囚人の選別を行うためにあえて与えらえるきっかけ。
解説
大王が支配する地下監獄において、囚人を半年務めた者に与えられる。
これによって躾に従順かとうか、有能かどうかを見極めるという。
躾に従順な者は、きっかけを与えられても脱獄しようと思わないだろう。
そういう者は、以降も従順な奴隷として扱われる。
従順でないが有能な者は、きっかけの作為に気づいて従順なふりを続け、次なる機会を伺う。
そういう者は、別の使い道を与えられる。
従順でないうえに無能な者は、まんまと乗せられて脱獄を試みてしまう。
そういう者は、あっさりと哀れな最期を迎える。
- 従順でないが有能な者にどういう使い道が与えられるのか、また登場人物にこれに該当する人物がいるのか、
などは明らかにされていない。