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Tag: 荒木飛呂彦 ジャンプコミックス 洋楽 インターネットミーム 架空の特殊能力 長期連載作品 深紅の秘伝説 |
contents | 用語分類 |
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荒木飛呂彦の漫画作品 週刊少年ジャンプ掲載作品 作者が歳をとらない作品 作者がよく設定を忘れる作品 絵柄の変化が激しい作品 登場人物の髪型がおかしい作品 大人が嘘をつく作品 パクリ疑惑の多い作品 古典的なインターネットミーム |
【作品内容】
読切作品『武装ポーカー』でデビューした荒木飛呂彦による、魔少年ビーティー、ゴージャスアイリン、バオー来訪者に続く連載作品。『ジョジョ』の愛称を持つ歴代主人公の冒険を描いた複数章で構成される。休止や掲載誌の変更を挟みながらも長期連載作品になっている。単行本の販売数は連載開始からおよそ30年をかけて一億部を突破した。
特徴
非常に絵柄の濃ゆい作品として知られており、明らかに子供向けではないその作風に馴染めない読者からは絵が気持ち悪いと敬遠されたり、読者人気で決定されると言われる本誌の掲載順で巻末掲載に追いやられる事も多かった。
連載当時にアニメ化が見送られるなど、ジャンプ全盛期の作品としては比較的マイナーな印象を伴う扱いを受けていたが、特徴的な台詞回し、ポーズ、擬音などを駆使する個性的な作風により熱狂的なファンを持ち、アニメ雑誌や掲示板サイトではパロディ投稿が大流行するなどサブカルチャー分野で高い知名度を獲得して行った。一方でこういった話題性に乗っただけの安易なジョジョネタ乱用が冷ややかに受け取られる事もあるので空気を読むのが大事である。
荒木飛呂彦
本作の作者。出身地である仙台の地名『花京院』が作中のキャラクターに登場したり、第四部で仙台市が舞台と思われる設定が登場している。
ジョジョの連載が長期化し代表作となって以降は、作者自ら「何を書いてもジョジョになる」といくつかのインタビューで発言している。
単行本に顔写真を載せる事が定番化しており、その若々しい姿から歳を取らない、実は吸血鬼などの作中の設定になぞらえたネタ弄りをされる。
擬音
本作は変な擬音が多い事で知られる。
緊張感や威圧感を表す『ゴゴゴゴゴ・・・』『ドドドドド・・・』を始め、『メメタァ』『イジケー』など他作品には見られない個性的な表現が多く用いられている。
ポーズ
本作は変なポーズが多い事で知られる。
腰のひねりや筋肉の隆起、傾いたカメラワークなどを強調する手法が定番になっている。
ジョジョの特徴的なポーズを実際にやってみようと言うインターネット上の古典ギャグを『ジョジョ立ち』と言う。
ジョジョ以外の二次元作品で登場した変なポーズをジョジョ立ちと言う事もある。
台詞
本作は変な口癖や決め台詞が多い事で知られる。特にディオ・ブランドーの『無駄無駄』は部を跨いで使われるため有名。
一方で主人公ジョナサンの決め台詞『ふるえるぞハート、燃え尽きるほどヒート!』は長い割にあんまり使う機会がないなど悪役のそれに比べて影が薄かったりする。
たとえ話や下品な台詞の多さも特徴的。一見知的なのに柄が悪いという二面性を表現したキャラクターが多い。
あとがき
第二部までの単行本に付属していたコーナー。他の漫画家からの応援や読者投稿が紹介されるなどしていた。
『スト様が死んだ』や『大人は嘘つきではないのです』などの有名は発言がここから生まれている。
絵柄
時間と共に移り行く物。
連載が長期に及ぶためたまに画集や新装版で旧キャラクターのイラストを描くと誰これ状態になるのがお約束になっている。
最近に始まった事でもなく、絵柄の変わり始めた四部連載時に発売された初の画集『JOJO6251』の時点でこの傾向は既に現れていた。
特に絵柄の違いが大きく、ファッションで差別化されていないジョナサン、ジョセフの被害が大きい。
ジョジョ
主人公はジョジョの愛称で呼ばれる事になっているが、第三部途中からまったくジョジョと呼ばれていない。
盗用問題
第三部に登場するタロットカードが既成製品の無断使用である事が連載中に発覚、謝罪と差し替えが行われた。
一見個性的なイラストレーションは海外のモダンアートからトレスしている事が度々指摘され、糾弾するまとめサイトが存在する。
ジョジョラー
ジョジョに詳しい事を誇示する人の事。ネタに昇華する訳でもなく知ってる事を垂れ流すだけなので非常にうざい。
ジョジョラーを拗らせると自分の作品解釈が唯一の正解という妄想を抱き、新規読者にあいつらは読解力がない等と見当違いの難癖をつけ始める。
不毛なスタンドの強さ議論が大好き。
リアルにジョジョを語る友達がいないため、わざわざアニメ版の掲示板でネタバレ談義を始めるなど頭のおかしい事も平気で行う。
ジョジョラーは主に自称であり一般にはジョジョ厨と呼ばれる。
【第一部】 ジョナサンジョースター その青春
宿敵ディオとの出会い、成長、対決を描いたシリーズの出発点。開始からほぼコミック一巻分ディオとの日常生活を描くなど人気がなければ即打ち切りのジャンプとしては思い切った構成になっている。ジョジョ一部の頃はすぐ打ち切りになると思ってたぜーという思い出話は定番の古参アピールになっている。
何をするだァー!
