PBW

Last-modified: 2024-02-18 (日) 00:45:59

 プレイバイウェブ (play by web)の略称。
 商業と個人運営では、同名のジャンルであっても別物といってもいいほど文化が異なる。
 ウィキペディアでPBWの記事で紹介されているものが商業、なりきりの記事で紹介されているものが個人運営、と認識するのが近いだろうか。
 (2016/2/18現在の記事内容。なりきりの記事はあまり充実していない、と思われる)


 一応、ここでは比較的パー速なりきりに近い、個人運営サイトのPBWについて解説する。


 PBWとは基本的にはネットを通じてキャラクターを演じる、ごっこ遊びのようなもの。(この点は商業も同じ)
 多くの場合、特定のサイトにキャラクターを登録した後、サイト内に舞台として配置されたチャットや掲示板で、
 キャラクターとして振舞う台詞を書き込む、または小説の形式で行動を書き込む事で進行する。


 管理者、あるいはその関係者がGMとなって、全体イベントを執り行い展開を進めていく方針も多い。
 多くのサイトには参加者制限が存在し、年齢、性別、PBW経験などで弾かれる事がある。
 腐女子も多い界隈であり、同性愛の有無なども主要な項目となっている。


●パー速なりきり
・スレ内の暗黙の了解や議論に基づいて、緩やかな管理が行われる傾向がある。
・誰がイベントなどスレ全体を引っ張っても良いし、誰も引っ張らない事もある。
・基本的に参加者は選ばない。わりとフリーダム。ただし、空気は読めという扱い。


●個人運営PBW
・管理者が設定した規約に基づいて、厳格な管理が行われる。
・基本的に強い権限を持った中心人物がサイトの展開を主導するし、それが望まれる傾向がある。
・サイトは参加者を選ぶし、参加者もサイトを選ぶ方式。


 このように形式自体は似ていても、雰囲気や印象はかなり違うものになる。使われる用語に至っては、かなり別物。
 匿名板と個人サイトの差によって生まれる違い、であるのかも知れない。
 もちろん、ここに挙げたのは分かり易い一例で、パー速なりきりのような個人運営PBW、またはその逆も存在する。


 PBWには利用する媒体によって、いくつか派生した呼称を使用する事がある。
 主にチャットを使うのが、PBC(play by chat)。これはなりきりチャットとも呼称される。
 主にメールを使うのが、PBM(play by mail)、またはPBeM(play by e-mail)。前者はリアルの郵便を使うものを指す場合がある。
 主に掲示板を使うのが、PBB(play by bbs)、またはPB3(bが三つ存在する事から)。


 パー速なりきりを分類するなら、PBB/PB3が該当するという事になるだろうか。
 意外に双方を行き来している参加者も多いらしい。