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艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*
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|CENTER:218|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.174|
|&attachref(./174_2nd.jpg,nolink,Guten Morgen 僕の名前はレーベレヒト・マース。レーベでいいよ…うん。);|>|Z1(レーベレヒト・マース)|>|Z1型 1番艦 駆逐艦|
|~|>|>|>|~艦船ステータス(初期値/最大値)|
|~|~耐久|18|~火力|8 / 26|
|~|~装甲|8 / 22|~雷装|24 / 60|
|~|~回避|36 / 76|~対空|12 / 42|
|~|~搭載|0|~対潜|32 / 64|
|~|~速力|高速|~索敵|6 / 24|
|~|~射程|短|~運|6 / 39|
|~|>|>|>|~最大消費量|
|~|~燃料|20|~弾薬|20|
|~|>|>|>|~装備|
|~|>|>|>|[[12.7cm単装砲]]|
|~|>|>|>|未装備|
|~|>|>|>|未装備|
|~|>|>|>|COLOR(gray):装備不可|
|>|>|>|>|~改造チャート|
|>|>|>|>|''Z1'' → [[Z1改]](Lv30) → [[Z1 zwei]](Lv70)|
|>|>|>|>|~図鑑説明|
|>|>|>|>|LEFT:ドイツ生まれの駆逐艦、その本格的な大型駆逐艦の一番艦だよ。&br;高温高圧缶や機関部のシフト配置など、技術の国ならではの設計になっているんだ。&br;あまり外洋での艦隊戦は得意じゃないけど…頑張るよ!|
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
#fold(CV:遠藤綾、イラストレーター:島田フミカネ (クリックするとセリフ一覧が開きます)){{
CV:遠藤綾、イラストレーター:島田フミカネ
#shadowheader(2,[[定型ボイス一覧>Z1/定型ボイス]])
#table_edit(Z1/定型ボイス)
~
#shadowheader(2,[[時報ボイス一覧>Z1/時報ボイス]])
#table_edit(Z1/時報ボイス)
~
#shadowheader(2,[[季節ボイス一覧>Z1/季節ボイス]])
#table_edit(Z1/季節ボイス)
~
}}
*ゲームにおいて [#game]
-2014年3月14日のメンテで''艦これ初の純海外艦''(ドイツ産まれ)として姉妹艦の[[Z3]]と戦艦[[Bismarck]]と共に実装された、他の海外艦のトリガーとしても重要な艦娘。
-面倒な任務や遠征をコツコツとクリアして行った提督へのご褒美艦。
--''&color(Red){任務「[[潜水艦派遣による海外艦との接触作戦>任務#id-D8]]」の成功報酬};''なので、時間はかかるが確実に入手可能。
--ただし上記任務を出現させるための準備段階として、[[遠征]]の1~5、9~20、27~29を成功させ、それと共に[[任務]]のA1~A13、A20、A21、A27を完了しておく必要がある。
その後、任務「[[第一次潜水艦派遣作戦>任務#id-D5]]」「[[第二次潜水艦派遣作戦>任務#id-D6]]」「[[潜水艦派遣作戦による技術入手の継続!>任務#id-D7]]」をクリアするために48時間掛かる遠征「[[潜水艦派遣作戦>遠征#id30]]」を4度成功させると、ようやく上
--''&color(Red){任務報酬であって遠征報酬では無い};''ので、派遣作戦一回だけでいいと勘違いしないように。
---また、遠征帰還時に任務が「遂行中」になっていないと達成できない。
帰還までの間はチェックを外していても大丈夫だが、帰還間近になったらチェックを入れなおすのを忘れないように。
--ちなみに、遠征「潜水艦派遣作戦」と「海外艦との接触」は''潜水艦が4隻要る''上に''旗艦にLv55とLv60が必要''、更に「海外艦との接触」では''艦隊の合計レベルが200以上''と難易度が高く見える。しかし、&color(Red){''潜水艦以外も艦隊に入れられる''};た
-上述任務クリア以外の入手方法としては、2014年春イベントの最終海域E-5にてレアドロップした。
しかし非常にレアなドロップだったため、むしろ通常の任務クリアでの入手の方が楽そうなほどだった。
--近年は欧州方面のイベントでドロップが確認されていることもある。
-2015年6月12日のアップデートで、同日に追加された[[4-5:https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/609263520387985408]]での邂逅が可能となったため、ようやく通常海域のドロップでもZ1を入手する事が可能となった。
--ただし、ドロップ海域がEOで、しかも''稀に''と有るため激レアドロップが予想される。
このため、これは入手後にロストした提督用の救済処置と考えて、通常は上述任務クリアで入手した方が楽と思われる。
--第二期でも引き続き[[4-5>西方海域#area5]]のNマスで邂逅が確認されている。&color(Silver){なお確率はお察し};
-特殊な建造システムとしてZ1旗艦でZ3、Z3旗艦でZ1を通常建造可能。そしてZ1かZ3を旗艦に置く事で大型艦建造にてBismarckを建造する事が可能。要は''&color(Blue){最初にZ1を入手しないと建造では他のふたりの入手は不可能};''。((例外として、欧州方面のイベ
--つまりZ3が居ない状況下でZ1を轟沈・解体・改修素材にしてしまうと、Z3とBismarckの建造も不可能になる。通常海域でドロップするようになったとはいえ、Z1を喪失しないように気を付けること。
&br;
