テスト3

Last-modified: 2009-06-04 (木) 22:49:57

リレー形式?SS
お題:コックローチ
編集参加者:ノマク、K,O、ゴキエンブの人

 

使用機体
アルゼブラ No.003 生体ユニットGOKI/コックローチ(自律型)
独立傭兵  No.063 K,O/フォルトゥナ

 

設定書き込みスペース

  • コックローチ(自律型)設定らしきもの。

    生体ユニット搭載型自律行動兵器。

    用途は施設内防衛から襲撃まで多岐に渡る。

    機体サイズ的にはネクストより小さく、ノーマルよりは大きい。

    基本的に複数機で用いられ、1機見かけたら30機は近辺に存在すると言われている。

    1集団の中には指揮機に相当する機体が存在。集団を統制する。

    指揮機の機体には金色の紋様が無く、無地。

    攻撃時には機体中央及び頭部が紅く染まる。(指揮機は紅くならない。無地のまま。)

    指揮機からの統制信号が急に途絶えた場合、集団の中の1機が新たに指揮機になり機体の紋様が消える。

    指揮権の移行には59秒もの時間を要し、その間集団は独自に自己防衛行動に入る。

    時々、集団からハグレた個体が野生化し、独自のコミュニティーを作り出すらしい。


本文スペース

 

自由気ままに生きるのが自分のスタイルだと、信じている。
だから、ミッションで無理だと思えば撤退する、生きてることがまず第一だろう?
正直後悔している。まさか、相手が撤退を許してくれないなんて
K,Oの駆るフォルトルナは地下倉庫内で「例の黒く光るやつ」のような形をした自立兵器を潰していた。ちょうど三匹目となる。
そろそろ理解した。この騒音はジャミングではない、全てこの自立兵器によるものだと。

「くっそ、こいつら筋組織でもあるのかあ?変な動きしやがって。やっぱりやめとけばよかった・・・」

 

そもそも、どうしてこんな怪しげな仕事を受けてしまったのか。
いや、自分よりも若いだろう少女がやたら元気よく仕事を選んでいた、それを目の前で見たらこんなに若い子も命がけの世の中なのか、と悲観的な気分になって世のため人のため子供たちの夢のため!と意気込んで受けてしまったのだ。
結局、それなら仕方ないな!という結論にたどりく。
基本的に女子供には甘い男だ。もし、思い返したときにおっさんだったら闇討ちを仕掛けていたかもしれないが。

 

「こちらバルダー応答してくれ」
ふざけた通信を送るが帰ってくるのは雑音と奇妙な鳴声だけだ。
赤外線センサーには数体の自立兵器が虎視眈々と襲い掛かるタイミングを計っている姿が映っている。

 

「だ、だめか。どうする?」


 
 

この地下施設は暖かい。いや、暖かかった。
地上は極寒。更に、常に地吹雪が吹いており視界も非常に悪い。
それでもこの地下の施設は暖かかった。
現在は生き残っている非常用発電装置と地熱により、辛うじて施設の凍結を免れている状態である。
それもいつまでもつかは分からない。

 

以前は新資源のプラントが数基有り、それに従事する人達で町もそれなりに賑わってはいた。
だが、今はもう誰も居ない。
あるのは、廃墟と化した地上の建物と多数の黒いノーマルACの残骸・・・それと、擱座した一機の白いネクストだけ。

 

「貴様・・・大アルゼブラを敵に回すか・・・」
その最後の言葉すら地吹雪にかき消され、雪に埋もれていた。

 

ここはPA-N51 新資源プラント跡。その、放棄された地下採掘施設内。
主を失った自律兵器が今尚、忠実に命令を守っていた。
『侵入者は追い詰めて肥溜めにぶち込め!』と言う命令そのままに・・・。


 

アレゴリーマニュピレイトシステム、通称AMS。
特異な知的能力を前提としたネクスト操縦機構。
操縦者に高い負荷を掛ける代償に、きわめて高精度な操縦を可能にする。
しかし開発の初期段階で、あまりの高負荷が人間の脳を焼き潰す事件が起きる。
技術者たちはこの結果を喜んだ。
「ついに神経の接続に成功したのだ。改善の見込みができたぞ」
怒涛の勢いで研究は進められた、


 

ドウドゥ!と白尾を引っ張りミサイルの塊が立て続けに飛んでいく
その発射に合わせ、ノータイムで相手は肩部から可燃発光のフレアを撒き散らかす
誘蛾のように光にむかっていくミサイル。そのままフレア群を突きぬけ、今度は蚊が息絶えたかのようにぽろっと墜ちる
その向こうからはすでに放たれたミサイルが面となって突っ込んでくる
「下品なやり方だなあ!」
愚痴をこぼしつつもマシンガンを振り回し、ミサイル一発一発に弾を掠めて数を減らしていく
面に空いた穴に強引に潜り抜ける
バスバスッ!と被弾音を鉄の体越しに聞こえるのも構わず、臆さず突貫する
「こういうのが華麗っていうんだよ!」
なおも後退しながら砲塔を向けてくるが、ウラベはマシンガンで牽制し攻撃を封じる
まっさらな空間では、混合重二フレームのエコノミークラスには弾幕を避けきるすべはなく、砲身型の腕で真っ向から迎え撃つ覚悟を決めたのか徐々に距離を詰めてくる


旧レヴァンテイン基地で確認された機体の会見が行われていた。
アスピナのある研究員が密かに開発していたものだと発表されたが、当然信じる者はいないと思われた。
しかし、その会見はまさにアスピナの研究員によって行われた。
すでに機体は破壊されてることも述べられ、その功績者はローゼンタールのリンクス・クロードであることも明らかにした。
今回、問題となったのは表立ってはアスピナの研究員の暴走である。
アスピナは自分達の力を過信しているのではと揶揄されもしたが、リンクスに容易く倒されたとあれば、あまり話題にはならなかった。これで彼らも懲りただろうし二度とこんなこともないだろう、と。
企業間ではそうはいかなかった、所謂裏の事情だ。
機体はアスピナの所持していたものであり、それにはコジマ兵器が使われていた。
そもそもアスピナはAMS開発を主にしてきた。それはいくら研究の内容が過酷なものであろうと所詮は個人レベルである、世論の勝手な噂が尾を引く程度だ。
しかしコジマ兵器は最悪の破壊兵器である。もしも、ネクスト開発に最も重要とされるAMSとコジマ技術。
この二つを高レベルで所持する企業が現れれば、それは間違いなく世界レベルの恐怖となりうる可能性があった。
企業の目はそこで収まらない。
クロード・トハリス。彼が何故功績者となっているのか。
まったくつながりのないと思われた両者がどのような経緯でコンタクトを持ったのか知る者はいない。
もちろん、クロードもアスピナも接触などはしていない。
それでもこの会見であらゆる意味でクロードには注目が集まるのは必至であった。


 
 

  • じゃんじゃん書き込んでってください -- ノマク? 2008-11-02 (日) 18:45:15
  • 参加させていただきますね~ ただ自分のSSもあるのでちょっと遅れたりしそうですが・・・w -- K.O? 2008-11-03 (月) 23:18:52
  • 小ネタのつもりで書いたのがいつの間にかリンクしてて吹いたw -- キリシマ? 2008-11-18 (火) 20:25:36
  • ランクにゴキエンブ使っている人が居たので、紛らわしいので名前変えますw -- ゴキエンブの人改めスレイヴ? 2008-12-05 (金) 11:05:19
  • 場所限定してしまった・・・orz -- スレイヴ? 2008-12-05 (金) 13:29:19