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艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*
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|CENTER:218|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.196|
|&attachref(装備カード一覧/weapon196-b.png,nolink);|>|TBD|>|艦上攻撃機|
|~|>|>|>|~装備ステータス|
|~|~火力|+1|~雷装|+5|
|~|~爆装||~対空||
|~|~対潜|+4|~索敵|+2|
|~|~命中||~回避||
|~|~&nobr{[[戦闘行動半径>基地航空隊]]};|4|>|BGCOLOR(#ccc):|
|~|>|>|>|~装備可能艦種|
|~|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):駆逐艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):軽巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):重巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):戦艦|
|~|軽空母|正規空母|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):水上機母艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):航空戦艦|
|~|>|>|>|~備考|
|~|>|>|>|開発不可、改修可、[[入手方法>#HowtoGet]]|
|>|>|>|>|~[[改修更新>改修表#id196]]|
|>|>|>|>|''TBD'' →((新型航空兵装資材が1個必要)) [[TBF]]|
|>|>|>|>|LEFT:九七艦攻のライバルともいえる艦上攻撃機です。速度が遅く、大戦初期の機体で激戦の中でも陳腐化しつつありましたが、&br;その必死の戦いは大きな戦いの勝機をもたらしました。|
*ゲームにおいて [#about]
-[[九七式艦攻]]に比べ、火力+1、索敵+1。同装備の完全上位互換であるが、初期の艦載機ということもあり性能は低い。
**入手方法について [#HowtoGet]
-2016年 秋イベント『[[発令!「艦隊作戦第三法」]]』[[E-2>発令!「艦隊作戦第三法」#area2]] 甲・乙作戦 突破報酬
-任務『[[合同艦隊旗艦、改装「Fletcher」、抜錨!>任務#id-B148]]』選択報酬 (&color(Teal){★+3};) x2
-初期装備艦
--[[Saratoga]]、[[Hornet]]
**性能比較表([[装備最大値/艦攻上位早見表/テーブル]]より転送) [#SpecTable]
#fold(長いので折りたたんでいます){{
#table_edit(装備最大値/艦攻上位早見表/テーブル)
}}
**アップデート履歴 [#update]
-2016年 11月18日:実装。
-2017年 09月12日:史実で後継機となった[[TBF]]が実装された。
-2020年 05月20日:任務の選択報酬で&color(Teal){★+3};が入手可能となった。
-2022年 10月14日:改修実装。同時に[[TBF]]への更新が可能になった。
*小ネタ [#trivia]
-元ネタはアメリカのダグラス・エアクラフト社が開発した艦上雷撃機「TBD」で、愛称はデヴァステイター((Devastator、英語で「壊滅打を与える者」の意味。「TB」は「雷撃爆撃機」(Torpedo Bomber)を表す機種記号で、「D」はダグラス社のメーカー記号))
-1934年に競争発注が行われ、そのうちダグラス社とグレートレークス社の案がまず採用された。
しかし堅実さ重視の複葉機案で臨んだグレートレークスは敗退、ダグラスの機体が1937年に正式採用を勝ち取った。
--アメリカ初の全金属製単葉雷撃機で、引込脚や閉鎖式風防もTBDが初の採用。
900馬力のエンジンは最高時速331kmを発揮し、航空魚雷1発(約1t)または1000lb((約454kg))までの爆弾を搭載可能。
%%%完成当時としてはトップレベルの最新鋭%%%である。
//なにしろ当時の日本海軍の使用機材は、布張り複葉固定脚という旧式を絵に描いたような九二式艦攻や九六式艦攻である。(ただ、ほぼ同時期に日本も同等の機体(九七式艦攻)を開発できてはいる)
//魚雷が機軸に対して斜め下に固定されるのも特徴のひとつだが、これは地上駐機状態で水平になるようにしたため。(水切りの様に水面で魚雷が跳ねない為の対策では?)
