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艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*
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|CENTER:248|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.248|
|&attachref(装備カード一覧/weapon248.png,nolink);|>|Skua|>|艦上爆撃機|
|~|>|>|>|~装備ステータス|
|~|~火力||~雷装||
|~|~爆装|+4|~対空|+2|
|~|~対潜|+2|~索敵||
|~|~命中||~回避|+2|
|~|~[[戦闘行動半径>基地航空隊]]|4|>|BGCOLOR(#ccc):|
|~|>|>|>|~装備可能艦種|
|~|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):駆逐艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):軽巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):重巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):戦艦|
|~|軽空母|正規空母|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):水上機母艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):航空戦艦|
|~|>|>|>|~備考|
|~|>|>|>|開発不可、[[改修可>改修表#id248]]&br;2017年夏イベントE-3突破報酬&br;[[Ark Royal]]の初期装備|
|>|>|>|>|LEFT:紅茶の国で生まれた運動性の高い艦上爆撃機です。&br;非力ではありますが、高性能な艦上戦闘機を装備しない初期の同海軍の海上航空戦力として、よく空を支えました。&br;名機「Spitfire」の艦戦型などにその任を引き継いでいきます。|
*ゲームにおいて [#about]
-2017/08/10 24時頃より開始の2017夏イベにて実装された英国海軍の艦上爆撃機。しかしこの装備のみで通用するのは序盤海域のみだろう。
-爆装4という数値は[[零式艦戦62型(爆戦)]]と同じ威力であり、なおかつ向こうより対空で劣っているので制空と攻撃力を同時に底上げ調整して制空値と砲撃戦威力をバランス良く調整するというのも難しいが、回避補正を狙って配備する…という方法もアリかもしれ
&color(Silver){その場合は今度は[[SBD]]やSSレアの[[零戦62型(爆戦/岩井隊)>零戦62型(爆戦/岩井隊)]]が立ちはだかる。};
--[[九九式艦爆]]と比べて爆装と対潜が-1、回避と対空がそれぞれ+2と九九式艦爆に威力では僅かに劣るが回避、対空では2以上の差をつけて勝っている。
---Skuaと同じく対空を持つ艦爆の[[九九式艦爆(熟練)]]と比較すれば爆装-3、対潜-2、命中-2、対空+1、索敵-2、回避+2となる。
---[[SBD]]と比べた場合は火力-1、爆装-2、対潜-1、命中-1、索敵-2と完全に差をつけられてしまっている。
-2020/04/23のアップデートで改修可能となった。
--爆戦ではないので改修しても対空値は上昇しない。((https://twitter.com/myteaGuard/status/1317374708698869760))
**対地特効補正について [#l1b250ba]
[[対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機]]より転送
#include(対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機,notitle)
**性能比較表([[装備最大値/艦爆上位早見表/テーブル]]より転送) [#p3da8248]
#fold(長いので折りたたんでいます){{
#table_edit(装備最大値/艦爆上位早見表/テーブル)
}}
*小ネタ [#trivia]
-イギリス王立海軍初の%%&color(Silver){戦闘機};%%急降下爆撃機。「スクア」あるいは「スキュア」と読む。「スクア」とはトウゾクカモメのこと。
-何気に、''第二次世界大戦のイギリス軍において敵機を初撃墜した機体''でもある。
--1939年9月26日、ドイツ空軍のDo18飛行艇をアーク・ロイヤル搭載のSkua3機が迎撃した。
そして、そのうちの一機(機長:マクユーイン大尉)がDo18を見事撃墜し、第二次世界大戦初となるドイツ軍機撃墜を成し遂げたのである。
