2004年ダート短距離/長距離

Last-modified: 2011-12-03 (土) 08:34:06

2004年度ダート短距離&長距離

今週のレース

  • 今週のダート短距離&長距離交流重賞はすべて終了しました。

今月のレース

  • 第4回兵庫ゴールドトロフィー(G3)1着シーキングザダイヤ
    • 「チーム森ワンツースリー!」
      人気は3歳馬シーキングザダイヤ。前走は初ダートで1番人気3着。2番人気は前走全日本サラブレッドCを勝ったディバインシルバー。

レースは6番人気のノボジャックが軽快にハナを切るとそのまま粘りこみを図る。ディバインシルバーが捉えきれないところをシーキングザダイヤがクビ差交わして勝利。3着は3番人気ノボトゥルー。森秀行厩舎の3頭すべてが上位を占めた。

  • 第4回名古屋GP(G2)1着ワイルドソルジャー
    • 「来年のあるのが勝った!」
      人気は最年少3歳馬ワイルドソルジャー。初重賞挑戦でいきなりの1番人気となった。ただ相手も今年の重賞馬がマーキュリーC勝ちのスナークレイアースくらいでは低調といえる。

レースは抜群の先行力で大外枠のワイルドソルジャーが先手をとる。直線まで逃げ続けると追いすがるスナークレイアースを半馬身抑えてワイルドソルジャーが重賞初制覇。

ダート短距離(1400m以下)重賞対戦表

レース名日程・競馬場・距離マイネルセレクトシャドウスケイプディバインシルバーマルカセンリョウニホンピロサートロッキーアピールアグネスウイングノボトゥルーシーキングダイヤ
第8回ガーネットS(G3)1/11中山1200135-
第18回根岸S(G3)1/31東京1400115-3
第7回黒船賞(G3)3/22高知14001-2
ドバイGS(首G1)3/27ナドアルシバ12005---
第6回かきつばた記念(G3)5/3名古屋1400--512
第8回北海道SC(G3)6/17札幌1000312
第9回プロキオンS(G3)6/20阪神14001
第9回クラスターC(G3)8/13盛岡1200123
第4回サマーチャンピオン(G3)8/16佐賀14001
第8回さきたま杯(G3)9/8浦和14006413
第38回東京盃(G2)9/29大井12001365
第8回シリウスS(G3)10/3阪神14001
全日本レディース招待騎手競走10/20荒尾1400を2戦1:岩永千明2:牧原由貴子3:佐藤徳子
第4回JBCスプリント(G1)11/3大井12001942
第15回全日本サラブレッドC(G3)11/23笠松14001
第4回とちぎマロニエC(G3)12/7宇都宮1400413
第4回兵庫GT(G3)12/28園田1400431

ダート長距離(2200以上)重賞対戦表

レース名日程・競馬場・距離ミツアキタービンアンドゥオールタイムパラドックスワイルドソルジャー
第49回ダイオライト記念(G2)3/24船橋24001-
第13回オグリキャップ記念(G2)4/29笠松25001-
第21回東海S(G2)5/23中京2300-1
第16回ブリーダーズGC(G2)8/12旭川23001
第4回名古屋GP(G2)12/23名古屋25001

主な重賞馬紹介

  • マイネルセレクト(牡5父フォーティナイナー)
    • '03シリウスS(G3)勝ち、'03JBCスプリント(G1)2着、'04ガーネットS(G3)勝ち
      • ラフィアンの最高額募集馬。2歳時から能力の片鱗を見せるもハ行などのアクシデントで順調に使えなかった。去年も事故で負傷し前半を棒に振るも復帰後は能力で重賞まで突き抜けた。念願のGI初挑戦では「不屈の老将」サウスヴィグラスの前に敗れたが、本馬もアクシデントを乗り越えてここまできた素質馬。年明けのガーネットSを圧勝しドバイへの道を切り拓いた。ドバイでは5着。中間順調さを欠く場面もあったが無事に完走できてよかった。ついにJBCスプリントでGI馬の仲間入りをした。
  • ミツアキタービン(牡4父ライブリマウント)
    • '04ダイオライト記念(G2)勝ち、'04オグリキャップ記念(G2)勝ち
      • 2歳時に今はなき上山でデビュー。その後笠松に転厩し積極的に中央のダートにも活路を求めた。勝ちきれない日々を過ごしたがダービーGPでは当時の3歳JRA2強に次ぐ3着、古馬初対戦のJBCCでは掲示板を確保するなど交流戦での好走が目立った。地元の東海GCを堂々と圧勝、再び中央の砂へ挑戦。フェブラリーS0.2秒差の力でダイオライト記念を快勝し交流重賞初勝利。父に続き交流ダートの頂点を目指す。ちなみに4代母の父がダイオライト。地元笠松のオグリキャップ記念も仕掛けるとすばやく反応し完勝。GIリベンジに向け負けられない戦いを勝ち抜いた。

ダート界における短距離、長距離概念

なにをもって短距離、長距離とするかは芝、ダートともに俄かには判じがたい。

現在芝では最短1000m、最長3600mの重賞が行なわれている。
またダートでは最短1000m、最長2500mの交流重賞が行なわれている。

単純に計算すると芝では(1000+3600)÷2=2300m、
ダートでは(1000+2500)÷2=1750mである。

これを基準に中距離をどこまでに定義するかで短距離と長距離は定まりそうである。
また根幹距離をその基準にすることが定義としてはふさわしいだろう。
そこでダートは1800mを中心として1600m - 2000mを中距離としたい。

ただダート交流重賞では1500m、2100mもめずらしくないので以下のようにより
局限した形で表現することにした。
1500mはマイルの代替、2100mはジャパンカップダートに見られるように2000mの代替と言えるからである。