前任のマーチンT4M複葉雷撃機と比較して、まさに格段の進化を遂げた画期的機体だった。
--しかし加速度的に技術が進んだ当時、これでもまだまだ性能は物足りなかった。
重量機の割に1000馬力に満たないエンジンや時速330km/h程度では登場当時はまだしもWW2期には既に時代遅れとなっていた。
防弾装備は充分とは言えず、著しく短い航続距離は味方の足を引っ張る危険も孕む。
--1939年には後継機が発注されたものの開戦に間に合わず、緒戦は旧式化したTBDが戦わざるを得なかった。
それでもTBDは戦争初期の主戦力の一端を懸命に担い、ミッドウェー海戦で壊滅的な損害を受けた後は新型の
[[TBF]]アベンジャー雷撃機に後を託して最前線を退いた。
その後は練習機としてしばらく運用され、1944年末には全機が現役を離れたという。
---活躍の無いまま早々に引退する形になってしまったが…元々旧式に無理をさせていたわけなので、
優秀な後輩へのバトンタッチがスムーズに進んだのは寧ろ幸いだったと言える。
---また、TBDが戦った時期は日本海軍航空隊が最も強力な時期であり、同時に空母戦のノウハウを
文字通りゼロから築き上げる困難な時期だった事を忘れてはならない。他の有名機に比べると貧乏籤
を引いた様にも見えるが…短くも鮮烈な戦歴が、貴重な戦訓を米海軍にもたらしたのも事実である。
-同時期のライバルとして、日本の[[九七式艦攻]]と比較して語られることが多い。
「旧式で鈍足で」「あの九七艦攻に比べてダメな子で」と辛辣に評価する声も少なくない…
#fold(Q.実際はどうなの?){{
Q.実際はどうなの?
-A.''完成当時は世界最高水準を誇る雷撃機''である。
そもそも%%%国産初%%%の、%%%全金属製単葉雷撃機%%%で、%%%密閉式風防%%%や%%%引き込み脚%%%装備!…と言えば、
九七式艦攻とほぼ互角の先進性。しかも完成はTBDの方が早いので、画期性ではリードしている。
しかし後発の九七式艦攻と比較した場合性能面では速度・航続力・上昇限度・上昇率といった飛行性能で劣っており、さらに九七艦攻は800kg爆弾や大型で信頼性と性能で富む九一式航空魚雷を搭載できるのに対し、TBDは後述するいろいろ問題点のあったMk.13魚雷、4
--同時期に登場し開戦初期を互いに空母部隊の主力雷撃機として戦ったという点で日米雷撃機の好敵手同士。
--速度不足という問題もあったが、実戦で特に問題となったのは機体性能より装備する魚雷の方が大きい。
当時の米海軍のMk13魚雷は極めて信頼性が低く、安定して航走させるには約100ノット(時速180km/h)、投下高度も約100フィート(30.5m)という投下するには厳しい制限があり、雷撃の際は強制的に鈍足にならざるを得ない。
一方の同時期の航空魚雷である日本の九一式魚雷改二は九七艦攻の水平最大速度を超える204ノット(378km/h)以上出しても、投下高度100mからでも問題無く雷撃できた。日本海軍艦攻隊は目標手前で急降下して速度を稼いでから射出したため、雷撃を受けた空母レキシ
--更に、魚雷の故障・不発が頻発する問題も米雷撃隊の活躍の機会を奪った。
後継のTBFも戦線投入は早いものの、実は魚雷が改善されるまではTBD同様に悩み、当初はイマイチ活躍出来ていない。
---アメリカ海軍も搭乗員からの報告や、暗号解読部門が日本海軍の報告を解読した結果当然この魚雷の欠点を海軍は知っていたのだが、海軍兵器局の対応は鈍いモノだった。そしてアーネスト・キング作戦部長の介入によって1943年にようやく魚雷の問題解決に奔走
--参考までに、米海軍の資料に珊瑚海海戦の[[雷撃失敗の写真>http://mmoloda-kancolle.x0.com/image.php?id=244617]]が存在する。
画面中央を右上に向かってうっすら航跡を引いているのが、無事に駛走した魚雷。
対して左下の白い水飛沫、蛇行した挙句に浮き上がってしまっているのが駛走
できなくなったMk.13魚雷。
