FrontPage(子ども携帯 Wiki*)

Last-modified: 2007-12-31 (月) 14:49:47

未成年の子どもに携帯を与える前に読むためのサイトです。既に与えてしまった方も参考にしてください。
このサイトは、子どもと携帯の付き合い方を考える上で、有用と考えられる情報および、考えられるリスクを提供することを目的としています。

目次

お子さんが10代なら

子どもの携帯利用の実態は、自己紹介サイトが出会い系と化していたり、学校別掲示板がいじめの舞台となっていたり、ひたすら暇つぶしに励む等、とにかく親の想像の範囲を超えていることをまずご理解ください。

これだけある、携帯でできてしまうこと

親が携帯についてよく知らない場合、子どもに機種選定を任せて、不適切な機能のついた機種になることが良くあります。どのような機能を子どもに使用させて良いか、あらかじめ考えておきましょう。

  • 音声通話。
  • 文章のみのメール。
    ここまでは、すべての携帯でできることです。それ以外については、携帯電話のサービスを参照してください。

携帯電話の購入時に、店員が「○○サービスを契約してくれたらいくら値引きする」と勧めることがよくあります。そのオプションの機能が子どもに必要かどうか、更に余計な出費を招いたり、トラブルになる可能性がないか、よく検討してください。長期契約サービスや家族割引等ならともかく、説明を聞いてもよくわからないオプションについては、いったん帰宅してお子さんと話し合ったほうが良いでしょう。

携帯電話の割引によく登場するサービスについて、サービスにまとめます。

前払い? 後払い?

普通、携帯料金は後払いですが、前払いで使う携帯もあります。これを「プリペイド携帯」と呼びます。機種が極めて限られるのが難点ですが、使いすぎは避けられます。また前払い分を使いきってしまった場合も、しばらくの間は着信専門電話として使用できます。ウェブは使用できません。

次の二社が、プリペイド携帯を扱っています。DoCoMoは新規ではプリペイドは扱っていません。

  • au(ぷりペイド)
    Eメールは使用できませんが、Cメール(auにのみ短文が送れる)はOKです。
  • ソフトバンク(プリペイドサービス)
    Eメール、SMS(ソフトバンクにのみ短文が送れる)が使用できます。コンビニでも扱っているので入手が容易です。

各携帯電話会社のネット関連の未成年向けサービスについて

下記のサービスはすべて無料ですが、申し込みが必要です。

DoCoMo
もっとも充実しています。
ホワイトリスト方式と、ブラックリスト方式の二種類のURLフィルタリングがあります。
また、夜間のウェブアクセスを禁止する機能がある。
子どものアクセスしたサイトのリストを、保護者が見ることが出来ます。
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/csr/kids/index.html
au
ホワイトリスト方式のURLフィルタリングがあります。
http://www.au.kddi.com/ezweb/service/anshin_access/index.html
Softbank
ブラックリスト方式のURLフィルタリングがあります。
http://mb.softbank.jp/mb/support/safety/web/for_kids.html
Willcom
10月初旬から「有害サイトアクセス制限サービス」を提供予定です。
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2007/09/06/index.html

端末でブロック可能な場合も

auの一部の機種には、不用意な利用を防止する「ティーンズモード」があります。
通話時間や、発信メール数の制限、メール中のURLへのアクセスが制限できます。
(下記機種以外にもあります)
W51CA
W51H
sweets

備考

ネットやコンテンツへのアクセスを防止するには

通話機能以外の通信を防ぐことが出来ます。
詳細は、ネットやコンテンツへのアクセスを防止を参照してください。

個体識別番号とは何か

架空請求の頻出ワード、個体識別番号の解説です。

故障または水没したらどうする

極力、機種変更ではなく、修理する方向で考えましょう。
詳細は故障または水没を参照してください。

機種変更する前に

教育上の配慮から、機種変更を安易にしないことをお勧めします。
詳細は機種変更をどうぞ。

紛失したら

携帯を紛失したら、すぐ携帯電話会社に連絡してください。
詳細は紛失を参照してください。

料金通知について

通話料の通知は必ず、郵送してもらうようにしましょう。印刷物がないと、親子で携帯料金について話しにくくなります。Softbankでは有償サービスとなりますが、申し込んでおきましょう。他の携帯電話会社では郵送してもらわないと割引になります。