-初期から装備スロットが3つ空いている初の駆逐艦で、改造前の装備選択の幅が従来の駆逐艦より広く取れるのがポイント。
-耐久こそ高めなもののほとんどのパラメータが駆逐艦としては平均以下で、回避に至っては最低値。その割に燃費が悪く(改造後は島風と同等)、やや扱いの難しい艦である。
--特に運が駆逐艦中最低値となっているため、カットイン攻撃は期待できない。まあ、彼女の最期が味方に誤爆されるというあまりにも悲惨なものであったため仕方がないのだが。
---[[改>Z1改]]にすると他艦と遜色ない数値になるため、早めに改造したい(運の最終値は他と同じで49)。
//--他の駆逐艦比でのアドバンテージは[[Z3]]と共に初期対潜値が[[五十鈴]]・[[由良]]に次いで高く、駆逐艦の中ではトップであること。3スロットも含めて対潜に強い仕様になっている。
--他の駆逐艦比でのアドバンテージは[[Z3]]と共に初期対潜値が高いこと。3スロットも含めて対潜に強い仕様になっている。かつては駆逐艦トップであったが、米英駆逐や[[Ташкент]]などに抜かれた。&color(Gray){入手しやすさではまだこちらの方が優位なはず…};
-姉妹共々艦これ初の初期[[金レア>レアリティ]]駆逐艦。ホロ駆逐は[[島風]]と[[雪風]]がいたが、今まで金レアはいなかった。
--しかし前述したように潜水艦の入手以外は時間さえかければ誰でも確実に成功させられるため、入手に運はあまり絡まない。[[初風]]など一部の銀レア駆逐艦より入手は容易である。
-なお、改にすると時報が追加される。
**[[限定グラフィック>艦娘カード一覧(期間限定グラフィック)]] [#b8fac03e]
-2015年秋限定で、オクトーバーフェストmodeの母港グラフィックが公開された。
--オクトーバーフェストmodeのグラフィックも立ち絵限定で、カードイラストはそのまま。
限定絵には珍しくオンメンテで、2015年9月20日に実装された。((前日の9月19日はドイツ南部の都市ミュンヘンでのオクトーバーフェスト開幕日であった。))
他の限定グラフィック同様、10月30日のアップデートに伴う限定期間終了後に図鑑に格納された。
-
#fold(衣装等について){{
衣装等について
-担当イラストレーターの島田フミカネ氏によれば、42年時の同型艦に施された迷彩塗装を参考としており([[参考ツイート1>https://twitter.com/humikane/status/645522690133004288]])、
また側面装甲の船首形状とファンネルキャップは[[zwei>Z1 zwei]]に準拠している([[参考ツイート2>https://twitter.com/humikane/status/645521611907444736]])。
-「オクトーバーフェスト」とは、ドイツ南端バイエルン州のミュンヘン市が中心地になる、ドイツ最大の酒祭り。文字通りケタ違いのビールが飲み干される酒造り季節到来のお祝いで、現在はビール好きな多くの国々(日本含む)にも広まっている。ちなみにZ1が建
-衣装のディアンドルはドイツ南部および周辺の民族衣装であり、オクトーバーフェストを含めた行事で着用される。((さすがにドイツ北部はもう少し暖かい着こなし。[[Bismarck]]が建造されたハンブルクに程近いフィーアランデの[[伝統衣装>https://de.wikipedia
エプロンの腰ひもの結び目の位置は未婚なら左側、既婚なら右側、未亡人は後ろ中央にするとされる場合もあるが、現在では必ずしも区別されない。
--イラストでは結び目は後ろにあるが、各自脳内変換してみるのもよい([[参考ツイート2>https://twitter.com/humikane/status/645521611907444736]])。
-右手に持っているブレーツェル(Brezel)はドイツ発祥の塩味のパン。ビールのある行事では定番のおつまみの一つである。
英語では「プレッツェル」(Pretzel)といい、小さなサイズの物が手軽なおやつとして欧米で親しまれている。
大小問わず特徴付けるその形状は、人が腕組みしている状態を模したもの。
また陰になっていて少しわかりにくいものの、艤装下段の向かって左にソーセージ、右にジャーマンポテトを備えているように見える。
それぞれ現地ではヴルスト(Wurst)、ブラートカルトッフェルン(Bratkartoffeln,焼いたジャガイモ)と呼ばれ、やはりビールの友である。
-中破絵では黒猫にじゃれつかれている。 &color(Silver){%%おかげで大事なところは見えない%%};
--詳細は不明だが限定グラフィック実装時には「不沈猫」と呼ばれており、([[運営twitter>https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/645497346386583553]])
また口元と足先が白い。これらの特徴は[[ビスマルク>Bismarck]]の戦没から生還したといわれる幸運の黒猫オスカーを思わせる。
}}
#fold(限定イラスト:秋季限定Ver.){{
限定イラスト:秋季限定Ver.
&attachref(./174_Autumn.jpg,nolink,);
}}
-2017年夏限定で、里帰りmodeの母港グラフィックが公開された。
--4周年記念絵を元に、艤装が追加された。基本的にZ3とお揃いの水着である。
--クーラーボックスには、フラクトゥールで「Eiskrem」(アイスクレーム)と書かれている。ドイツ語圏では「Speiseeis」(シュパイゼアイス)ともいう。なお、ドイツ語版Wikipediaでは後者のワードで登録されている。
--問題は中破絵。チューペットの爆撃を食らっており、そのうち1本が尻に挟まっている。
---イラストレーターからの解説によると、中破絵は「[[空軍に在庫の補充を要請したら誤爆を食らってしまう、の図>https://twitter.com/humikane/status/895677544434769922]]」だそうな。
-
#fold(限定イラスト:里帰り水着Ver.){{
限定イラスト:里帰り水着Ver.