-魚雷以外は九七式艦上攻撃機と同等~やや劣る程度の機体であり、ゲーム中ではおおよそ妥当な評価を
もらっていると言えるだろう。
--作品によっては全く使いどころのない低ステータスになっていることもあるが…
艦これはシリアスな日米大戦ゲームではないことも影響しているのだろう。
%%日本の妖精さんから九一式魚雷をもらったのかもしれないし%%
}}
&br;
-主な戦果として1942年5月の珊瑚海海戦における[[祥鳳]]撃沈がある
--レキシントンVT-2の12機、ヨークタウンVT-5の13機の攻撃で7本の魚雷を命中させることに成功している。
-1942年6月のミッドウェー海戦で大変な悲劇に見舞われる事になる。この海戦では41機のTBDが参加しているが
---[[ホーネット>Hornet]]VT-8(ジョン・ウォルドロン少佐)15機中15機喪失、全滅
---エンタープライズVT-6(ユージン・リンゼイ少佐)14機中9機喪失、1機着水、1機帰還後投棄、残存3機
---ヨークタウンVT-3((本来はサラトガ所属の雷撃隊))(ランス・マッセイ少佐)12機中10機喪失、2機着水、全滅
--合計して38機喪失、生き残ったのは僅かに3機のみという文字通りの全滅となってしまった。
--TBDの総生産機数129機なので1/3近くを一度に喪失した事になる。
---エンタープライズVT-6の生存者は戦闘後、掩護を行わず帰還((VT-8の戦闘砲火を見て移動した結果、会合地点を見失ったと思われる))していた戦闘機隊VF-6隊員の部屋に拳銃を手に殴り込む騒ぎを起こしている。
---ヨークタウンVT-3の方は後にサッチウィーブを生み出すエースパイロットのジョン・サッチ少佐が[[F4F>F4F-3]]戦闘機6機を率いて護衛についていたが、4倍の零戦相手では多勢に無勢であり、自身が生還するのがやっとだったそうだ。
--しかし、全滅したVT-8はミッドウェー海戦勝利の真の立役者と言われる事もある。
---出撃前、日本艦隊の位置についてVT-8指揮官のジョン・ウォルドロン少佐はホーネット飛行長のスタンホープ・リング中佐と真っ向から対立していた。
---ホーネット艦長マーク・ミッチャー大佐が仲裁し、リング中佐の意見が採用されることになった。
---しかし発艦後、ウォルドロン少佐は独自の判断で先行する戦闘機隊VF-8、爆撃隊VB-8とは全く異なる針路を取った。
ネイティブアメリカンの末裔である彼の嗅覚もあったのだろう。
---結果、VT-8は最初に日本艦隊を発見した母艦航空隊となったが、全機撃墜、生存者一名という大きな代償を払う事になってしまった。
---しかしVT-8に対する戦闘砲火は周囲に日本艦隊の位置を知らせる事となり、さらに低空を飛ぶTBDに気を取られた日本機動部隊は高空の[[SBD]]の突入を許してしまう……。
---なお、リング中佐の予測ルートを進んだVF-8とVB-8は結局接敵できないばかりか、母艦位置まで見失ってしまい燃料切れで着水することとなってしまった
--後継機であるTBFもミッドウェー海戦で初陣を飾っているが、ミッドウェー基地配備隊として出撃した6機中5機未帰還という結果となっている。
---この6機は本来はホーネットVT-8に配備される予定で分隊長ランドン・フィバーリング大尉以下搭乗員はVT-8から分派されていた。
*この装備についてのコメント [#comment]
#pcomment(./コメント1,reply,15)
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|&attachref(装備カード一覧/weapon196-b.png,nolink);|>|TBD|>|艦上攻撃機|
|~|>|>|>|~装備ステータス|
|~|~火力|+1|~雷装|+5|
|~|~爆装||~対空||
|~|~対潜|+4|~索敵|+2|
|~|~命中||~回避||
|~|~&nobr{[[戦闘行動半径>基地航空隊]]};|4|>|BGCOLOR(#ccc):|
