ウィルス性イボの詳細
ウィルス性イボとは、ヒトパピローマウィルス(HPV)が小さな傷から皮膚に入り込んで増加する、感染症です。
画像はこちら(たらお皮膚科)
特徴
- 手や足などの傷の多い部位にできやすい。
(ウィルスの大きさは55~60nm。髪の毛の約1300分の1。) - みずいぼ(尋常性疣贅とは別物)ほど感染性は高くないが、放っておくとすぐ増える
- タコや魚の目とよく間違えられる
- 足の裏などの体重がかかる部位は成長が早い(気がする)
イボが成長する仕組み
- ウィルスは正常な皮膚細胞には感染できないが、小さな傷などから皮膚に入り込んで基底層にある細胞に感染してイボをつくると考えられている
- 感染した基底細胞は細胞分裂が活発になり周りの正常細胞を押しのけて成長、この感染細胞の塊がイボの正体
引用:皮膚科Q&A:第23回:イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?(詳しい図説ありQ7Q12)
一般的な治療法
原因ウィルスのHPVに直接効果のある薬は発見されていない。
一般的な皮膚科での治療法は液体窒素による免疫学的な処置であり、イボ冷凍凝固法などと呼ばれる。
詳しくは液体窒素のページを参照。