バイエルン、苦しみながらも勝ち点1を獲得 (5/10)
グループCの第1節が各地で行われ、
バイエルンはホーム、アリアンツ・アレーナでの初戦をドローで終えた。
バイエルン 1-1 PSVアイントホーフェン |
【バ】トーニ(後43) |
【P】アフェライ(後21) |
開幕前の記者会見では、
「我々のチームは高いモチベーションを維持している。必ずタイトルを獲得してみせる。」
と豪語していたオットマー・ヒッツフェルトだったが、今日は危うく敗戦の危機だった。
試合は序盤からアウェーのPSVが攻め込む場面が続き、
バイエルンは前半のほとんどの時間帯を自陣で走り回される事となってしまった。
原因は明白。
ホームのバイエルンはアウェーのPSVに比べ、明らかに硬さが目立っていた。
やはり選手たちには重い重圧が掛かっていたのだろう。
ハーフタイムでの指示が効いたのか、後半はバイエルンも徐々にボールを持てるようになってきた。
ミドルレンジからのシュートも積極的に放つその姿勢は、前半とはまるで別のチームかと錯覚させるに十分だった。
しかし前への姿勢が裏目に出たか、バイエルンは失点を喫してしまう。
後半21分、PSVのアタッカー、メンデスが左サイドから上げたクロスを、
中央へ走りこんで来たアフェライがヘッドで流し込み、待望の先制点を挙げた。
PSVにとっては、前半からのパスサッカーが実った形となり、
アフェライはゴール後に、ベンチのフェルホーセンのところへ真っ先に抱きつきに行った。
一方のバイエルンにとっては、チームが機能してきていた時間帯だっただけに、
痛すぎる失点となった。
ここからドイツ王者は猛反撃を開始する。
シュバインシュタイガーが枠を僅かに外れるシュートを放てば、
ポドルスキーはクロスバー直撃のシュートを放った。
さらにFWトーニも前線で体を張ってシュートまで持ち込もうとするが、
PSVのディフェンスは固く、なかなかゴールを割ることは出来ない。
時間は刻々と過ぎて行き、迎えた後半43分。
エルネストソサが出したスルーパスを絶好の位置で受けたトーニは、
ゴールを見るや素早い動きでゴール左隅へシュートを放った。
シュートはそのままゴールへと吸い込まれ、これが値千金の同点弾となった。
終わってみれば試合は1-1のドロー。
バイエルンは苦しみながらも、初戦を落とす事は無かった。
PSVはアウェーで貴重な勝ち点1を獲得する事が出来た。
・・・いや、勝ち点2を取りこぼしたという方が正しいかもしれないが。
今日は両チームとも非常にハイレベルな試合を見せてくれた。
筆者としても、こういった熱い試合を観戦できるのは、参加していて何よりも嬉しいことだ。
もはやどのクラブが優勝しても、私は満足である。
開幕戦はリバプールが勝利 (5/8)
他会場に先立って行われたグループリーグ初戦、
リバプール対アヤックスの一戦は、リバプールが3得点を挙げ快勝を飾った。
リバプール 3-0 アヤックス |
【リ】バベル(前1)、F・トーレス(前39)、ボロニン(前47) |
昨年のUEFA CL決勝で笛を吹いたドイツ人のヘルベルト・ファンデル氏がこの試合の主審を務め、
両チームの選手たちは公平な試合になるであろうことを祈りながら、キックオフを迎えた。
そして試合はいきなり動く。
開始僅か1分、自陣からドリブルで駆け上がったリバプールのバベルが先制ゴールを挙げる。
試合前、記者団に対して「体は軽いから試合が楽しみだよ」と語っていたオランダ代表は、
早速その事実をプレーで証明してみせた。
さらに試合はホームのリバプールペースで進み、迎えた前半39分、
エースストライカーのF.トーレスが追加点を決めた。
前半終了間際の得点に、ホームのサポーターは安堵にも似た歓声を上げ、選手たちを祝福した。
しかし彼らはこのあと待ち受けるビッグサプライズに驚くことになる。
前半ロスタイム、ボロニンが落ち着いて3点目となるゴールを挙げたのだ。
この得点によって試合は決した。
ラファエル・ベニテス監督は選手たちを最大級の賛辞で持て成すことになったが、
一方のアドリー・コステル監督には天を仰ぐ結果となってしまった。
開幕戦は下馬評通り、リバプールの勝利となったが、
アヤックスにとってはアンラッキーな部分が多い試合でもあった。
筆者は今日の試合を見て、この大会がいかにハイレベルなものであるかを実感した。