-1934年に開発要求が出され、各社がコンペに仕様書を提出した。
この時の要求は当時のホーカー・ニムロッドなどの単座艦上戦闘機と、名機ホーカー・ハート軽爆撃機を艦上機化した[[オスプレイ>S9 Osprey]]の後継機であったが、
当時イギリスの航空機開発において明確な仮想敵がいない空母艦載機の開発重要度は低く、したがって制空専門の戦闘機をわざわざ新規に開発する余裕はなかった。そして空軍のように何種類か試作機を作って実機で比較を行う余裕も当然の如く無かった。
(ホーカー・ハートのように陸上機として開発されたものを転用すれば良かったからでもある)
そんなわけで要求は複座の偵察機であり爆撃機であり、いざとなったら艦隊の直掩に回れる戦闘機でもあるという、当時としてはかなり厳しい性能を求められていた。
--このマルチロール機な要求を同時期に発想して熱心に提案していたのが、帝国海軍の源田実大尉(当時)で、防御的な戦闘機をもっと積極果敢な攻撃用途、つまり単座の爆撃機として敵を攻撃し、爆弾を落としたら戦闘機として立ち回れるような航空機の必要性を熱
この主張は当時の山本五十六少将の耳にも入ることになるが、当時の航空技術で単座の洋上飛行は無謀であり、やるならせめて複座機でと注文をつけていた。
英国の知らぬ地球の裏側で似たような発想を抱えていたのである。
-さてこの仕様書に従いコンペを勝ち抜いたのはブラックバーン社で、35年に試作機2機の発注を獲得すると早速原型機の設計に乗り出した。
単発単葉の金属製機はイギリス空母艦載機としては初めてであり、引き込み脚を装備するなど実に近代的なデザインで、2年後に完成した原型機は急降下時の操縦性も良く、戦闘機としてもまずまずの性能を見せて関係者は大いに喜んだ。
イギリス軍はこの機体に随分期待を込めていたようで、原型機の飛ぶ半年前にはもう本契約として190機の発注を出している。
--同期に運用開始された艦上爆撃機としてはSBCヘルダイバーや九六式艦上爆撃機でどちらも複葉機だから、単葉の本機はかなりモダンなデザインである。
---しかし、一年後に初飛行した[[九九式艦爆]]には前方機銃の数では勝るが、搭載量、最高速、馬力、航続距離、運動性能で劣っている。さらに急降下爆撃照準器が無い点でも劣っている。
---さらに[[SBD]]に対しては全面的に劣ってると言ってもいい。
-1939年9月には150機程度が納入され、年末には発注された190機分すべてが納品されている。
最初に配備された空母はアークロイヤル、ついでフューリアスであった。
-1940年4月10日、ドイツ軍がノルウェーに侵攻した際、沿岸砲台の反撃を受け退避していた軽巡洋艦ケーニヒスベルクを発見したアークロイヤル艦載機のスクア16機がこれに攻撃を加えて撃沈した。
航空機の爆撃による大型艦撃沈は世界初のことであったが、当時のスクアは急降下用の爆撃照準器がついていなかった。
当初イギリス海軍で急降下爆撃は陸上や静止目標に限定されており、移動する艦船には魚雷を使うつもりだったからである。
その後も戦艦リシュリューへの攻撃やダンケルクでのダイナモ作戦支援に投入されたが、ドイツ軍の陸上機と交戦する機会が増え、充分な護衛戦闘機を付けられなかったのが原因で損害が拡大、さらに性能不足が目立ち始めたので1940年末には戦闘機としては[[フェア
-なおスクアの派生型としてボールトンポール社製の4連装機銃付動力銃座を後部座席に設置したブラックバーン・ロック艦上戦闘機というのがある。ただし生産は全てボールトンポール社が行っている。
// ↓イギリスには複座戦闘機の伝統があり、翼端援護機とは直接の影響はありません。
// --当時、似たような事例としては爆撃機の護衛として戦闘機の航続距離が足りない場合に、同じ爆撃機の機銃座を増設したものを編隊内に配置して防御用にするという構想があった。日本も一式陸攻で翼端援護機という派生型を、アメリカもB-17の改造機でB-40と
--第一次大戦当時、イギリス空軍ではブリストル・ファイター複座戦闘機が大成功を収めていた。
その後も後継機は作られ続け、空軍の悲劇とも言うべきボールトンポール・デファイアントを生み出すことになる。
海軍も同様な機種を有用とみなし、超低空で雷撃を仕掛けてくる敵機に対して同航戦を行い撃墜するという狙いが合った。
しかし、デファイアントの供給を空軍に断られたためにスクアをベースにでっち上げたのが本機である。
--とはいえ、そもそもファイター戦闘機の成功は「戦闘機として使える速度・軽快さを保った上で」後席の銃手も防御に回ったり、追い越した敵機に追撃をかけたりしたのだが……。
---本機は''前方機銃の廃止・動力銃塔のせいで重量過大・速度の大幅低下''((最大速度360km/h。戦闘機として見ると下手すれば複葉機にすら劣る))という英国面っぷりを発揮。
---運動性劣悪で低速でもせめて前方機銃があれば「操縦士が敵を選んで襲撃する」ことはできたかもしれない。本機は銃手とパイロットが「的を選んで相談しないと狙いをつける位置まで動けない」のである。