&attachref(./174_Summer_2nd.jpg,nolink,);
}}
*小ネタ [#neta]
-第一次大戦後のヴェルサイユ条約による軍備制限下、新鋭駆逐艦の一番手として建造された、1934型駆逐艦のネームシップ。
それまで運用されていたメーヴェ級・ヴォルフ級駆逐艦(後に水雷艇に再区分された)よりも大型の駆逐艦として建造された。
--艦これでは「Z1型 1番艦」と成っているが「Z1型」は1番艦にちなんだ通称で、正確には「1934型」。
---後述の「Z5型」「Z17型」「Z23型」も同様で、正確には「1934A型(1934型の改良型)」「1936型(再設計した別型)」「1936A型(1936型の改良型)」である。
--ドイツ駆逐艦は「Z ××」という「ナンバー」と、それとは別に「艦名」が与えられている。
書籍などではナンバーで書かれる場合と艦名で書かれる場合があり、同じ艦なのに本によって全く異なる名前で書かれていたりする。
---ちなみに、艦名として人名が付けられたのはZ22までで、Z23以降は艦名なしのナンバーのみとなった。
---Zは、ドイツ語で駆逐艦を意味する"Zerstörer(ツェアシュテーラー)"の頭文字から。
そして1934年は皇紀2594年なので、「1934型」の「Z1」と「Z3」を日本海軍風に表記すると「九四式駆逐艦」の「駆一号」と「駆三号」辺りだろうか。
&br;
- 「レーベレヒト・マース」の綴りは"Leberecht Maaß"(ASCII文字のみを使用する場合は"Leberecht Maass"表記)。「Z1」をドイツ語で読むと「ツェット アインス」となる。
--ちなみに艦名は正確には「Z1」では無く「Z 1」で、Zと数字の間に空白が入る。
--名前の由来になったのはドイツ帝国海軍の[[レーベレヒト・マース>WikiPedia.ja:レーベレヒト・マース]](Leberecht Maaß)少将。
---第一次大戦中の1914年8月28日に発生したヘルゴラント・バイト海戦でドイツ巡洋艦部隊の指揮官として英国海軍の水雷戦隊に挑み、増援の英巡洋戦艦部隊の攻撃で旗艦「ケルン」と運命を共にした人物。
---なおこの海戦でマース少将の艦隊と激突した英水雷戦隊の旗艦は、[[天龍]][[型>龍田]]のお手本ともなった軽巡洋艦の元祖中の元祖、アリシューザ型軽巡一番艦アリシューザ。
この海戦でアリシューザは撃沈寸前まで追い込まれたという。
&br;
**1934型(Z1型)駆逐艦について [#fcd35b77]
-起工時点ではヴェルサイユ条約下であったにもかかわらず、それを無視した巨艦として、新技術てんこもりで建造された。((条約の上限は800トン。その3倍近い基準排水量2200トン以上。3年後に起工された[[陽炎]]型より200トン以上大きい。フランスの大型駆逐艦
--だが、タイプシップはドイツ帝国海軍時代のS113級水雷艇((ドイツ帝国海軍の区分上水雷艇と名乗っているが、実際には15㎝砲を備砲とする当時としても大型の駆逐艦である))((余談だが、同級のフランス戦利艦が第一次大戦後のフランスの大型駆逐艦のタイプシッ
--武装も、主砲は日米駆逐艦並みの12.7cm(実寸12.8cm)主砲5門、魚雷も欧米基準では強力な53.3cm魚雷8門の強武装艦として竣工した。
また、特筆すべきは60発も搭載可能な機雷敷設能力で、戦争序盤、北海での機雷敷設にイギリスは苦しめられることとなる。
---太平洋戦線と違い、欧州戦線では北海・バルト海の狭い海域での活動が主であった為に機雷の効力は大きく、大戦中英独共に艦艇の機雷被害に多く苦しめられた。
-船体は長船首楼型で、一般的には艦首乾舷を高くとれ、凌波性能が良くなる形状である。
--ところが艦首乾舷は不足であり、フレア((艦首側面上部に施された左右への朝顔状の広がりのこと。フレアが大きいと艦首上部まで上がってきた波を左右にかき分ける能力が高まるため、艦首が波に深く突っ込まず凌波性が高くなる。))も小さいため艦首が波に突っ
-機関には、説明にあるように70気圧の[[ワグナー式水管缶>強化型艦本式缶]]を採用、缶・機・缶・機と配置する、いわゆるシフト配置としていた。
--このワグナー式水管缶は当時としては破格の高性能であったが、同時に非常に複雑で安定性に欠けるアキレス腱でもあった。
---例えばZ5型のZ15シュタインブリンク(1938年5月就役、終戦時残存/ベンソン式缶搭載)は、二次大戦中1249日間もドック内に入っていたが、中でも機関関係の修理には819日を費やしている。
--ボイラー以外にも問題を多数抱えており、以後、改良型・後継型(Z5型、Z17型)は次々と船体、機関の小改良を加え続けることとなる。
%%その改良型でも懲りずに110気圧とかいう[[トンデモ缶>https://c10002503.circle.ms/oc/pp/Paper.aspx?CPID=284816]]を搭載し、さらなる故障を頻発させたのはどうかと思うが。%%
---[[Bismarck]]もそうだが%%つくれなかった日本はともかく%%アメリカ・イギリスではすでに民間の大型船舶に高圧缶が登場していた。にもかかわらずキングジョージV世級やアイオワ級でも30~40気圧程度と
大和型の28気圧と比してもそんなに高くない低圧艦を使い続けている。
これは信頼性が確保できない上に、万一缶を破損したときに缶自体の圧力で被害が大きくなると考えられたため。
下記にあるようにWWI以降ろくな軍艦設計のノウハウを得られなかったドイツではそういう考慮が薄かったのである……%%が、「ドイツの技術は世界一ィィィ」なノリで採用したフシがないわけでもない。%%
--いっぽうシフト配置とは、簡単にいえば「一箇所の被弾が直ちに致命的な被害につながらないよう、上手いこと機関を配置すること」である。
しかし、とりわけ駆逐艦は小型の艦種であることからその「上手いこと」が難しく、日本の駆逐艦でシフト配置に取り組み始めたのは[[島風]]型と秋月型から。本格的に採用されたのは更に後の[[松]]型からであった。
それゆえ、日本の駆逐艦では、たった一発の被弾で航行不能になってしまうケースが多かった。
---なお米国駆逐艦でも早期からこのシフト配置は採用されていた。
---日本でシフト配置が進まなかった理由は大型艦の設計事情による。アメリカがシフト配置を採用した理由はパナマ運河による制限から水線下防御に不安があったためという事情がある。これに対して日本海軍では極端に浅い水域を通過することを考える必要もなく
