第46話 全てを!セレクト・ユア・ファイナル・ディシジョン

Last-modified: 2012-11-14 (水) 17:50:21

ジョニー・ザ・ファイナルカウントダウン
山田一郎
ジャネット・サスカッチ
ジャン・マイケル

セリフ一覧

極東ロシア 自然保護区
拝啓 春子
まだ俺を覚えていてくれるだろうか
俺は今、ロシアの自然保護地域を訪れ修行をしている…いや、していたと言うべきか
俺がお前を置いて旅に出てどれくらいの月日が経っただろう
しかし、もう俺の修行の旅は終わりを告げた
なぜなら…

 

ブザン「グルルル」

ジョニー「よぉ、相棒」

なぜなら…最後の…最強の技を手に入れたからだ

ジョニー「いこうか、ブザン」

ブザン「グフッ」

 

俺の旅はまもなく終わりを告げる
そして俺は最強の名を手に入れることになるだろう
そしたら一度ゆっくりと話をしよう…ゆっくりと…

 

【サブタイトル】

 

勝治「た、大変です!」

ロイド「おー 勝治君 一体どうしたんですかー そんなに慌てて」

勝治「またです、また世界ランカーが何者かによってやられたんです!」

ロイド「んおー」

リュウセイ「またか。これで5人目だぞ」

ケン「で、今度の犠牲者は誰なんだ?」

勝治「ジャネット・サスカッチ」

リュウセイ「ジャネット!?」

ケン「ジャネットって…あの8時間耐久ボーグのチャンピオンか?」

ロイド「世界ランキング6位、ジャネット・サスカッチ。」
   「その性格には問題があるようですがかなりの実力者であることは間違いないです」

勝治「正式な試合ではなかったけど、完敗だったそうだよ」

ケン「世界ランカーを次から次へといったい誰が…」

勝治「その正体は謎に包まれてるけど、相当な使い手であることには変わりがないよ」

ケン「そんなの結果を見れば誰にだって分かる。
   分からないのはどうしてそんなすごい実績を残しているのに名前を名乗らないのかってことだ 」

勝治「それは僕にも分からない。でも負けた者はみんな一様に同じコメントをしている」
  「そのボーグバトラーは豹のようなワイルドな目をした男だったって」

リュウセイ「豹…?」

ケン「リュウセイ?」

リュウセイ「行こう」

勝治「え?行くってどこへ?」

リュウセイ「マダム・ジェニファーのところだ」

 

アメリカ ニューヨーク

 

ジャン「どうしてもやるというのか?」

ジョニー「もちろんだ。そのためにわざわざニューヨークくんだりまでやって来たんだからな」

ジャン「これは非公式の練習試合…君には何のメリットもないと思うのだがな」

ジョニー「俺は最強の名が欲しいだけだ」
    「それは他人が決めた順位や他の連中の羨望の声などでは決してない」

ジャン「ならばどうすれば君は最強の名を手に入れることになる?」

ジョニー「俺はライバルとの決着をつける」
    「やつを倒したその時が最強の名を手に入れる時だと確信している」
    「悪いがお前はそのための踏み台にしか過ぎない」

ジャン「ライバルか…いい響きだ」
   「ライバルは互いに影響し合い、互いを高め合う」
   「ちなみに君のライバルは?」

ジョニー「天野河…リュウセイ」

ジャン「リュウセイ天野河…面白い、相手になろう!」

ジョニー「言葉なんていらない!勝負だ、ジャン・マイケル!」

「「うおおおおおおおおおおおおお!」」

 

マダム「来たのかい、リュウセイ」

リュウセイ「ああ、久しぶりだな、マダム・ジェニファー」

マダム「で、今日は何の用だい?」

リュウセイ「最近勃発している世界ランカー狩りについて」

マダム「…」

リュウセイ「奴はいったい何者なんだ?」
     「何者か分からなくても情報が欲しい!」

マダム「やっぱりそうかい…アンタも根っからのボーグバトラーなんだねぇ」

リュウセイ「マダム・ジェニファー」

マダム「残念だけど奴の正体は分からない…だが、これを見な」

ケン「これは世界地図」

マダム「奴の辿ったルートさ」
   「これを見な」

勝治「南米、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ…あぁ!」

ケン「どうしたんだ、勝治?」

マダム「気がついたようだねぇ」
   「他の大陸の名立たるボーグバトラーとはもうすでに戦っている」

ケン「それじゃあ」

マダム「そう、次はアジアに必ず来る」
   「つまりリュウセイ…アンタもターゲットの一人さ」

リュウセイ「…」

 

勝治「あれから二週間、まだランカーハンターはリュウセイ君の前に現れないね」

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