CPUローカルタイマ

Last-modified: 2008-05-08 (木) 00:06:45

6.1.4 CPUローカルタイマ

PITと同じく、1回もしくは定期的に割り込みを発生させる。

PITとの違い

  • 割り込みの間隔
      PITは16bitであるが、APICは32bit。低い頻度での割り込みが可能。
      PITは65536ミリ秒(1分)で1回までが限度だが、APICでは4294967296ミリ秒(50日)
      で1回の割り込みも可能
      ※速いマシンのtickはほぼ1ミリ秒(遅いマシンでも10ミリ秒)のため、
  • 割り込みの対象
      PITはマルチプロセッサにおいてすべてのプロセッサに対して割り込み発生。
      APICは対象のプロセッサのみ。
  • クロックのソース
      PIT = 内部時計オシレータ
      APIC = バスクロック信号

バスクロック:

バスはCPUと他のデバイス(メモリやディスク)間でデータのやり取りをする経路である。
この経路では一定周期でデータのやり取りをしていて、この周期をバスクロックと呼ぶ。
バスクロックは外部クロックとも呼ばれるが、これはCPUクロック(内部クロック)と
対比して使われる。基本的にバスクロックとCPUクロックはタイミングを合わせている。
バスクロックはもちろん転送速度に影響を与えるが、同様にバス幅も転送速度に影響を
与える。

[質問]
バスクロック信号のメリット、デメリット?