--ロックも実戦投入はされたものの、運用する側からは「常に躊躇する」と言われ、スクアに交代させてくれと言われる始末。戦闘哨戒機や急降下爆撃に使用されたあとは航空救難や標的曳航に変更、退役した。
しかし、イギリスゴスポード基地では空襲により機体が破壊されたが機銃が無事だったロックを''対空機銃として使う''という珍事が起きている。しかも1944年まで使われる。
--%%重くなった機体が着艦しようとした結果アレスティングワイヤーをブッ千切ってしまい、''実際には空母に配備されなかった''。製造してしまった分は陸上からの哨戒用に使われた。%%
実際はアークロイヤルにおいて少数だけ配備されて戦闘哨戒に使用されたそうだが、明らかにスクアにすら劣る性能で、とてもドイツ空軍に太刀打ちできるモノじゃなかったのであんまり使用されなかった。
---%%つまりロックとスクアが行動をともにしたことは一度もない。%%
実際にはロックが配備された第800海軍航空隊と第803海軍航空隊ではスクアとともに1940年に行われたダイナモ作戦とエリアル作戦で運用している。
&color(Silver){ロックだけじゃとてつもなく不安だったらしい。};
一応5月28日にはベルギーのオステンド沖でスクアと共にロックが輸送船団を攻撃するJu-88五機の迎撃に上がり、1機を確実撃墜しており、これが''ロックの唯一の撃墜戦果''と言われている。
他には6月12日にスクアと共にブローニュ港のドイツ軍のEボート急降下爆撃で攻撃し、6月20日には同じくスクアと共にグリスネッツ岬の砲台を爆撃している。
-ちなみにカードの紹介では“スピットファイアの艦載機型に~”と書かれているが、諸般の事情によりシーファイアの完成はスクア退役に間に合っていない。
更にスピットファイアよりキャリアライズのハードルが低かったシーハリケーンでも航続距離不足は深刻だった。
艦上戦闘機としてのスクアの代替品として当面据えられたのはグラマン マートレット、つまり[[F4F『ワイルドキャット』>F4F-3]]である。
但しこの点に関してはシーファイアやシーハリケーンを搭載していた航空母艦が軒並み戦没しているという事実も考慮に入れるべきである。
-Skua とはトウゾクカモメの意。この鳥は高緯度地域に生息し、他の鳥がエサを取ったところを襲撃して吐き出させ、それを美味しくいただくという習性がある(普通の捕食行動もする)。
--なお、ロック(roc)は中東・インドに伝わる伝説上の巨鳥。象3頭をいっぺんに鷲掴みにして空を飛び、ヒナに与えるという。
*この装備についてのコメント [#comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)
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|&attachref(装備カード一覧/weapon248.png,nolink);|>|Skua|>|艦上爆撃機|
|~|>|>|>|~装備ステータス|
|~|~火力||~雷装||
|~|~爆装|+4|~対空|+2|
|~|~対潜|+2|~索敵||
|~|~命中||~回避|+2|
|~|~[[戦闘行動半径>基地航空隊]]|4|>|BGCOLOR(#ccc):|
|~|>|>|>|~装備可能艦種|
|~|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):駆逐艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):軽巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):重巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):戦艦|
|~|軽空母|正規空母|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):水上機母艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):航空戦艦|
|~|>|>|>|~備考|
|~|>|>|>|開発不可、[[改修可>改修表#id248]]&br;2017年夏イベントE-3突破報酬&br;[[Ark Royal]]の初期装備|
|>|>|>|>|LEFT:紅茶の国で生まれた運動性の高い艦上爆撃機です。&br;非力ではありますが、高性能な艦上戦闘機を装備しない初期の同海軍の海上航空戦力として、よく空を支えました。&br;名機「Spitfire」の艦戦型などにその任を引き継いでいきます。|
*ゲームにおいて [#about]
-2017/08/10 24時頃より開始の2017夏イベにて実装された英国海軍の艦上爆撃機。しかしこの装備のみで通用するのは序盤海域のみだろう。
-爆装4という数値は[[零式艦戦62型(爆戦)]]と同じ威力であり、なおかつ向こうより対空で劣っているので制空と攻撃力を同時に底上げ調整して制空値と砲撃戦威力をバランス良く調整するというのも難しいが、回避補正を狙って配備する…という方法もアリかもしれ