この考え方では装甲容積を減らすため機関もより小さい方がよく、そちらに有利な集中配置になったのである。
成果がどうだったかと言えば、大和・武蔵の壮絶な最期を見ていただければわかるだろう。
---一方駆逐艦はもとより充分な装甲など期待しえなかったので特にシフト配置の恩恵が大きかった……はずなのだが、''ボコボコに撃たれてもなお沈まず、ようやく機関全損で航行不能、しかし沈むまでに生存者は全員脱出した[[ソロモンの悪夢>夕立]]''とかワケわか
---現代の軍艦のほとんどはこのシフト配置を採用している。
--タービンはワグナー式ギアードタービンだが、極めて震動が多くこれも故障に直結した。
~
-「通商破壊じゃなくて、艦隊決戦?!」と驚いているが、これはドイツ海軍が基本的に艦隊決戦を想定しておらず、軍艦同士の戦闘をなるべく避けた通商破壊をその主任務としていた為。
--ドイツ軍が通商破壊に終始したのは、艦隊決戦を挑める程の艦隊を揃えられなかったからである。
--1939年時点でドイツ海軍の水上艦戦力は戦艦2隻((シャルンホルスト級2隻。[[ビスマルク>Bismarck]]級2隻は建造中))、重巡5隻((ドイッチュラント級3隻+アドミラル・ヒッパー級2隻。[[プリンツ・オイゲン>Prinz Eugen]]は建造中。))、軽巡6隻、駆逐艦22隻しか
---WWI時は世界第二位の海軍を誇ったドイツ海軍は、スカパ・フローでの大洋艦隊総自沈でほぼ全てを失った上まともな艦隊の保有・建造と兵力が厳しく制限された。再軍備宣言後、海軍再建のために「Z計画」が遂行されるが、計画完了予定は1947年(!?)。
WWIIに向けて新艦建造を進めてはいたが予定より早く(1939年に)大戦が勃発してしまい、長らく名実ともに世界最強であった英国ロイヤルネイビーとの戦力差が大きかった。
---独海軍「海軍再建できてないから開戦待って!」
ちょび髭「1944年までイギリスと戦争する気ないから安心しろ」
⇒1939年9月、英仏が対独宣戦布告orz
//通商破壊の項目は反対意見無しだったため削除しました。
-「外洋での艦隊戦は苦手」と言っているが、これはドイツの駆逐艦が基本的に内海のバルト海などでの運用を中心としていたために航洋性を欠いた重武装偏重型として発達したためか。
--Z1型は巡航速度19ktで航続距離1,900浬である。
同時期の日本海軍駆逐艦である[[初春]]型は巡速14ktで4,000浬、仏海軍駆逐艦[[ル・アルディ級>WikiPedia.ja:ル・アルディ級駆逐艦]]は巡速20ktで2,726浬、英海軍駆逐艦[[E級>WikiPedia.ja:E級駆逐艦]]は巡速15ktで6,350浬(!?)である。
---このクラスの計画値では、740トンの燃料で4400海里航走できるはずだった。
この燃料搭載量は島風(635トン)はおろか、速度を妥協して燃料を増やしたアメリカのギアリング級(708トン)より多い。
---ところがトップヘビーのため燃料が減るとお腹が軽くなって不安定になってしまい、実際に使用できるのは70%までと厳しく制限されてしまう。
更に予定より大幅に燃費が悪く、結果として1530-1900海里が航続距離となる。
--後に、更なる発展形として、十分な検証も経ずに軽巡洋艦級の15cm砲を無理やり積んだZ23型以降の艦を作ってしまう。
---このトップヘビーは新型艦になっても全く改善されない。
---航続力不足の欠点が修正されたのは''主機にディーゼルエンジンを採用''した1944年のZ51(終戦時未完成)から。
//独語版wikipedia及び洋書(M.J.Whitley,"German Destroyers of World War Two")に基づき、燃料まわりの明らかな誤記を修正。
-1934年型は1934年~1937年にかけて建造、就役した。
--Z1 レーベレヒト・マース - 上記のレーベレヒト・マース少将から。
--Z2 ゲオルク・ティーレ - 第一次大戦のテセル島沖海戦で戦死したドイツ帝国海軍少佐ゲオルク・マックス・ティーレから。
--[[Z3]] マックス・シュルツ - ドイツ帝国海軍の水雷艇「V69」の艇長を勤めたマックス・シュルツ少佐から。
--Z4 リヒャルト・バイツェン - ドイツ帝国海軍の第14魚雷艇部隊の指揮官だったリヒャルト・バイツェン中尉から。
~
**戦歴 [#bd4a9f6e]
-戦歴だが、開戦時のポーランド戦に参加、その後北海で機雷敷設作戦に従事したものの、早々に戦列を離れ、12月まで修理ですごすこととなる。
1940年には戦列に復帰し、スカゲラック海峡での通商破壊戦に従事後、2月22日、ヴィーキンガー作戦で、イギリス漁船団への臨検を行うべく北海ヘリゴランド・バイトに出撃したが、夜間対空戦闘中に突然爆発、沈没する。
この爆発は、味方であるはずのドイツ空軍機[[He111>WikiPedia.ja:ハインケル He111]]の''誤爆''によるもので、生存者は2割に満たなかった。
さらにこの時、姉妹艦の[[Z3]]もまた爆撃もしくは回避行動中に英軍の機雷に触れて轟沈し、生存者なしという悲惨な結果となった。
--この報せを聞いた総統閣下は%%相当カッカ%%激怒した様で、調査委員会設置を命令している。
---調査の結果、ドイツ空軍がZ1らを敵艦と誤認した原因は「夜間作戦行動時の視界不良」及び「双方共に作戦行動計画の通達不徹底」であったことが判明された。
--駆逐艦娘としては極めて低い運は、この戦歴に起因しているものと思われる。
---と言っても、Z1らが行った機雷敷設作戦によってドイツ軍はウン十万tもの連合軍商船を海の藻屑にしている。目立たないがかなりの武勲艦でもある。
--ちなみにこれ、''真珠湾攻撃以前''。同日に沈んだ[[Z3]]、1年3ヵ月後に沈んだ[[ビスマルク>Bismarck]]同様、日本のWWII参戦を見ていないのである。
~
**その他 [#la043e05]
-Z1、Z3が同士討ちによって失われた後、Z2も1940年4月10日の第1次ナルヴィク海戦で大破し、13日の第2次ナルヴィク海戦((ノルウェー侵攻において、ドイツは保有駆逐艦の半数である10隻を失ってしまった。特に1936年型(Z17型)は姉妹艦6隻中5隻がナルヴィク海戦
そして末っ子のZ4のみがツェルベルス作戦([[Prinz Eugen]]の小ネタ参照)やPQ17船団攻撃、バレンツ海海戦([[Sheffield]]の小ネタ参照)などの参加を経て戦争を生き延びる。
