイトは発生するが、それ以外のMOBからのリンクヘイトが発生しない。このため、ダメージヘイトによりアタッカーへとタゲがシフトすることになり、ドワが一手にタゲを引き受けるという形にはなりにくいので注意。

時間を管理する

PTでは20分に1回バフが行われます。
バフをしている間、後衛はリンク処理やヒールに手が回らなくなるので
安全な場所に移動したり、狩りのテンポを落す等して後衛に負担をかけないようにします。

DVCの入り口から奥へ移動するPTの場合、特にこの時間管理が重要になってきます。
後衛の残りMPとバフの残り時間をチェックしながら、無理のないスケジュールを組み立てます。

TLと息を合わせる

TLにはいろんな性格の人がいます。

FAをアシストしてタゲを合わせる人
目視で優先順序の高いmobを選ぶ人
次タゲ順にタゲる人
FAと違うmobを叩く人(単に暴走してるだけの人と、意味があってやる人の2種類有り)
FAとタゲが割れたとき、FAに合わせなおす人、
一度決めたタゲは決して変えない人
宣言してタゲを変える人
リンク処理の順番を覚えている人
スリープ(30秒)とトランス(15秒)の違いもしっかり見ている人
右クリ連打厨がいたら遠くのmobをタゲって意地悪する人
右クリ連打厨のために、FAが引いてくる直前までmobをタゲらない人
完全に殲滅してからタゲを移す人
倒しきる直前にタゲを変える人
.
いかなる相手でもFAは臨機応変に合わせていきましょう。

祭った時は

純タンク(パラディン・ダークアベンジャー・シリエンナイト・テンプルナイト)

PTの火力と残りMPを見て、耐えられそうになかったら速やかに退避命令(リコ、リスタ逃げetc)を出しましょう。
守りきれると判断したら、ヘイトオーラ(範囲ヘイト)、そしてUDが残っているようだったら使っときましょう。
緊急時やレイド時に使用するのが基本です。
タゲさえ固定できているようなら、他のみんながどうにかしてくれるはず。
※広い箇所のど真ん中とかの場合は、ヘイトオーラ先で、端や通路等に引っ張ってからUD。このとき、壁を背にして被ダメを抑えるとGood。
※忘れがちなのが遠距離mobの存在。後衛がタゲられていたら、個々にヘイトを飛ばしてタゲを固定しましょう。



歌踊り(ブレードダンサー・ソングシンガー)

歌や踊りでヘイトを稼ぎつつ、相手がPTMOBなら、子にヘイトする。
※歌踊りは、反応しているMOBのみ対象のヘイトであるため、ヘイトを稼いでから歌踊り。
※純タンクと違い1次職のヘイトしかないため、どうしても純タンクよりお祭り時に弱い。
※1次職時代のUDがあることを忘れないこと。
<注意!>
本職タンカーがいるPTでは、いくらヘイトを使い歌踊してもヘイト一発でタゲをはがされてしまいます。
タゲは持っていかれた上にMPほぼなし、というヒサンな状況にもなりえます。上記の方法はタンカーが死んだ場合の緊急時に。
シンガーダンサーの基本は、あくまでBuff。しかし、危機的状況を救うこともできる、ということも覚えておきましょう。



アタッカーFA(短剣)
ルアーという、周りの近いMOBに対してヘイトを発生させずに単体でMOBを引けるスキルが使えます。
めったに祭りにはならないはず。
なった場合は、とりあえずアルティメットイベイジョンで対応する。(自分がたげられている場合)
ヘイトスキルがないので、ブロー等でヘイト稼ぎつつ、瞬発力あるブロー連打で、敵を殲滅!?

=備考=
・生命の秘薬を一応持っていたほうがよい(緊急時対応のため)
・牛乳を持っていると結構耐えれるので一応普段は使わなくとも10本位は持っておきましょう。
・祭り時に有効なスキルを持った職があります。PTメンバーの構成で他職の人がどんなスキルを使えるのか、簡単に把握しておきましょう。
(OLの範囲ルーツ・スペルシンガー&ソーサラーのスリーピングクラウド等)

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