お子さんが10歳未満なら

子どもの安全確保のために携帯を使う場合、下記リンクの情報が充実しています。
防犯ブザーや位置情報で子どもを守る(日経ITPro記事)
GPSで子どもの位置を確認できる安心機能が充実(日経ITPro記事)

各携帯電話会社の料金体系の概要

携帯の利用料金は、下記の式に消費税とユニバーサルサービス料を加えたものになります。

(通話基本料金 + 通話料) + (データ通信基本料金 + データ通信料) + コンテンツ利用料金

通話基本料金は必ず発生します。データ通信(メール、ウェブやコンテンツへのアクセス)をしない場合は、データ通信をしない契約ならば、データ通信に関する料金は必要ありません。

子ども向けの通話基本料金プラン

DoCoMo
通話料金の上限を設定することが出来る。中学生以下向けに低料金プランあり。
au
通話料金の上限を設定することが出来る。中学生以下および学生向けに低基本料金の料金プランがあるが、CDMA 1X限定なので、端末がごく限られる。
Softbank
月980円の「ホワイトプラン」がある。この他、ブループラン(DoCoMoの料金プランもどき)およびオレンジプラン(auの料金プランもどき)にそれぞれ、子ども向けプランがある。
Willcom
発信先が三箇所限定なら月1029円の「安心だフォン」がある。通話・パケット共に低料金のプランが多い。通話料金の上限を設定することが出来る(セーフティプラン)。

SoftbankとWillcomは、家族割が使えなくても、基本料金だけならかなり安くなります。
Willcomは他携帯電話会社に比べると、一桁パケット料金が安いのが特徴です。
またWillcomは、魅力的な有料コンテンツが少ないことも、ある意味安心材料でもあります。

データ通信(パケット代)

メールやネット・コンテンツへのアクセス時に、データ通信が発生します。データ通信の利用料金が「パケット代」です。各携帯電話会社とも、割安だったり定額のパケット代のオプションを準備しています。これらのオプションをつけないと、例えば着うたフルを数曲ダウンロードすると、数万円のパケット代が発生します。

データ通信の利用形態によっては、これらのオプションをつけても異常にパケット代が高額になることがあります。高額なパケット代が発生することを俗に、パケ死と呼ぶことがあります。詳細についてはパケ死を参照してください。

スパム(迷惑メール)

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」方式で、頼みもしないのにいろんな知らない相手からメールが来ることがあります。これを「スパム」と呼びます。

スパムの発信元は、どうやってメールアドレスを知るのでしょう。以下の三通りがあります。

  • ランダムに送信する
    人名、英単語等と、適当なドメイン名をくっつけたアドレスを機械的に作成する。
  • インターネットからメールアドレスを収集する
    掲示板やウェブページに書いてある、メールアドレスっぽい文字列を機械的に収集する。
  • メールアドレスの名簿を使う
    メールアドレスを何万と登録した名簿が、ネットで取引されている。元は、上に書いた手口で収集したもの。

スパム業者は、スパムを送信し、エラーメールが帰って来なかったアドレスを「生きているアドレス」として収集します。生きているアドレスのリストは、通常のリストより高値で取引されます。このため、スパムに対して返信すると、「このアドレスは着実に人間が読んでいる」とみなし、更にスパムが増える場合があります。

各携帯電話会社とも、迷惑メール対策の手段を準備していますので、ご利用ください。

しかしながら、スパムを避ける一番の良策は、自分のメールアドレスを掲示板に書き込んだり、ポイント欲しさにあちこちのサービスに登録しないことです。この点、お子さんにもよく理解させましょう。

ペースメーカーを利用されている場合

携帯電話がペースメーカーに与える悪影響は、さほど大きなものではありません。

携帯電話とペースメーカー


管理人: ぷらんたるむ
http://plantarum.at.webry.info/

このページに対するご意見は下記へどうぞ。