&color(Silver){その場合は今度は[[SBD]]やSSレアの[[零戦62型(爆戦/岩井隊)>零戦62型(爆戦/岩井隊)]]が立ちはだかる。};
--[[九九式艦爆]]と比べて爆装と対潜が-1、回避と対空がそれぞれ+2と九九式艦爆に威力では僅かに劣るが回避、対空では2以上の差をつけて勝っている。
---Skuaと同じく対空を持つ艦爆の[[九九式艦爆(熟練)]]と比較すれば爆装-3、対潜-2、命中-2、対空+1、索敵-2、回避+2となる。
---[[SBD]]と比べた場合は火力-1、爆装-2、対潜-1、命中-1、索敵-2と完全に差をつけられてしまっている。
-2020/04/23のアップデートで改修可能となった。
--爆戦ではないので改修しても対空値は上昇しない。((https://twitter.com/myteaGuard/status/1317374708698869760))
**対地特効補正について [#l1b250ba]
[[対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機]]より転送
#include(対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機,notitle)
**性能比較表([[装備最大値/艦爆上位早見表/テーブル]]より転送) [#p3da8248]
#fold(長いので折りたたんでいます){{
#table_edit(装備最大値/艦爆上位早見表/テーブル)
}}
*小ネタ [#trivia]
-イギリス王立海軍初の%%&color(Silver){戦闘機};%%急降下爆撃機。「スクア」あるいは「スキュア」と読む。「スクア」とはトウゾクカモメのこと。
-何気に、''第二次世界大戦のイギリス軍において敵機を初撃墜した機体''でもある。
--1939年9月26日、ドイツ空軍のDo18飛行艇をアーク・ロイヤル搭載のSkua3機が迎撃した。
そして、そのうちの一機(機長:マクユーイン大尉)がDo18を見事撃墜し、第二次世界大戦初となるドイツ軍機撃墜を成し遂げたのである。
-1934年に開発要求が出され、各社がコンペに仕様書を提出した。
この時の要求は当時のホーカー・ニムロッドなどの単座艦上戦闘機と、名機ホーカー・ハート軽爆撃機を艦上機化した[[オスプレイ>S9 Osprey]]の後継機であったが、
当時イギリスの航空機開発において明確な仮想敵がいない空母艦載機の開発重要度は低く、したがって制空専門の戦闘機をわざわざ新規に開発する余裕はなかった。そして空軍のように何種類か試作機を作って実機で比較を行う余裕も当然の如く無かった。
(ホーカー・ハートのように陸上機として開発されたものを転用すれば良かったからでもある)
そんなわけで要求は複座の偵察機であり爆撃機であり、いざとなったら艦隊の直掩に回れる戦闘機でもあるという、当時としてはかなり厳しい性能を求められていた。
--このマルチロール機な要求を同時期に発想して熱心に提案していたのが、帝国海軍の源田実大尉(当時)で、防御的な戦闘機をもっと積極果敢な攻撃用途、つまり単座の爆撃機として敵を攻撃し、爆弾を落としたら戦闘機として立ち回れるような航空機の必要性を熱
この主張は当時の山本五十六少将の耳にも入ることになるが、当時の航空技術で単座の洋上飛行は無謀であり、やるならせめて複座機でと注文をつけていた。
英国の知らぬ地球の裏側で似たような発想を抱えていたのである。
-さてこの仕様書に従いコンペを勝ち抜いたのはブラックバーン社で、35年に試作機2機の発注を獲得すると早速原型機の設計に乗り出した。
単発単葉の金属製機はイギリス空母艦載機としては初めてであり、引き込み脚を装備するなど実に近代的なデザインで、2年後に完成した原型機は急降下時の操縦性も良く、戦闘機としてもまずまずの性能を見せて関係者は大いに喜んだ。
イギリス軍はこの機体に随分期待を込めていたようで、原型機の飛ぶ半年前にはもう本契約として190機の発注を出している。
--同期に運用開始された艦上爆撃機としてはSBCヘルダイバーや九六式艦上爆撃機でどちらも複葉機だから、単葉の本機はかなりモダンなデザインである。
---しかし、一年後に初飛行した[[九九式艦爆]]には前方機銃の数では勝るが、搭載量、最高速、馬力、航続距離、運動性能で劣っている。さらに急降下爆撃照準器が無い点でも劣っている。
---さらに[[SBD]]に対しては全面的に劣ってると言ってもいい。
-1939年9月には150機程度が納入され、年末には発注された190機分すべてが納品されている。
最初に配備された空母はアークロイヤル、ついでフューリアスであった。
-1940年4月10日、ドイツ軍がノルウェーに侵攻した際、沿岸砲台の反撃を受け退避していた軽巡洋艦ケーニヒスベルクを発見したアークロイヤル艦載機のスクア16機がこれに攻撃を加えて撃沈した。