--ドイツ降伏後は賠償艦としてイギリスに引き渡されたが、損傷がひどかったことから47年にスクラップとして解体された。
&br;
-遠藤綾氏の担当するZ1・Z3・Bismarckのドイツ語は一般的なカタカナ表記とは異なる独特の発音(ダンク・シューンやアイヌン・シェーヌン・タークなど)に聞こえるが、これは実際のドイツ語の発音に近づけたもので、曖昧な音(弱母音)を表現しているため。
//%%まぁそれでもかなり発音が怪しいことには触れてはいけない%%
--逆に[[伊8]]が「ダンケ・シェーン」とカタカナ的に発音するのは、彼女が日本の潜水艦であり、母国語ではないドイツ語を「勉強して覚えた」からであるとも取れる。
~
*この艦娘についてのコメント [#comment]
#fold(過去ログ){{
#ls(./)
}}
//コメント2以降への移行時に↑のコメントアウトを外せば改造完了
#pcomment(Z1/コメント3,reply,15)
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|~|>|>|>|~装備|
|~|>|>|>|[[12.7cm単装砲]]|
|~|>|>|>|未装備|
|~|>|>|>|未装備|
|~|>|>|>|COLOR(gray):装備不可|
|>|>|>|>|~改造チャート|
|>|>|>|>|''Z1'' → [[Z1改]](Lv30) → [[Z1 zwei]](Lv70)|
|>|>|>|>|~図鑑説明|
|>|>|>|>|LEFT:ドイツ生まれの駆逐艦、その本格的な大型駆逐艦の一番艦だよ。&br;高温高圧缶や機関部のシフト配置など、技術の国ならではの設計になっているんだ。&br;あまり外洋での艦隊戦は得意じゃないけど…頑張るよ!|
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
#fold(CV:遠藤綾、イラストレーター:島田フミカネ (クリックするとセリフ一覧が開きます)){{
CV:遠藤綾、イラストレーター:島田フミカネ
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#shadowheader(2,[[時報ボイス一覧>Z1/時報ボイス]])
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~
}}
*ゲームにおいて [#game]
-2014年3月14日のメンテで''艦これ初の純海外艦''(ドイツ産まれ)として姉妹艦の[[Z3]]と戦艦[[Bismarck]]と共に実装された、他の海外艦のトリガーとしても重要な艦娘。
-面倒な任務や遠征をコツコツとクリアして行った提督へのご褒美艦。
--''&color(Red){任務「[[潜水艦派遣による海外艦との接触作戦>任務#id-D8]]」の成功報酬};''なので、時間はかかるが確実に入手可能。
--ただし上記任務を出現させるための準備段階として、[[遠征]]の1~5、9~20、27~29を成功させ、それと共に[[任務]]のA1~A13、A20、A21、A27を完了しておく必要がある。
その後、任務「[[第一次潜水艦派遣作戦>任務#id-D5]]」「[[第二次潜水艦派遣作戦>任務#id-D6]]」「[[潜水艦派遣作戦による技術入手の継続!>任務#id-D7]]」をクリアするために48時間掛かる遠征「[[潜水艦派遣作戦>遠征#id30]]」を4度成功させると、ようやく上
--''&color(Red){任務報酬であって遠征報酬では無い};''ので、派遣作戦一回だけでいいと勘違いしないように。
---また、遠征帰還時に任務が「遂行中」になっていないと達成できない。
帰還までの間はチェックを外していても大丈夫だが、帰還間近になったらチェックを入れなおすのを忘れないように。
--ちなみに、遠征「潜水艦派遣作戦」と「海外艦との接触」は''潜水艦が4隻要る''上に''旗艦にLv55とLv60が必要''、更に「海外艦との接触」では''艦隊の合計レベルが200以上''と難易度が高く見える。しかし、&color(Red){''潜水艦以外も艦隊に入れられる''};た
-上述任務クリア以外の入手方法としては、2014年春イベントの最終海域E-5にてレアドロップした。
しかし非常にレアなドロップだったため、むしろ通常の任務クリアでの入手の方が楽そうなほどだった。
--近年は欧州方面のイベントでドロップが確認されていることもある。
-2015年6月12日のアップデートで、同日に追加された[[4-5:https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/609263520387985408]]での邂逅が可能となったため、ようやく通常海域のドロップでもZ1を入手する事が可能となった。
--ただし、ドロップ海域がEOで、しかも''稀に''と有るため激レアドロップが予想される。
このため、これは入手後にロストした提督用の救済処置と考えて、通常は上述任務クリアで入手した方が楽と思われる。
--第二期でも引き続き[[4-5>西方海域#area5]]のNマスで邂逅が確認されている。&color(Silver){なお確率はお察し};
-特殊な建造システムとしてZ1旗艦でZ3、Z3旗艦でZ1を通常建造可能。そしてZ1かZ3を旗艦に置く事で大型艦建造にてBismarckを建造する事が可能。要は''&color(Blue){最初にZ1を入手しないと建造では他のふたりの入手は不可能};''。((例外として、欧州方面のイベ
--つまりZ3が居ない状況下でZ1を轟沈・解体・改修素材にしてしまうと、Z3とBismarckの建造も不可能になる。通常海域でドロップするようになったとはいえ、Z1を喪失しないように気を付けること。
&br;
-初期から装備スロットが3つ空いている初の駆逐艦で、改造前の装備選択の幅が従来の駆逐艦より広く取れるのがポイント。
-耐久こそ高めなもののほとんどのパラメータが駆逐艦としては平均以下で、回避に至っては最低値。その割に燃費が悪く(改造後は島風と同等)、やや扱いの難しい艦である。
--特に運が駆逐艦中最低値となっているため、カットイン攻撃は期待できない。まあ、彼女の最期が味方に誤爆されるというあまりにも悲惨なものであったため仕方がないのだが。
---[[改>Z1改]]にすると他艦と遜色ない数値になるため、早めに改造したい(運の最終値は他と同じで49)。