愛犬ダニーに暴力を振るうディオに対し激昂のあまり田舎者丸出しになってしまったジョナサンの台詞。単行本化にあたって発生した誤植で連載時点では「何をするんだァー!」と表記されていた。
タルカスとブラフォード
ディオが蘇らせた古代の騎士。作中で史実と絡めた解説がついていたが実在の人物ではない。ジョジョにおける民明書房のような存在。
大人は嘘つきではないのです
ツェペリの子孫に関する設定ミスに対して作者自ら単行本のあとがきで行った謝罪。
当該の設定ミスに関する台詞は単行本で修正していたため、連載版を見ていなければ意味不明だった。
波紋の名前
第一部では波紋を使う状況に応じて違う名前の波紋名を叫んでいたが、二部から無かった事になった。
北斗の拳
第一部の絵柄は北斗の拳をモデルにしていると言われている。
特に対ディオ戦は北斗の拳の対シン戦とまったく同じ構図がある。
当時は『ゴッドサイダー』『魁!!男塾』など絵柄の濃い作品が定期的に連載されていた。
【第二部】 ジョセフジョースター その誇り高き血統
ディオに超常的な力を与えた『石仮面』の創造主、2000年の眠りから醒めた古代生物『柱の男』を巡る戦い。
戦闘潮流
- 第二部に付け直された副題。もうちょっと他に無かったのか。
シュトロハイム
- 奇抜な髪型とやたらテンションの高い台詞で強烈な印象を残したドイツ軍人。
- 初登場時は少々長めの角刈りという程度だったが、早い時期に頭髪が逆立ったような髪型になっていった。
- 髪型や職業の設定が似ているため、ストリートファイター2のガイルの元ネタと思われていたが、スタッフのインタビューによると元ネタは三部のポルナレフだった事が明かされている
サンタナ
- シュトロハイムが名づけた筈なのになぜかカーズ達もサンタナと呼んでいた。
- 必殺技に変なダジャレの別名が付いている。
- 作中でとどめを刺されないまま作者に存在を忘れられてしまったため現在も生存している可能性がある。
あーん、スト様が死んだ
- 単行本あとがき掲載されたイラスト付きの読者投稿文。
- 当時の女性ファンの傾向を表す貴重な資料として度々引き合いに出される。
ストレイツオー
- ストレイツォのTVアニメ版での発音。
【第三部】 空条承太郎 未来への遺産
蘇ったディオを再び倒すため、『スタンド』の能力を使いエジプトに潜むディオを追う。
幽波紋
- スタンドの漢字表記。花京院がわざわざ振り仮名付きでハンカチに書いていたがその後使われる事は無かった。初期の版では幽波絞と誤記されていた。
ハイエロファントエメラルド
- ハイエロファントグリーンの当初の表記。
ジャン・ポール・ポルナレフ
- ポルナレフの当初の表記。
- 後にジャン・ピエール・ポルナレフに改名した。
- 最終決戦に生き残った数少ないキャラだが、後の作品でカタワになったり亀になったり本屋になったり散々な目にあっている。
ウンドゥール
- ンドゥールのTVアニメ版での発音。
ネコドラ君
- シンガポールのTVで放映されていた某ネコ型ロボットに似た番組。
- TVアニメ版では大人の都合で似つかないキャラクターに変更された。
9.11
- トト神のスタンドの漫画に書かれている意味のない文字列。
- アメリカ同時多発テロの日付と偶然一致したため予言などと言われた。
- TVアニメ版では削除された。
スタンドは一人一体
- 三部だけで消えた設定
スタンドはタロットの暗示を持つ
- 三部の途中で無くなった設定。
タンクローリーだッ!