|~|>|>|>|~装備可能艦種|
|~|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):駆逐艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):軽巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):重巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):戦艦|
|~|軽空母|正規空母|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):水上機母艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):航空戦艦|
|~|>|>|>|~備考|
|~|>|>|>|開発不可、改修可、[[入手方法>#HowtoGet]]|
|>|>|>|>|~[[改修更新>改修表#id196]]|
|>|>|>|>|''TBD'' →((新型航空兵装資材が1個必要)) [[TBF]]|
|>|>|>|>|LEFT:九七艦攻のライバルともいえる艦上攻撃機です。速度が遅く、大戦初期の機体で激戦の中でも陳腐化しつつありましたが、&br;その必死の戦いは大きな戦いの勝機をもたらしました。|
*ゲームにおいて [#about]
-[[九七式艦攻]]に比べ、火力+1、索敵+1。同装備の完全上位互換であるが、初期の艦載機ということもあり性能は低い。
**入手方法について [#HowtoGet]
-2016年 秋イベント『[[発令!「艦隊作戦第三法」]]』[[E-2>発令!「艦隊作戦第三法」#area2]] 甲・乙作戦 突破報酬
-任務『[[合同艦隊旗艦、改装「Fletcher」、抜錨!>任務#id-B148]]』選択報酬 (&color(Teal){★+3};) x2
-初期装備艦
--[[Saratoga]]、[[Hornet]]
**性能比較表([[装備最大値/艦攻上位早見表/テーブル]]より転送) [#SpecTable]
#fold(長いので折りたたんでいます){{
#table_edit(装備最大値/艦攻上位早見表/テーブル)
}}
**アップデート履歴 [#update]
-2016年 11月18日:実装。
-2017年 09月12日:史実で後継機となった[[TBF]]が実装された。
-2020年 05月20日:任務の選択報酬で&color(Teal){★+3};が入手可能となった。
-2022年 10月14日:改修実装。同時に[[TBF]]への更新が可能になった。
*小ネタ [#trivia]
-元ネタはアメリカのダグラス・エアクラフト社が開発した艦上雷撃機「TBD」で、愛称はデヴァステイター((Devastator、英語で「壊滅打を与える者」の意味。「TB」は「雷撃爆撃機」(Torpedo Bomber)を表す機種記号で、「D」はダグラス社のメーカー記号))
-1934年に競争発注が行われ、そのうちダグラス社とグレートレークス社の案がまず採用された。
しかし堅実さ重視の複葉機案で臨んだグレートレークスは敗退、ダグラスの機体が1937年に正式採用を勝ち取った。
--アメリカ初の全金属製単葉雷撃機で、引込脚や閉鎖式風防もTBDが初の採用。
900馬力のエンジンは最高時速331kmを発揮し、航空魚雷1発(約1t)または1000lb((約454kg))までの爆弾を搭載可能。
%%%完成当時としてはトップレベルの最新鋭%%%である。
//なにしろ当時の日本海軍の使用機材は、布張り複葉固定脚という旧式を絵に描いたような九二式艦攻や九六式艦攻である。(ただ、ほぼ同時期に日本も同等の機体(九七式艦攻)を開発できてはいる)
//魚雷が機軸に対して斜め下に固定されるのも特徴のひとつだが、これは地上駐機状態で水平になるようにしたため。(水切りの様に水面で魚雷が跳ねない為の対策では?)