//--他の駆逐艦比でのアドバンテージは[[Z3]]と共に初期対潜値が[[五十鈴]]・[[由良]]に次いで高く、駆逐艦の中ではトップであること。3スロットも含めて対潜に強い仕様になっている。
--他の駆逐艦比でのアドバンテージは[[Z3]]と共に初期対潜値が高いこと。3スロットも含めて対潜に強い仕様になっている。かつては駆逐艦トップであったが、米英駆逐や[[Ташкент]]などに抜かれた。&color(Gray){入手しやすさではまだこちらの方が優位なはず…};
-姉妹共々艦これ初の初期[[金レア>レアリティ]]駆逐艦。ホロ駆逐は[[島風]]と[[雪風]]がいたが、今まで金レアはいなかった。
--しかし前述したように潜水艦の入手以外は時間さえかければ誰でも確実に成功させられるため、入手に運はあまり絡まない。[[初風]]など一部の銀レア駆逐艦より入手は容易である。
-なお、改にすると時報が追加される。
**[[限定グラフィック>艦娘カード一覧(期間限定グラフィック)]] [#b8fac03e]
-2015年秋限定で、オクトーバーフェストmodeの母港グラフィックが公開された。
--オクトーバーフェストmodeのグラフィックも立ち絵限定で、カードイラストはそのまま。
限定絵には珍しくオンメンテで、2015年9月20日に実装された。((前日の9月19日はドイツ南部の都市ミュンヘンでのオクトーバーフェスト開幕日であった。))
他の限定グラフィック同様、10月30日のアップデートに伴う限定期間終了後に図鑑に格納された。
-
#fold(衣装等について){{
衣装等について
-担当イラストレーターの島田フミカネ氏によれば、42年時の同型艦に施された迷彩塗装を参考としており([[参考ツイート1>https://twitter.com/humikane/status/645522690133004288]])、
また側面装甲の船首形状とファンネルキャップは[[zwei>Z1 zwei]]に準拠している([[参考ツイート2>https://twitter.com/humikane/status/645521611907444736]])。
-「オクトーバーフェスト」とは、ドイツ南端バイエルン州のミュンヘン市が中心地になる、ドイツ最大の酒祭り。文字通りケタ違いのビールが飲み干される酒造り季節到来のお祝いで、現在はビール好きな多くの国々(日本含む)にも広まっている。ちなみにZ1が建
-衣装のディアンドルはドイツ南部および周辺の民族衣装であり、オクトーバーフェストを含めた行事で着用される。((さすがにドイツ北部はもう少し暖かい着こなし。[[Bismarck]]が建造されたハンブルクに程近いフィーアランデの[[伝統衣装>https://de.wikipedia
エプロンの腰ひもの結び目の位置は未婚なら左側、既婚なら右側、未亡人は後ろ中央にするとされる場合もあるが、現在では必ずしも区別されない。
--イラストでは結び目は後ろにあるが、各自脳内変換してみるのもよい([[参考ツイート2>https://twitter.com/humikane/status/645521611907444736]])。
-右手に持っているブレーツェル(Brezel)はドイツ発祥の塩味のパン。ビールのある行事では定番のおつまみの一つである。
英語では「プレッツェル」(Pretzel)といい、小さなサイズの物が手軽なおやつとして欧米で親しまれている。
大小問わず特徴付けるその形状は、人が腕組みしている状態を模したもの。
また陰になっていて少しわかりにくいものの、艤装下段の向かって左にソーセージ、右にジャーマンポテトを備えているように見える。
それぞれ現地ではヴルスト(Wurst)、ブラートカルトッフェルン(Bratkartoffeln,焼いたジャガイモ)と呼ばれ、やはりビールの友である。
-中破絵では黒猫にじゃれつかれている。 &color(Silver){%%おかげで大事なところは見えない%%};
--詳細は不明だが限定グラフィック実装時には「不沈猫」と呼ばれており、([[運営twitter>https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/645497346386583553]])
また口元と足先が白い。これらの特徴は[[ビスマルク>Bismarck]]の戦没から生還したといわれる幸運の黒猫オスカーを思わせる。
}}
#fold(限定イラスト:秋季限定Ver.){{
限定イラスト:秋季限定Ver.
&attachref(./174_Autumn.jpg,nolink,);
}}
-2017年夏限定で、里帰りmodeの母港グラフィックが公開された。
--4周年記念絵を元に、艤装が追加された。基本的にZ3とお揃いの水着である。
--クーラーボックスには、フラクトゥールで「Eiskrem」(アイスクレーム)と書かれている。ドイツ語圏では「Speiseeis」(シュパイゼアイス)ともいう。なお、ドイツ語版Wikipediaでは後者のワードで登録されている。
--問題は中破絵。チューペットの爆撃を食らっており、そのうち1本が尻に挟まっている。
---イラストレーターからの解説によると、中破絵は「[[空軍に在庫の補充を要請したら誤爆を食らってしまう、の図>https://twitter.com/humikane/status/895677544434769922]]」だそうな。
-
#fold(限定イラスト:里帰り水着Ver.){{
限定イラスト:里帰り水着Ver.
&attachref(./174_Summer_2nd.jpg,nolink,);
}}
*小ネタ [#neta]
-第一次大戦後のヴェルサイユ条約による軍備制限下、新鋭駆逐艦の一番手として建造された、1934型駆逐艦のネームシップ。
それまで運用されていたメーヴェ級・ヴォルフ級駆逐艦(後に水雷艇に再区分された)よりも大型の駆逐艦として建造された。
--艦これでは「Z1型 1番艦」と成っているが「Z1型」は1番艦にちなんだ通称で、正確には「1934型」。
---後述の「Z5型」「Z17型」「Z23型」も同様で、正確には「1934A型(1934型の改良型)」「1936型(再設計した別型)」「1936A型(1936型の改良型)」である。
--ドイツ駆逐艦は「Z ××」という「ナンバー」と、それとは別に「艦名」が与えられている。
書籍などではナンバーで書かれる場合と艦名で書かれる場合があり、同じ艦なのに本によって全く異なる名前で書かれていたりする。