- OVAにおいてロードローラーから演出の都合で変更になった車両。
- OVAを叩きたい原作厨の心の拠り所になっている改変だが、そもそも原作からして唐突なシーンなのでどうでもいい事である。
承り
- 一部のファンの間で使われる承太郎の愛称
【第四部】 東方仗助
連載時点で主人公の名前の後に副題が付かない唯一の部。ネタ切れだったのだろうか。
ダイヤモンドは砕けない
- 後年に付け直された副題。実際のダイヤモンドは簡単に砕けとよく突っ込みが入る。
サザエさん
- 仗助の髪型の俗称、また、自称でもある。
- 実際はあまりサザエさんと似ていないが、「アトムみてーな髪」と評された仗助が自分で口走っている。
- 実際にサザエさんに似た髪型のキャラクターとしては『魁!!男塾』の『松尾鯛雄』が存在する。
パーマン
- 藤子不二雄の漫画作品。
- 間田敏和がパーマンを知らない仗助に対してお前本当に日本人か?と返している。
ドララァッ
- 仗助の口癖。
- 承太郎の「オラオラ」に相当するセリフの筈だが、『ドラえもん』に登場するミニドラと口癖が被っているためいまいち迫力がない。
カリメロ
- 岸辺露伴の変なぎざぎざのついた頭飾り?の事。デザインは異なるが第五部のアバッキオに受け継がれた。
アニメーション作品
OVA
第三部の途中をアニメ化。原作より絵がごつく時代を感じさせる作風。ヴァニラ・アイスにちびまる子ちゃんの友蔵おじいちゃんの人を起用するという衝撃的なキャスティングをしている。変に通ぶったジョジョオタが生まれる前の作品のため俺ジョジョに詳しいんだぜ~と誇示したいだけのにわかに叩かれやすい。
劇場版 ファントム・ブラッド
スピードワゴンが登場しないなど改変が多い。大人の事情でメディア化されていない。
TVアニメ版
尺のためのカットや原作に似てないキャラデザインなど賛否あったが、台詞の忠実さやテンポの良さが評価される事もありセールス的にはヒット作となった。
スターダストクルセイダース
作画は比較的原作に忠実になり尺も十分確保されるという前期と逆の好条件となった。花京院の豆知識や家出少女の設定など追加要素がある。
コンピューターゲーム
ファミコンジャンプ 英雄列伝
ジョジョの奇妙な冒険からジョセフジョースターとサンタナ、エシディシが登場。
太陽に弱いと言う設定から太陽拳でエシディシを倒せる。
ファミコンジャンプII 最強の7人
主人公の一人として空条承太郎が登場。スタンド攻撃はライフを消費する必殺技扱いになっている。
スーパーファミコン版 ジョジョの奇妙な冒険
通称コブラジョジョ。トイレで回復したりポルナレフが本屋になっているなど面白おかしい改変で知られている。
アーケード版 ジョジョの奇妙な冒険
対戦格闘。コンボゲーとしてのバランス調整のためにスタンド能力は原作より大幅に弱体化したり制限付きになっている。ゲームとしては結構ヒットしたのでこれでジョジョを知った人も多い。
PS移植版は本編は劣化移植だが原作再現のおまけモードが付いてプレミアソフトになっている。
二次創作
ワールドヒーローズ
- 機械仕掛けのドイツ軍人、バオー来訪者に似た容姿でディオと名づけられたボスが登場する対戦格闘ゲーム。
ジョジョ立ち教室
ディアボロの大冒険
うろジョジョ
関連事項
週刊少年ジャンプ?
洋楽?
東京モード学園?
ネット用語
ファンロード? - 当時のジョジョオタの数少ない交流の場だったと言われる古のアニメ雑誌。
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