前任のマーチンT4M複葉雷撃機と比較して、まさに格段の進化を遂げた画期的機体だった。
--しかし加速度的に技術が進んだ当時、これでもまだまだ性能は物足りなかった。
重量機の割に1000馬力に満たないエンジンや時速330km/h程度では登場当時はまだしもWW2期には既に時代遅れとなっていた。
防弾装備は充分とは言えず、著しく短い航続距離は味方の足を引っ張る危険も孕む。
--1939年には後継機が発注されたものの開戦に間に合わず、緒戦は旧式化したTBDが戦わざるを得なかった。
それでもTBDは戦争初期の主戦力の一端を懸命に担い、ミッドウェー海戦で壊滅的な損害を受けた後は新型の
[[TBF]]アベンジャー雷撃機に後を託して最前線を退いた。
その後は練習機としてしばらく運用され、1944年末には全機が現役を離れたという。
---活躍の無いまま早々に引退する形になってしまったが…元々旧式に無理をさせていたわけなので、
優秀な後輩へのバトンタッチがスムーズに進んだのは寧ろ幸いだったと言える。
---また、TBDが戦った時期は日本海軍航空隊が最も強力な時期であり、同時に空母戦のノウハウを
文字通りゼロから築き上げる困難な時期だった事を忘れてはならない。他の有名機に比べると貧乏籤
を引いた様にも見えるが…短くも鮮烈な戦歴が、貴重な戦訓を米海軍にもたらしたのも事実である。
-同時期のライバルとして、日本の[[九七式艦攻]]と比較して語られることが多い。
「旧式で鈍足で」「あの九七艦攻に比べてダメな子で」と辛辣に評価する声も少なくない…
#fold(Q.実際はどうなの?){{
Q.実際はどうなの?
-A.''完成当時は世界最高水準を誇る雷撃機''である。
そもそも%%%国産初%%%の、%%%全金属製単葉雷撃機%%%で、%%%密閉式風防%%%や%%%引き込み脚%%%装備!…と言えば、
九七式艦攻とほぼ互角の先進性。しかも完成はTBDの方が早いので、画期性ではリードしている。
しかし後発の九七式艦攻と比較した場合性能面では速度・航続力・上昇限度・上昇率といった飛行性能で劣っており、さらに九七艦攻は800kg爆弾や大型で信頼性と性能で富む九一式航空魚雷を搭載できるのに対し、TBDは後述するいろいろ問題点のあったMk.13魚雷、4
--同時期に登場し開戦初期を互いに空母部隊の主力雷撃機として戦ったという点で日米雷撃機の好敵手同士。
--速度不足という問題もあったが、実戦で特に問題となったのは機体性能より装備する魚雷の方が大きい。
当時の米海軍のMk13魚雷は極めて信頼性が低く、安定して航走させるには約100ノット(時速180km/h)、投下高度も約100フィート(30.5m)という投下するには厳しい制限があり、雷撃の際は強制的に鈍足にならざるを得ない。
一方の同時期の航空魚雷である日本の九一式魚雷改二は九七艦攻の水平最大速度を超える204ノット(378km/h)以上出しても、投下高度100mからでも問題無く雷撃できた。日本海軍艦攻隊は目標手前で急降下して速度を稼いでから射出したため、雷撃を受けた空母レキシ
--更に、魚雷の故障・不発が頻発する問題も米雷撃隊の活躍の機会を奪った。
後継のTBFも戦線投入は早いものの、実は魚雷が改善されるまではTBD同様に悩み、当初はイマイチ活躍出来ていない。
---アメリカ海軍も搭乗員からの報告や、暗号解読部門が日本海軍の報告を解読した結果当然この魚雷の欠点を海軍は知っていたのだが、海軍兵器局の対応は鈍いモノだった。そしてアーネスト・キング作戦部長の介入によって1943年にようやく魚雷の問題解決に奔走
--参考までに、米海軍の資料に珊瑚海海戦の[[雷撃失敗の写真>http://mmoloda-kancolle.x0.com/image.php?id=244617]]が存在する。