---ちなみに、艦名として人名が付けられたのはZ22までで、Z23以降は艦名なしのナンバーのみとなった。
---Zは、ドイツ語で駆逐艦を意味する"Zerstörer(ツェアシュテーラー)"の頭文字から。
そして1934年は皇紀2594年なので、「1934型」の「Z1」と「Z3」を日本海軍風に表記すると「九四式駆逐艦」の「駆一号」と「駆三号」辺りだろうか。
&br;
- 「レーベレヒト・マース」の綴りは"Leberecht Maaß"(ASCII文字のみを使用する場合は"Leberecht Maass"表記)。「Z1」をドイツ語で読むと「ツェット アインス」となる。
--ちなみに艦名は正確には「Z1」では無く「Z 1」で、Zと数字の間に空白が入る。
--名前の由来になったのはドイツ帝国海軍の[[レーベレヒト・マース>WikiPedia.ja:レーベレヒト・マース]](Leberecht Maaß)少将。
---第一次大戦中の1914年8月28日に発生したヘルゴラント・バイト海戦でドイツ巡洋艦部隊の指揮官として英国海軍の水雷戦隊に挑み、増援の英巡洋戦艦部隊の攻撃で旗艦「ケルン」と運命を共にした人物。
---なおこの海戦でマース少将の艦隊と激突した英水雷戦隊の旗艦は、[[天龍]][[型>龍田]]のお手本ともなった軽巡洋艦の元祖中の元祖、アリシューザ型軽巡一番艦アリシューザ。
この海戦でアリシューザは撃沈寸前まで追い込まれたという。
&br;
**1934型(Z1型)駆逐艦について [#fcd35b77]
-起工時点ではヴェルサイユ条約下であったにもかかわらず、それを無視した巨艦として、新技術てんこもりで建造された。((条約の上限は800トン。その3倍近い基準排水量2200トン以上。3年後に起工された[[陽炎]]型より200トン以上大きい。フランスの大型駆逐艦
--だが、タイプシップはドイツ帝国海軍時代のS113級水雷艇((ドイツ帝国海軍の区分上水雷艇と名乗っているが、実際には15㎝砲を備砲とする当時としても大型の駆逐艦である))((余談だが、同級のフランス戦利艦が第一次大戦後のフランスの大型駆逐艦のタイプシッ
--武装も、主砲は日米駆逐艦並みの12.7cm(実寸12.8cm)主砲5門、魚雷も欧米基準では強力な53.3cm魚雷8門の強武装艦として竣工した。
また、特筆すべきは60発も搭載可能な機雷敷設能力で、戦争序盤、北海での機雷敷設にイギリスは苦しめられることとなる。
---太平洋戦線と違い、欧州戦線では北海・バルト海の狭い海域での活動が主であった為に機雷の効力は大きく、大戦中英独共に艦艇の機雷被害に多く苦しめられた。
-船体は長船首楼型で、一般的には艦首乾舷を高くとれ、凌波性能が良くなる形状である。
--ところが艦首乾舷は不足であり、フレア((艦首側面上部に施された左右への朝顔状の広がりのこと。フレアが大きいと艦首上部まで上がってきた波を左右にかき分ける能力が高まるため、艦首が波に深く突っ込まず凌波性が高くなる。))も小さいため艦首が波に突っ
-機関には、説明にあるように70気圧の[[ワグナー式水管缶>強化型艦本式缶]]を採用、缶・機・缶・機と配置する、いわゆるシフト配置としていた。
--このワグナー式水管缶は当時としては破格の高性能であったが、同時に非常に複雑で安定性に欠けるアキレス腱でもあった。
---例えばZ5型のZ15シュタインブリンク(1938年5月就役、終戦時残存/ベンソン式缶搭載)は、二次大戦中1249日間もドック内に入っていたが、中でも機関関係の修理には819日を費やしている。
--ボイラー以外にも問題を多数抱えており、以後、改良型・後継型(Z5型、Z17型)は次々と船体、機関の小改良を加え続けることとなる。
%%その改良型でも懲りずに110気圧とかいう[[トンデモ缶>https://c10002503.circle.ms/oc/pp/Paper.aspx?CPID=284816]]を搭載し、さらなる故障を頻発させたのはどうかと思うが。%%
---[[Bismarck]]もそうだが%%つくれなかった日本はともかく%%アメリカ・イギリスではすでに民間の大型船舶に高圧缶が登場していた。にもかかわらずキングジョージV世級やアイオワ級でも30~40気圧程度と
大和型の28気圧と比してもそんなに高くない低圧艦を使い続けている。
これは信頼性が確保できない上に、万一缶を破損したときに缶自体の圧力で被害が大きくなると考えられたため。
下記にあるようにWWI以降ろくな軍艦設計のノウハウを得られなかったドイツではそういう考慮が薄かったのである……%%が、「ドイツの技術は世界一ィィィ」なノリで採用したフシがないわけでもない。%%
--いっぽうシフト配置とは、簡単にいえば「一箇所の被弾が直ちに致命的な被害につながらないよう、上手いこと機関を配置すること」である。
しかし、とりわけ駆逐艦は小型の艦種であることからその「上手いこと」が難しく、日本の駆逐艦でシフト配置に取り組み始めたのは[[島風]]型と秋月型から。本格的に採用されたのは更に後の[[松]]型からであった。
それゆえ、日本の駆逐艦では、たった一発の被弾で航行不能になってしまうケースが多かった。
---なお米国駆逐艦でも早期からこのシフト配置は採用されていた。
---日本でシフト配置が進まなかった理由は大型艦の設計事情による。アメリカがシフト配置を採用した理由はパナマ運河による制限から水線下防御に不安があったためという事情がある。これに対して日本海軍では極端に浅い水域を通過することを考える必要もなく
この考え方では装甲容積を減らすため機関もより小さい方がよく、そちらに有利な集中配置になったのである。
成果がどうだったかと言えば、大和・武蔵の壮絶な最期を見ていただければわかるだろう。
---一方駆逐艦はもとより充分な装甲など期待しえなかったので特にシフト配置の恩恵が大きかった……はずなのだが、''ボコボコに撃たれてもなお沈まず、ようやく機関全損で航行不能、しかし沈むまでに生存者は全員脱出した[[ソロモンの悪夢>夕立]]''とかワケわか
---現代の軍艦のほとんどはこのシフト配置を採用している。
--タービンはワグナー式ギアードタービンだが、極めて震動が多くこれも故障に直結した。
~
-「通商破壊じゃなくて、艦隊決戦?!」と驚いているが、これはドイツ海軍が基本的に艦隊決戦を想定しておらず、軍艦同士の戦闘をなるべく避けた通商破壊をその主任務としていた為。
--ドイツ軍が通商破壊に終始したのは、艦隊決戦を挑める程の艦隊を揃えられなかったからである。