と同時に、必ずしも”チーム力=強い”という構図にはならないだろうことも断言できる自信を持った。
サッカーの試合には運が付き物である。
今日ツイていなかったアヤックスには、次節でぜひ挽回してもらいたい。
そしてリバプールには、この調子でリーグ突破へ前進してもらいたいと思う。
CCLウイナーズカップ開幕! (5/7)
第一回CCLウイナーズカップが本日開幕を迎えた。
待ちに待ったこの日、会場となったスタジアムには6万人を超えるファンが集結。
開幕式では盛大な催し物が披露され、運営側のこの大会に懸ける意気込みの大きさを垣間見ることが出来た。
開幕戦は明日の午後キックオフとなる。
果たして栄光の初代王者に輝くのはどのクラブとなるのか。
夢あふれる約一ヶ月の戦いが、今スタートした。
大会開幕前Part2 (5/7)
よく間違われるのだが、UEFAが主催するCLとは全くの別物である。
今回が発足後、初めて開催される(第一回)大会であり、注目度の高さもお分かりいただけるだろう。
大会の最高責任者兼、主催者でもある251氏は筆者の取材に対し、
「初めて開くので勿論不安なところもあるが、それよりも期待の方が大きい。
皆さんに楽しんで頂きたいので、私も全力を尽くし、運営に努めるつもりだ。成功させよう。」
と、笑顔で語ってくれた。
それでは最後に、簡単に各組み合わせを見ていこう。
【グループA】
インテル、リバプールが一つ抜け出ているのは確かだが、
アヤックス、セルティックにも大いにチャンスはあるはずだ。
セルティックはディフェンスラインにバルデ、マクマナスと屈強な選手が揃っている。
手堅く守ってカウンター、という戦術がうまくハマれば、下馬評を覆す可能性も高い。
【グループB】
注目はなんといってもバルセロナであろう。
一昨年のUEFA CL覇者でもあり、強力3トップは今年も健在。
フォワードにメッシ、アンリ、エトー、そしてトップ下にロナウヂーニョ。
彼らがどういった”エンターショー”を”魅せて”くれるのか、今から楽しみで仕方ない。
【グループC】
マンチェスターU、バイエルンの強さが際立ってはいるが、PSV、ポルトはダークホースとなりえる。
特にPSVには豊富なタレントが揃っており、前線のアイサティ、ファルファンの攻撃力は脅威である。
ポルトも高い攻撃性のあるチームで、このグループは最後まで展開が読めない。
逆を言えば、死(C)のグループとも言えるだろう。
【グループD】
最後にグループDだが、ここが一番わからない組ではないだろうか。
言うなれば、全チームに一位を獲得する力があるということだ。
筆者一押しはベンフィカ。ルイ・コスタにとっては最後の国際大会となるであろうことから、
彼のプレーには要注目である。
大会開幕前 (5/6)
今年はCL以上の盛り上がりを見せるであろう大会が開かれる
名前はCCLウイナーズカップ(Champion of Champions League)
チャンピオンズリーグで優勝経験のあるチームだけが出られるこの大会
いうなればチャンピオンの中の真のチャンピオンを決める大会だ
参加資格があるチームは21チーム、更にその中でも16チームが大会に参加する
今年はヨーロッパだけではなく世界中のサッカーファンがサッカーに魅了され
そして16チームのサポーターの意地と誇りがぶつかり合う大会になるであろう
※参加チームのチャンピオンズリーグ優勝回数
優勝回数 | 国名 | チーム名 |
9回 | スペイン | レアル・マドリード |
7回 | イタリア | ミラン |
5回 | イングランド | リヴァプール |
4回 | オランダ | アヤックス |
4回 | ドイツ | バイエルン |
2回 | ポルトガル | ベンフィカ |
2回 | イタリア | インテル |
2回 | イングランド | マンチェスター U |
2回 | イタリア | ユヴェントス |
2回 | ポルトガル | ポルト |
2回 | スペイン | バルセロナ |
1回 | スコットランド | セルティック |
1回 | オランダ | フェイエノールト |
1回 | イングランド | アストン・ヴィラ |
1回 | オランダ | PSV |
1回 | フランス | マルセイユ |
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