ルール拡張/出目・判定値ルール整備

Last-modified: 2017-03-01 (水) 10:29:37
製作者管理人
公開場所ここ
カテゴリルール追加、エラッタ
最新バージョン20170228

概要

  • 当サプリメントの内容は、公式サイト掲載のエラッタ「暫定解決」に準拠する。
  • 当サプリメントは予告なく削除される可能性がある。

目的・方針


  • 公式ルールブックおよびサプリメント内で統一されておらず明確に定義されていない「出目」「判定値」について総合的にルールを整備し、明文化する。それに合わせ一部マニューバの効果にエラッタを行う。
  • これらの措置により【ゾンビボム】【加速する狂気】等が抱える諸問題を解決することを目的とする。
  • 「個人的な裁定」を明文化し共有可能な形にすることで各人の裁定の手間を短縮する狙いがある。
  • エラッタは整合性を図る目的で行い、既存の効果文を大きく変更することなく最小限に行う。
 

問題


以下の状態のドールAについて考察する。

  • 発狂状態の未練を持つ。
  • 【加速する狂気】を取得している。発狂状態の未練を持つため【加速する狂気】は効果を発生している。
  • 【ゾンビボム】を取得している。

このドールAが【ゾンビボム】を損傷した。すると【ゾンビボム】の効果により判定値8の砲撃攻撃が発生する。
このとき【ゾンビボム】に【加速する狂気】の効果が乗り、判定値が+1されるだろうか?

 

要点

  • 【ゾンビボム】の効果中は「ラピッド」「ジャッジ」を使用するタイミングが存在しない。(暫定解決エラッタ参照)
    ただし「オート」に関しては制限されていないため、その効果が発生すると推測できる。
  • 【ゾンビボム】はダイスを振ることなく(出目を用いることなく)判定値を決定している。
  • 【加速する狂気】は「オート」で攻撃判定に影響する効果を持つ。
    ただし「攻撃判定+1」という目的語に欠いたテキストを持つ。他は「出目+1」「判定値-1」といった目的語がはっきりした表記である。
    • 【ゾンビボム】の処理には出目が存在しない。出目を変動させると考えた場合、【加速する狂気】の効果は乗らないと推測できる。
    • 【ゾンビボム】の判定値は8である。判定値を変動させると考えた場合、【加速する狂気】の効果は乗ると推測できる。
 

結論から言うと公式裁定は出ておらず、答えは現段階では不明である。
従ってこれについての裁定は「各NCの裁量・判断」に一任されている。
当サプリメントはこれを裁定する機能を持つ。

 

追加ルール

以下のルールにより「判定」「出目」「判定値」を定義付けする。
基本的に公式ルールブックの復唱・焼き直しに過ぎない。

  • dm001.1 「判定」とは、行動、対話、攻撃等のPCが行った様々な事柄が成功したかどうかの可否を決定する方法である。
    • dm001.11 「判定」には、行動判定、対話判定、狂気判定、攻撃判定、切断判定、逃走判定が存在する。何らかの効果やルールの追加によってその他の判定も発生し得る。
    • dm001.12 「判定」には判定値が用いられる。判定値はダイスの出目によって決定され、マニューバ等の効果やNCの与えた補正値によって変動する。
  • dm002.1 「出目」とは、ダイスを振って出た目の値のことである。多くの場合、「判定値」を決定するために用いられる。
    • dm002.11 「出目」はダイスを振り直すことで変動する。状況によりダイスを振り直せる場合と振り直せない場合がある。何らかの効果によってダイスを振り直させる、あるいは振り直せなくなることもある。例えば【死の舞踏】はダイスを振り直す効果を持ち、【断罪】は振り直しを禁止する効果を持つ。
    • dm002.12 「出目」は何らかの効果やNCの与えた補正値によって変動することがある。例えば「支援」「妨害」は出目を増減させる効果である。
    • dm002.13 ダイスを振って出た目を無視し、特定の値の出目が出たことにする効果によって、出目の値が変更されることもあり得る。例えば【断罪】は出目を6に変更する効果を持つ。
  • dm003.1 「判定値」とは、様々な判定に用いられる値のことである。
    • dm003.11 「判定値」は通常はダイスの出目によって決定される。出目を用いない場合、効果、ルール、NCの裁量によってその判定値が決定される。例えば【ゾンビボム】は出目を用いることなく判定値8で判定を行う。
    • dm003.12 「判定値」は何らかの効果やNCの与えた補正値によって増減し得る。例えば【フローター】は判定値を-1する効果を持つ。

エラッタ

  • 攻撃判定+1、修正+1など、「出目」「判定値」という指定のない効果文を修正し、何を増減させているかはっきりさせる。

【加速する狂気】

原文:攻撃判定+1

変更:攻撃判定の出目+1

【手負いの獣】【スコップ】【大鋏】【つめたいひかり】

【亡者の狂乱】【見えざる触手】【死者の王】【超知覚領域】

【眼中不在】【不協和音】

原文:修正±n

変更:出目に±nの修正

 

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