--1939年時点でドイツ海軍の水上艦戦力は戦艦2隻((シャルンホルスト級2隻。[[ビスマルク>Bismarck]]級2隻は建造中))、重巡5隻((ドイッチュラント級3隻+アドミラル・ヒッパー級2隻。[[プリンツ・オイゲン>Prinz Eugen]]は建造中。))、軽巡6隻、駆逐艦22隻しか
---WWI時は世界第二位の海軍を誇ったドイツ海軍は、スカパ・フローでの大洋艦隊総自沈でほぼ全てを失った上まともな艦隊の保有・建造と兵力が厳しく制限された。再軍備宣言後、海軍再建のために「Z計画」が遂行されるが、計画完了予定は1947年(!?)。
WWIIに向けて新艦建造を進めてはいたが予定より早く(1939年に)大戦が勃発してしまい、長らく名実ともに世界最強であった英国ロイヤルネイビーとの戦力差が大きかった。
---独海軍「海軍再建できてないから開戦待って!」
ちょび髭「1944年までイギリスと戦争する気ないから安心しろ」
⇒1939年9月、英仏が対独宣戦布告orz
//通商破壊の項目は反対意見無しだったため削除しました。
-「外洋での艦隊戦は苦手」と言っているが、これはドイツの駆逐艦が基本的に内海のバルト海などでの運用を中心としていたために航洋性を欠いた重武装偏重型として発達したためか。
--Z1型は巡航速度19ktで航続距離1,900浬である。
同時期の日本海軍駆逐艦である[[初春]]型は巡速14ktで4,000浬、仏海軍駆逐艦[[ル・アルディ級>WikiPedia.ja:ル・アルディ級駆逐艦]]は巡速20ktで2,726浬、英海軍駆逐艦[[E級>WikiPedia.ja:E級駆逐艦]]は巡速15ktで6,350浬(!?)である。
---このクラスの計画値では、740トンの燃料で4400海里航走できるはずだった。
この燃料搭載量は島風(635トン)はおろか、速度を妥協して燃料を増やしたアメリカのギアリング級(708トン)より多い。
---ところがトップヘビーのため燃料が減るとお腹が軽くなって不安定になってしまい、実際に使用できるのは70%までと厳しく制限されてしまう。
更に予定より大幅に燃費が悪く、結果として1530-1900海里が航続距離となる。
--後に、更なる発展形として、十分な検証も経ずに軽巡洋艦級の15cm砲を無理やり積んだZ23型以降の艦を作ってしまう。
---このトップヘビーは新型艦になっても全く改善されない。
---航続力不足の欠点が修正されたのは''主機にディーゼルエンジンを採用''した1944年のZ51(終戦時未完成)から。
//独語版wikipedia及び洋書(M.J.Whitley,"German Destroyers of World War Two")に基づき、燃料まわりの明らかな誤記を修正。
-1934年型は1934年~1937年にかけて建造、就役した。
--Z1 レーベレヒト・マース - 上記のレーベレヒト・マース少将から。
--Z2 ゲオルク・ティーレ - 第一次大戦のテセル島沖海戦で戦死したドイツ帝国海軍少佐ゲオルク・マックス・ティーレから。
--[[Z3]] マックス・シュルツ - ドイツ帝国海軍の水雷艇「V69」の艇長を勤めたマックス・シュルツ少佐から。
--Z4 リヒャルト・バイツェン - ドイツ帝国海軍の第14魚雷艇部隊の指揮官だったリヒャルト・バイツェン中尉から。
~
**戦歴 [#bd4a9f6e]
-戦歴だが、開戦時のポーランド戦に参加、その後北海で機雷敷設作戦に従事したものの、早々に戦列を離れ、12月まで修理ですごすこととなる。
1940年には戦列に復帰し、スカゲラック海峡での通商破壊戦に従事後、2月22日、ヴィーキンガー作戦で、イギリス漁船団への臨検を行うべく北海ヘリゴランド・バイトに出撃したが、夜間対空戦闘中に突然爆発、沈没する。
この爆発は、味方であるはずのドイツ空軍機[[He111>WikiPedia.ja:ハインケル He111]]の''誤爆''によるもので、生存者は2割に満たなかった。
さらにこの時、姉妹艦の[[Z3]]もまた爆撃もしくは回避行動中に英軍の機雷に触れて轟沈し、生存者なしという悲惨な結果となった。
--この報せを聞いた総統閣下は%%相当カッカ%%激怒した様で、調査委員会設置を命令している。
---調査の結果、ドイツ空軍がZ1らを敵艦と誤認した原因は「夜間作戦行動時の視界不良」及び「双方共に作戦行動計画の通達不徹底」であったことが判明された。
--駆逐艦娘としては極めて低い運は、この戦歴に起因しているものと思われる。
---と言っても、Z1らが行った機雷敷設作戦によってドイツ軍はウン十万tもの連合軍商船を海の藻屑にしている。目立たないがかなりの武勲艦でもある。
--ちなみにこれ、''真珠湾攻撃以前''。同日に沈んだ[[Z3]]、1年3ヵ月後に沈んだ[[ビスマルク>Bismarck]]同様、日本のWWII参戦を見ていないのである。
~
**その他 [#la043e05]
-Z1、Z3が同士討ちによって失われた後、Z2も1940年4月10日の第1次ナルヴィク海戦で大破し、13日の第2次ナルヴィク海戦((ノルウェー侵攻において、ドイツは保有駆逐艦の半数である10隻を失ってしまった。特に1936年型(Z17型)は姉妹艦6隻中5隻がナルヴィク海戦
そして末っ子のZ4のみがツェルベルス作戦([[Prinz Eugen]]の小ネタ参照)やPQ17船団攻撃、バレンツ海海戦([[Sheffield]]の小ネタ参照)などの参加を経て戦争を生き延びる。
--ドイツ降伏後は賠償艦としてイギリスに引き渡されたが、損傷がひどかったことから47年にスクラップとして解体された。
&br;
-遠藤綾氏の担当するZ1・Z3・Bismarckのドイツ語は一般的なカタカナ表記とは異なる独特の発音(ダンク・シューンやアイヌン・シェーヌン・タークなど)に聞こえるが、これは実際のドイツ語の発音に近づけたもので、曖昧な音(弱母音)を表現しているため。
//%%まぁそれでもかなり発音が怪しいことには触れてはいけない%%
--逆に[[伊8]]が「ダンケ・シェーン」とカタカナ的に発音するのは、彼女が日本の潜水艦であり、母国語ではないドイツ語を「勉強して覚えた」からであるとも取れる。
~
*この艦娘についてのコメント [#comment]
#fold(過去ログ){{
#ls(./)
}}
//コメント2以降への移行時に↑のコメントアウトを外せば改造完了
#pcomment(Z1/コメント3,reply,15)
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