画面中央を右上に向かってうっすら航跡を引いているのが、無事に駛走した魚雷。
対して左下の白い水飛沫、蛇行した挙句に浮き上がってしまっているのが駛走
できなくなったMk.13魚雷。
-魚雷以外は九七式艦上攻撃機と同等~やや劣る程度の機体であり、ゲーム中ではおおよそ妥当な評価を
もらっていると言えるだろう。
--作品によっては全く使いどころのない低ステータスになっていることもあるが…
艦これはシリアスな日米大戦ゲームではないことも影響しているのだろう。
%%日本の妖精さんから九一式魚雷をもらったのかもしれないし%%
}}
&br;
-主な戦果として1942年5月の珊瑚海海戦における[[祥鳳]]撃沈がある
--レキシントンVT-2の12機、ヨークタウンVT-5の13機の攻撃で7本の魚雷を命中させることに成功している。
-1942年6月のミッドウェー海戦で大変な悲劇に見舞われる事になる。この海戦では41機のTBDが参加しているが
---[[ホーネット>Hornet]]VT-8(ジョン・ウォルドロン少佐)15機中15機喪失、全滅
---エンタープライズVT-6(ユージン・リンゼイ少佐)14機中9機喪失、1機着水、1機帰還後投棄、残存3機
---ヨークタウンVT-3((本来はサラトガ所属の雷撃隊))(ランス・マッセイ少佐)12機中10機喪失、2機着水、全滅
--合計して38機喪失、生き残ったのは僅かに3機のみという文字通りの全滅となってしまった。
--TBDの総生産機数129機なので1/3近くを一度に喪失した事になる。
---エンタープライズVT-6の生存者は戦闘後、掩護を行わず帰還((VT-8の戦闘砲火を見て移動した結果、会合地点を見失ったと思われる))していた戦闘機隊VF-6隊員の部屋に拳銃を手に殴り込む騒ぎを起こしている。
---ヨークタウンVT-3の方は後にサッチウィーブを生み出すエースパイロットのジョン・サッチ少佐が[[F4F>F4F-3]]戦闘機6機を率いて護衛についていたが、4倍の零戦相手では多勢に無勢であり、自身が生還するのがやっとだったそうだ。
--しかし、全滅したVT-8はミッドウェー海戦勝利の真の立役者と言われる事もある。
---出撃前、日本艦隊の位置についてVT-8指揮官のジョン・ウォルドロン少佐はホーネット飛行長のスタンホープ・リング中佐と真っ向から対立していた。
---ホーネット艦長マーク・ミッチャー大佐が仲裁し、リング中佐の意見が採用されることになった。
---しかし発艦後、ウォルドロン少佐は独自の判断で先行する戦闘機隊VF-8、爆撃隊VB-8とは全く異なる針路を取った。
ネイティブアメリカンの末裔である彼の嗅覚もあったのだろう。
---結果、VT-8は最初に日本艦隊を発見した母艦航空隊となったが、全機撃墜、生存者一名という大きな代償を払う事になってしまった。
---しかしVT-8に対する戦闘砲火は周囲に日本艦隊の位置を知らせる事となり、さらに低空を飛ぶTBDに気を取られた日本機動部隊は高空の[[SBD]]の突入を許してしまう……。
---なお、リング中佐の予測ルートを進んだVF-8とVB-8は結局接敵できないばかりか、母艦位置まで見失ってしまい燃料切れで着水することとなってしまった
--後継機であるTBFもミッドウェー海戦で初陣を飾っているが、ミッドウェー基地配備隊として出撃した6機中5機未帰還という結果となっている。
---この6機は本来はホーネットVT-8に配備される予定で分隊長ランドン・フィバーリング大尉以下搭乗員はVT-8から分派されていた。
*この装備についてのコメント [#comment]
#pcomment(./コメント1,reply,15)
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