航空機の爆撃による大型艦撃沈は世界初のことであったが、当時のスクアは急降下用の爆撃照準器がついていなかった。
当初イギリス海軍で急降下爆撃は陸上や静止目標に限定されており、移動する艦船には魚雷を使うつもりだったからである。
その後も戦艦リシュリューへの攻撃やダンケルクでのダイナモ作戦支援に投入されたが、ドイツ軍の陸上機と交戦する機会が増え、充分な護衛戦闘機を付けられなかったのが原因で損害が拡大、さらに性能不足が目立ち始めたので1940年末には戦闘機としては[[フェア
-なおスクアの派生型としてボールトンポール社製の4連装機銃付動力銃座を後部座席に設置したブラックバーン・ロック艦上戦闘機というのがある。ただし生産は全てボールトンポール社が行っている。
// ↓イギリスには複座戦闘機の伝統があり、翼端援護機とは直接の影響はありません。
// --当時、似たような事例としては爆撃機の護衛として戦闘機の航続距離が足りない場合に、同じ爆撃機の機銃座を増設したものを編隊内に配置して防御用にするという構想があった。日本も一式陸攻で翼端援護機という派生型を、アメリカもB-17の改造機でB-40と
--第一次大戦当時、イギリス空軍ではブリストル・ファイター複座戦闘機が大成功を収めていた。
その後も後継機は作られ続け、空軍の悲劇とも言うべきボールトンポール・デファイアントを生み出すことになる。
海軍も同様な機種を有用とみなし、超低空で雷撃を仕掛けてくる敵機に対して同航戦を行い撃墜するという狙いが合った。
しかし、デファイアントの供給を空軍に断られたためにスクアをベースにでっち上げたのが本機である。
--とはいえ、そもそもファイター戦闘機の成功は「戦闘機として使える速度・軽快さを保った上で」後席の銃手も防御に回ったり、追い越した敵機に追撃をかけたりしたのだが……。
---本機は''前方機銃の廃止・動力銃塔のせいで重量過大・速度の大幅低下''((最大速度360km/h。戦闘機として見ると下手すれば複葉機にすら劣る))という英国面っぷりを発揮。
---運動性劣悪で低速でもせめて前方機銃があれば「操縦士が敵を選んで襲撃する」ことはできたかもしれない。本機は銃手とパイロットが「的を選んで相談しないと狙いをつける位置まで動けない」のである。
--ロックも実戦投入はされたものの、運用する側からは「常に躊躇する」と言われ、スクアに交代させてくれと言われる始末。戦闘哨戒機や急降下爆撃に使用されたあとは航空救難や標的曳航に変更、退役した。
しかし、イギリスゴスポード基地では空襲により機体が破壊されたが機銃が無事だったロックを''対空機銃として使う''という珍事が起きている。しかも1944年まで使われる。
--%%重くなった機体が着艦しようとした結果アレスティングワイヤーをブッ千切ってしまい、''実際には空母に配備されなかった''。製造してしまった分は陸上からの哨戒用に使われた。%%
実際はアークロイヤルにおいて少数だけ配備されて戦闘哨戒に使用されたそうだが、明らかにスクアにすら劣る性能で、とてもドイツ空軍に太刀打ちできるモノじゃなかったのであんまり使用されなかった。
---%%つまりロックとスクアが行動をともにしたことは一度もない。%%
実際にはロックが配備された第800海軍航空隊と第803海軍航空隊ではスクアとともに1940年に行われたダイナモ作戦とエリアル作戦で運用している。
&color(Silver){ロックだけじゃとてつもなく不安だったらしい。};
一応5月28日にはベルギーのオステンド沖でスクアと共にロックが輸送船団を攻撃するJu-88五機の迎撃に上がり、1機を確実撃墜しており、これが''ロックの唯一の撃墜戦果''と言われている。
他には6月12日にスクアと共にブローニュ港のドイツ軍のEボート急降下爆撃で攻撃し、6月20日には同じくスクアと共にグリスネッツ岬の砲台を爆撃している。
-ちなみにカードの紹介では“スピットファイアの艦載機型に~”と書かれているが、諸般の事情によりシーファイアの完成はスクア退役に間に合っていない。
更にスピットファイアよりキャリアライズのハードルが低かったシーハリケーンでも航続距離不足は深刻だった。
艦上戦闘機としてのスクアの代替品として当面据えられたのはグラマン マートレット、つまり[[F4F『ワイルドキャット』>F4F-3]]である。
但しこの点に関してはシーファイアやシーハリケーンを搭載していた航空母艦が軒並み戦没しているという事実も考慮に入れるべきである。
-Skua とはトウゾクカモメの意。この鳥は高緯度地域に生息し、他の鳥がエサを取ったところを襲撃して吐き出させ、それを美味しくいただくという習性がある(普通の捕食行動もする)。
--なお、ロック(roc)は中東・インドに伝わる伝説上の巨鳥。象3頭をいっぺんに鷲掴みにして空を飛び、ヒナに与えるという。
*この装備についてのコメント [#comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)
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