モデルを利用する上でのルールと定義

ここではモデルを使う上で知っておいていただきたい事、白黒つけておきたい事などを掲載しています。

モデルの定義について

基本的に1からMMD用としてモデルリングされたモデルがMMD上では流通していますがまれにそうでない物もあります。あらかじめコメント枠で周知していない物もございますがMMD用としてモデルリングされた物については周知されていなくともモデラーさんの制作歴をたどれば証明が付きます。

・合法系
オリジナルモデル：架空の物を基本的に指しますが１からモデルリングされたモデルに対しても言う場合があります。
改変モデル：現存のMMDモデルにエアロパーツなどを付けたモデルの事を言います。

・グレー系
輸入モデル：google３Dなどから持ってきた物を指します、本来MMDモデル前提で制作されていない物です。
輸入改造モデル：上記のモデルをMMDでも使えるよう改造した物を指します。
改造モデル：MMD用モデルでも言われますが輸入モデルの場合はグレーゾーンに分類されます。

・違法系
コンバート（ゲームデータに対して行われる物）：他のデータのモデルをＭＭＤ用に変換する行為の事を言います。リッピング、抽出ともいわれますが、ゲームデータに対して行われる物はぶっこ抜きとも呼ばれ、こちらに関しては下手すれば裁判事になります。

以上の３つに分類されます。違法系についてはその行為そのものがやってはいけない事です。
グレー系に関しましては違法系にもなりかねない行為です。理由を説明いたしますとgoogle３Dなんかは二次配布（人の制作したモデルをそのまま他人が配布する事）されていたりというモデルもあり、それがコンバート、もしくは二次配布だったと発覚した場合、違法系に分類されてしまう可能性があります。グラセフのmodも同じような物です。
　やるなとは言いませんが注意しておかないと自分が痛い目を見る羽目にもなります。そのリスクがあるという覚悟の上で実行するならしてください。

事前に防ぐ方法としては１、製作者に確認する。２、自分でもしっかり調べておく。３、輸入元を静止画及びモデルの利用規約に明記する。　問題が発覚し製作者が嘘をついていた時などは出来るだけ素早くモデルを配布終了にする事をお勧めします。そのまま配布を継続すると最悪業界追放されます。

基本的には１からモデルリングした方が楽ですので出来合い品に頼るよりモデルリングした方が得だと思います。いくら造形が下手だと嘆く必要はありません、数をこなせば自然と造形が上手になります。それに作り直してもいいのです、プラモデルでは作り直しは出来ませんが３DCGならいくらでも可能です。
ちなみに困った事があればその道のモデラーさんに聞いてみるのも手でしょう、ほとんどの方が親切に教えてくれるはずです。上達の速さも期待できるかもしれません。

モデルの使い方における一般常識

モデルは有志で配布されています。原則的にはモデルは勝手に出てきた物ではなく作っていただいた物というのがモデルを使う側の常識のようです。タダで手に入るからどう使ってもいいという訳にはいきません、まずは利用規約をしっかり読んでから使うようにしましょう。

・基本的にはエロやグロには使わない
モデラーさん側が事前に許可をしている場合もありますが基本的にはモデラーさんに失礼です。なぜ失礼かという理由はたとえで言いますと自分の恋人を他人に無茶苦茶にされているような物で正直モデラーさん側から見ればこんなはずじゃなかったとなります。警告して止まればそれでいいのですが場合によっては他の誰かも真似をします、そうなればモデラーさんは配布停止を実行します。
このような事が起こるので基本的にはエロやグロに使わないようにしましょう。どうしても使いたいという紳士諸君達におかれましては必ずモデラーさんに使用の許可をもらいましょう。

・二次配布はしない
そもそも利用規約には二次配布は禁止と書かれているモデルがほとんどです。二次配布というのはモデラーさんが作ったモデルを自分のモデルと偽ってそのまま配布する事です。海外では一般的でもある行為ですが日本では禁止です。モデラーさんが許可をしている、モデラーさんが特別に許可をした場合を除いてですがそういったことが無い限り禁止は禁止です。
やるとどういったことが起きるのかというのをご説明しますと原作者より二次配布者の株が上がるという事が起きます。たとえで言えばブランドバックよりコピーの偽物バックが売れるといった所でしょう。モデラーさんはそれを止めるために二次配布先に削除申請を出したりと対応を取らなくてはなりません。二次配布した自分にも、それをやめさせるために労力を割くモデラーさんにも不利益ですのでおやめください。

・商用利用しない
当たり前の話ですが近頃モデラーさんに許可を取らずに商用利用している業者も見られます。あくまでの娯楽の一環として作られたモデルであって商売道具ではないので商用利用はしない。どうしてもしたいんだ！という業者さんはモデラーさんに許可をもらいましょう。

・政治利用しない
一部の３Dデータは場合によってはテロを起こすのにも利用可能なクオリティを有している物もありますがそのために作られた物ではありません。それ以前にMMD自体は政治関連であーだこーだ言う所ではございません、やったって正直意味がないのでおやめください。

・過度な改造をしない
エロ・グロと同じ内容でもありますが過度な改造は場合によっては公共秩序を乱す場合があります。場合によっても元モデルが配布停止になりかねないのでやりすぎには注意しましょう。

以上をしっかり守らないとモデラーさんに多大な迷惑をかけるのはもちろん、自分自身もMMDの世界ではやっていけなくなるでしょう。ルールを守り、常識の範囲で使う事を心がけましょう。常識外の事をする場合は絶対にモデラーさんに確認を取ってください。