キーワード/【アンセムコード】

Last-modified: 2023-02-20 (月) 22:19:25

賢者アンセムの遺したデータ。
彼がディズとして復讐劇を企てる中、ソラの心の中に別人の心が存在することを発見し、その事実とそれらの心を元に戻すための研究成果をまとめたデータで、ソラの心の中に隠されていた。

  • 賢者アンセムは「償いのつもりだったのかもしれない」と回顧している。

データを「アンセムコード」と名付けたのはイエンツォと思われる。


このデータ自体は時系列的にはソラが眠っている間のどこかでソラの中に隠された。
3D終盤で眠りの深淵に堕ちたソラの心にダイブしたリクが拾い、賢者アンセムから託された。

  • この賢者アンセムは隠したデータの取扱説明書のようなもので本人ではない。
  • データはカイリの手紙のように、波打ち際に漂着した手紙の瓶の形となっていた。

リクが現実世界へ帰還する時に持ち帰り、暗号化されたデータの解析はイエンツォに委ねられる。


解析の結果、ソラの心にはロクサスの他にもう2人、合計3つの心が眠っていることが明らかになる。

  • 昔からソラの心の中にいるのがヴェントゥス、ロクサスと同時期からいるのがシオン。ヴェントゥスについては直前にヴァニタスが明かしたところだった。
  • シリーズをプレイしてきた者には周知の事柄だが、ソラにとってはここで初めて知る事実であった。

彼らの心はソラの心に溶けて沈黙しているが、記憶はソラの記憶とは別の個々の箱に分けられた状態にあり、その記憶の箱に心を戻せば心は目覚め、心が入った記憶の箱を宿すための肉体があれば完全に復活が可能だとするのが賢者アンセムの研究結果であった。
この解析を元に、イエンツォは彼らの復活に向けて具体的に動いていくこととなる。

  • ただし、ヴェントゥスはまずアクアを助けてその所在を掴む必要があり、シオンのことは誰も覚えていないので、イエンツォが動けたのはよく知っていたロクサスについてだけだった。機関を裏切ったヴィクセンデミックス、それを裏で手引きしたサイクスの助力によりロクサス用のレプリカ体が完成し、ロクサスは友との絆を辿って復活を果たすこととなる。

ソラが眠っている内に入れられたデータにしては「ロクサス以外に2つの心が確認できた」と、ソラの心の中にロクサスとシオンの心をカウントしているのは妙な点。
Daysの約1年間にはヴェントゥスの心しかなかったはずだし、消滅後ソラが目覚めるまでに猶予が7日ほどあったシオンはともかく、ロクサスがソラに還ったのとソラの目覚めは時間差がほとんどないはずで、ソラが目覚めて以降は賢者アンセムがソラの心の中にデータを隠せるようなタイミングはない。
賢者アンセムは「私とその研究をデータ化しソラの中に隠しておいた」と言っているので、ソラの中にいるデータの賢者アンセムが3Dに至るまでにソラの心の研究をしつつ情報の更新でもしていたのだろうか。